フランス文学のおすすめ小説!?ゴンクール賞作品は!?

フランス文学

フランス文学やフランスが舞台になっている小説についてまとめています。

最近人気のフレンチミステリーなどを中心に掲載しました。

世界3大文学賞の1つ、ゴンクール賞を受賞している小説も

フランス文学と有名作家!?

フランス文学で最も権威のある文学賞といえば、ゴンクール賞です。

ゴンクール賞は、ノーベル文学賞、イギリスのブッカー賞と並び、世界3大文学賞の1つと言われています。

ゴンクール賞 受賞作!?

最新の翻訳されているゴンクール賞受賞作は、2017年の「その日の予定――事実にもとづく物語」があります。

第二次大戦前夜、オーストリア併合に至る舞台裏を描いた事実にもとづく物語

2016年受賞作に「ヌヌ ― 完璧なベビーシッター」があります。

 

フランスの有名作家!?

フランス作家は、古くは「三銃士」「モンテ・クリスト伯」を書いたアレクサンドル・デュマが有名です。

また、世界中で最も読まれたフランスの作家は、「レ・ミゼラブル」のヴィクトル・ユゴーと「八十日間世界一周」で知られるジュール・ヴェルヌと言われています。

「ペスト」のアルベール・カミュは、ノーベル文学賞作家です。

ペスト
新潮社
発売日:1969/10/30

ジュール・ヴェルヌに次いでシムノン文学という説があるほど、ジョルジュ・シムノンも評価されているようです。

 

フレンチミステリー!?

 

ピエール・ルメートル

ピエール・ルメートルは、「その女アレックス」が話題になりました。

「このミステリーがすごい!2015年版」第1位「本屋大賞 翻訳小説部門」1位など..

デビュー作「悲しみのイレーヌ」「傷だらけのカミーユ 」などもミステリーランキングのランクイン常連となりました。

2013年に「天国でまた会おう」ゴンクール賞を受賞しています。

最新作に、「われらが痛みの鏡」があります。

 

ギヨーム・ミュッソ

フランスでは、ルメートルよりもギヨーム・ミュッソの方が人気になっているそうです。

現在、フランスで最も売れてる作家で、「ブルックリンの少女」は総売り上げ数が3000万部です。

2作目に、「このミステリがすごい!2021年版」の海外部門で第5位となっている「パリのアパルトマン」があります。

最新作は、「作家の秘められた人生」です。

 

ポール・アルテ

舞台は必ずしもフランスというわけではありませんが、フランス人推理作家のポール・アルテもミステリーファンに人気です。

「金時計」「第4の扉」などがあります。「あやかしの裏通り」は、「2019本格ミステリ・ベスト10」第2位などになっています。

 

その他のフレンチミステリー

「パリ警視庁迷宮捜査班」は、2020年翻訳ミステリー大賞の最終候補作5冊に残りました。

事件以外の箇所がポップな感じで、コミカルサスペンスとも言われています。

シリーズ化されていて、南仏を舞台にした第2作「パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―」も発売されています。

 

フレンチサスペンスの巨匠の「死者の国」もパリを舞台にした最近のミステリー小説です。

「ミステリが読みたい!2020年版」11位 冊子が結構、ぶ厚めです。

 

「念入りに殺された男」は、フランス・ナントの村でペンションを営む主人公のスピード感溢れるサスペンスです。

 

フレンチミステリの古典

ジョルジュ・シムノン

フレンチミステリ、フレンチサスペンスと言えば、ジョルジュ・シムノンの「メグレ警視シリーズ」という人も多いのではないでしょうか。

古典推理の傑作として有名です。「黄色い犬」が最高傑作との声もあります。

 

