「ラノベを書いてみたい!」とか「小説家になりたい!」と思ったことのある人は多いのではないでしょうか。
小説(ラノベ)は、初心者でも簡単に書くことができます。
そんな小説の書き方を、5つのポイントを挙げてご紹介します。
準備をする
小説を書き始める前に、全体の設定を決める準備をする必要があります。
ジャンルを決める
書き始める前の準備として、ジャンルを決めましょう。
様々なジャンルがあります。
ミステリ、探偵もの、スパイもの、犯罪小説(クライムノヴェル)、ノワール(暗黒)、ホラー、ヒューマンドラマ、青春小説、SF、恋愛、純文学、BL、ライトノベルなど…
何のジャンルを書くのかを決めましょう。
ターゲットを決める
自分の小説を読んでもらうターゲットを想定するようにしましょう。
年齢層は!? 性別は!? 嗜好は!?
など、読んでもらいたい読者のターゲットを決めましょう。
読み手を想像しながら執筆すると、文章も書きやすくなります。
物語を決める
物語を書くには、自己分析をしておくことも大切です。
自分の「強み」は何なのか!?
誰でも探せば1つは絶対にあると思います。
例えば、「アニメに詳しい」とか「歴史が好き」「恋愛ものが好き」「二次創作が得意」など様々あるかと思います。
その詳しい(もしくは好きな)テーマに合わせて物語を決めましょう。
小説を書く時の設定
時代背景や舞台を決める
時代背景と舞台を最初に設定することは大切です。
時代背景はいつなのか? 「戦時中なのか」「未来なのか」など。
どこの国を舞台とするのか? 日本であれば「地方なのか」「都心なのか」など。
それに合わせて調べなければいけないことなども出てきます。
キャラクター設定
キャラクター設定をしましょう。
主人公は、男性か女性かを筆頭に、犯人など登場人物人物を大まかにピックアップします。
小説のスタイルも「一人称にするのか?」「二人称にするのか?」など、キャラクター設定とともに執筆方法も決めます。
全体の構成を決める
最初に、全体の構成を考えましょう。大まかなプロットを考えます。
プロットとは、小説などの枠組み、構成のことを言います。
ストーリーとは区別されますが、細かい文章を書く前に、おおまかなストーリー設定も決めておくといいかもしれません。
用紙やノートに、その全体像を書いておくようにしましょう。
初心者はもちろん、中級者でも「備忘録」は書いているといいます。
起→承→転→結
全体の構成を考えるうえで大切なのが、「起・承・転・結」です。
おおまかな「起・承・転・結」を設定しましょう。
① 起
物語の始まりから、登場人物の紹介、時代背景、舞台などの読者を引き込むためにも大切な出だし部分となります。
② 承
物語が進む箇所です。これから起こる様々な展開に向けて伏線などを張ります。
③ 転
大きく物語りが進む箇所となります。小説の中での大きな出来事が起こる部分となります。
④ 結
最終段階として、謎や伏線の回収を行います。エンディングに向けて、今までの全ての物語の説明を書くことになります。
文章の書き方のルール!?
初心者の方でも簡単に文章が書ける最低限のルールのようなものをご紹介します。
文章を書く時に、注意しておきたい要素です。
「5W1H」とは、6つの英単語の頭文字からきています。
読者に物語をわかりやすく伝えるために必要な状況説明となります。
- 「Who」=誰が
- 「What」=何を
- 「When」=いつ
- 「Where」=どこで
- 「Why」=どうして
- 「How」=どのように
この手法は、殆どの作家が活用している基本です。
順番はどのような形でも構いませんが、物事(ストーリー)をわかりやすく適切に伝えるために欠かせない要素となります。
「、」が読点(とうてん)で、「。」が句点(くてん)です。
文章を区切る時に「、」を使い、文章を締めくくる時に「。」を使います。
「、」の使い方には気をつけましょう。
「、」が多すぎては不自然ですし、少なすぎても文章が読みにくくなります。
また、セリフが終わる時には「。」句点を入れないようにしましょう。
例えば、「小説を書く。」とか「小説を書く」。とするのは不自然です。
「小説を書く」で締めくくりましょう。
接続詞は、言葉と言葉をつなぐ重要なものです。
接続詞がしっかり使えてないと言葉使いがおかしくなり、読み手に不自然さを与えてしまいます。
「~で」「~に」「~を」「~は」といったものがあります。
言葉と言葉をつなぐ接続詞が不自然にならないように注意して下さい。
二重表現とは、重複した意味の言葉を使ってしまうことを言います。
例えば、「歓喜に喜ぶ」とか、「腰痛が痛い」といった表現が挙げられます。
こういった言葉使いには気をつけましょう。初心者の方に特にありがちなミスとなります。
各段落の行頭は一文字分、空けるようにしましょう。
文章を書きたいままに書いていると箇条書きのようになってしまい、読者の方が読みずらい文章になってしまいます。
物語(ストーリー)の区切りのよいところで段落をつけ、一文字分空白を空けるようにしましょう。
小説を書く時に注意すること
特に初心者の方が、小説を書く時に意識して癖にしておきたい要素を記載します。
小説(文章)が完成したら、読み返すことを忘れないようにしましょう。
1人で創作していると、思い込みから読み進めてしまうことがあります。
そのため、何度も全部を読み返すようにしましょう。
作業終了後の最後にも読み返すようにしましょう。
初心者、中級者に関わらず、備忘録をつけることは重要です。
小説を書いている途中に、自分自身が混乱しないようにこまめにメモするようにしましょう。
キャラクターの性格や名前、物語りの設定などの備忘録をつけることが大切です。
デジタル媒体を使用して小説を書いている人は、バックアップをこまめに撮りましょう。
パソコンの保存はもちろん、ハードディスクが壊れた時のために、USBなどにこまめに保存しておくことをおすすめします。
せっかく膨大な時間と労力をかけた小説が、パソコンのせいで消えてしまうといったことのないように注意が必要です。
小説投稿サイトに投稿する
小説が完成したら、小説投稿サイトに投稿しましょう。
小説投稿サイトは多くありますが、PVの多い有名なサイトへの登録がおすすめです。
「小説家になろう」への登録は必須と言えます。
多くの読者の目に止まるチャンスがあり、ブックマークなどのポイントが貯まるチャンスも増えます。
そこから、書籍化やアニメ化などの可能性が出てきます。
おわりに
あまり難しく考えすぎると筆が進まなくなってしまうので、最初は短編集のようなものから始めるという方法もあります。
ライトノベルなどを書く場合は、読者に共感してもらえるような青春系がおすすめと言われています。
おすすめのジャンルは、恋愛系が定番と言われています。
作品が完成したら、小説家になろうなどに投稿してみましょう。