フランスが舞台の小説

「戦場のアリス」は、戦時中のドイツ占領下のフランス北部が舞台となっています。「2019年本の雑誌社が選ぶ文庫ベスト10」で1位になっています。

凄腕のスパイ網「アリスネットワーク」の実話に基づく歴史小説です。

戦場のアリス
ハーパーコリンズ・ ジャパン
発売日:2019/3/15

現代のパリと100年前のパリを舞台としているのが「彼女たちの部屋」です。

デビュー作の「三つ編み」はフランスで120万部を突破し、ベストセラーとなりました。「三つ編み」は、インドやイタリアやカナダが舞台となっています。

フランス人作家ではなく日本の作家ですが、直木賞作家の佐藤賢一(著)「オクシタニア」は、南仏の異端とされたカタリ派について書かれた名著です。

13世紀フランス南西部、異端の代表とも言われているカタリ派を小説にした歴史傑作小説です。


フランスが舞台の小説 【あらすじ&レビュー】

フランスを舞台にした小説の読了レビューを書きました。

「パリのアパルトマン」 ギヨーム・ミュッソ

パリのアパルトマン3.5

イギリスから来た元刑事、アメリカから来た人気劇作家、この2人が探し見つけた宿泊先がパリのアパルトマンで同じ場所になってしまう。

この家は以前、天才画家の家だった。その故・画家の人生と死んだと言われている息子を辿っていくうちに・・・という話です。

レビュー

普通に読みやすく、まあまあ面白かったです。

ちょっとした文章に現代の話題が入っていて、作家の個性も出ていると感じました。

美術(絵画)関連の話題が多いよ

パリから始まりニューヨークに行き着きますが、パリの街描写や情報も豊富です。

「ヌヌ」に近い社会問題?人間問題?とも言えるテーマを含みつつ。

謎を追うのはそこそこ面白かったですが、ミステリー(謎解き)としては、それ程、面白いとは感じませんでした。

 

「その女アレックス」 ピエール・ルメートル

その女アレックス3.5

史上初の7冠などと騒がれたフレンチミステリーです。

「このミステリーがすごい!2016年版」第1位/「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第1位/「ハヤカワ ミステリマガジン」「ミステリが読みたい!」海外編第1位/「本屋大賞 翻訳小説部門」第1位

レビュー

サスペンス(謎解き)としての面白さより、グロさなどの作家の個性が際立ったミステリーかな!?と思いました。

7冠という評価に期待し過ぎたせいかもしれません。個人的にはあんまりでした。

フランスの街描写や情報も多くなく、サスペンスとしての面白さ(謎解き)なども、それ程面白いとは感じませんでした。

 

「戦場のアリス」 ケイト・クイン

戦場のアリス3.0

実在した女性スパイ「ルイーズ・ド・ベティニ」や「オラドゥール・シュル・グラヌの虐殺」など、史実を絡めた戦争歴史小説

1947年、第2次世界大戦直後の女性主人公(シャーリー)が”いとこ”を探すフランスのロードノベル1915年、第1次世界大戦中のイヴ(女性主人公)の女性スパイとしての活動がカットバックで交互に描かれています。

ドイツ占領下のフランスで、第1次世界大戦時に活動したあまり知られていない女性スパイ組織「アリス・ネットワーク」を題材にしています。

レビュー

普通にまあまあ面白い小説という感じでした。

第1次大戦で活動した女スパイで主人公イヴの活動内容やアリスネットワークのボス、アリスとの出会いが戦時中の世界観を感じました。1947年のフランスのロードノベルとの交互の描写が飽きさせない構成になっています。

ただ、ミステリー要素や謎などがないので、先が気になって止まらないということがなく、普通にいつでも止められるメリハリの無さ(面白さの無さ)を感じなくもなかったです。

650ページの骨太ながら、中身の展開の薄さに「刺激」を感じず、間延び(飽き)を多少感じました。

 

「ヌヌ 完璧なベビーシッター」 レイラ・スリマニ

ヌヌ2.0

ゴンクール賞受賞作

フランスのベビーシッター制度に問題提起を呼びかける小説

レビュー

冊子が薄く、伏線も少ないので、いっき読みができるタイプの小説でした。

舞台はパリの10区。文化度が高く、経済的に恵まれてるボボ(ブルジョワ・ボヘミアン)と呼ばれる人々が好んで住む地区です。

フランスのベビーシッター(ヌヌ)制度の闇が見えるようなミステリ小説で、まあまあでした。ただ、登場人物や世界観が狭いので、物足りなさを感じました。

 

まとめ

フランス文学などフレンチミステリーを中心にまとめました。

フランス文学は、フランスならではの社会構造を反映したブルジョアもの、移民問題、歴史宗教などを題材にした小説が多いように感じます。

 

「イギリス(英国)文学」の記事も書いています。

タイトルとURLをコピーしました