イギリスのノーベル文学賞作家は何人!?英国ミステリーなど

イギリスミステリ

イギリスの作家や文学賞などについてまとめてみました。

イギリスで出版された小説の読了レビューも書いています。

イギリス文学にご興味のある方は見て頂けたらと思います。

イギリスのノーベル文学賞作家は!?

イギリスの有名なノーベル文学賞作家をご紹介します。

1953年、有名政治家のウィンストン・チャーチルが受賞しています。

1983年には、「蠅の王」「後継者たち」ウィリアム・ゴールディングが受賞しています。

蠅の王
早川書房
発売日:2017/4/20

カリブ海のトリニダード・トバゴの街を題材にした「ミゲル・ストリート」V・S・ナイポールなどもいます。

最近では、2017年に受賞したカズオ・イシグロがいます。

イギリスのノーベル賞作家は、全部で11人います。

 

イギリスの文学賞には何がある!?

イギリスの主要な文学賞を簡単にご紹介します。

ブッカー賞

イギリスで最も権威がある文学賞で、世界的な評価も高い賞です。

ノーベル文学賞、ゴンクール賞(フランス)と並び、世界3大文学賞ともいわれています。

その年に発表された最も優れた長編小説に贈られます。

 

英国推理作家協会(CWA)賞

英国推理作家協会により、その年にイギリスで出版された推理小説から選ばれる文学賞です。

イギリスで出版された英語作品が選考対象となります。

CWA賞の部門の1つに、ゴールド・ダガー賞やインターナショナル・ダガー賞などがあります。

 

アーサー・C・クラーク賞

イギリスで最も名誉あるSF賞といわれる文学賞です。

SF小説の文学賞となります。

「2001年宇宙の旅」の著者の名前がつけられた賞となっています。

 

英国幻想文学大賞

英国幻想文学協会が主催する文学賞です。

主に、ファンタジー、ホラー、SF作品などを対象とした賞です。



イギリス作家の小説 【あらすじ&レビュー】

イギリスが舞台になっている小説は多すぎて書ききれないので、最近の小説からピックアップして記載しました。

「日の名残り」 カズオ・イシグロ(著)

日の名残り5.0

ノーベル賞作家の名作

イギリスで最も権威のあるブッカー賞受賞作品

執事が短い旅に出て様々な思い出を振り返ります。
旅をしながら自分の執事人生を回顧し、執事職について語っています。
イギリスの伝統的な貴族、執事の美徳などの価値観がわかります。

レビュー

単純に面白かったです。また、文学的な小説だとも思いました。

さすがはノーベル文学賞受賞作家の作品という感じでした。

丁寧な言葉使いと文章が文学的なのも大変良かったです。

物語として単純に面白いですが、2つの大戦に挟まれた時代背景やヴェルサイユ条約、反ユダヤ主義など深いテーマについての勉強にもなりました。

英国の伝統的な貴族とそれに遣える執事職とはどういうものかがわかります。恋愛的な物語もあり、哀愁のある作品でした。

古き良き”格式と品格”が漂うような小説で、読んで良かったと思います。

英国文学の傑作と言われるのが少しわかったような気がします。

 

最新作「クララとお日さま」も発売されています。

ノーベル文学賞受賞後、第一作となります。

他にも、「わたしを離さないで」などがあります。

賛否分かれがちですが、なにかジョージ・オーウェルのような感じもあり、個人的には好きな作品でした。

 

「ストーンサークルの殺人」 M・W・クレイヴン(著)

ストーンコールドの殺人3.5

2019年英国推理作家協会賞 ゴールド・ダガー賞受賞

ストーンサークルなどで殺される5人の連続殺人の犯人は誰か!?その繋がりは!?26年前に何があった?というストーリーです。

レビュー

「推理小説(ミステリー)を読んでるなぁ」と感じるミステリー小説でした。

文の書き方も、ミステリ好きの読者に「面白い」と感じさせる書き方なのではないかと思いました。

キャラクターも立っていて、個性ある分析官と主人公のタッグが良かったです。

3分の1過ぎたあたりから、26年前の出来事が少しずつわかってきて面白く、容疑者も何人か絞れそうでわからないという展開です。

そして、意外過ぎる犯人にドキッと驚きもありました。

犯人がわかってから動機の説明が冗長に感じなくもなかったですが、共犯者の存在など、それなりに楽しめました。

 

「カササギ殺人事件」 アンソニー・ホロヴィッツ(著)

カササギ殺人事件3.0

2019年版の各種ミステリー大賞第1位を独占した英国ミステリー

1946年の終戦直後のイギリス、准男爵の屋敷で家政婦が殺され、准男爵も殺される。アラン・コンウェイという作家の小説の結末の文章を探して、現代の女性が奔走する。准男爵を殺したのは誰か・・アラン・コンウェイを殺したのは誰か・・
レビュー

上巻と下巻の世界観が違い、新鮮な小説のスタイルでした。

上巻では、1946年の時代のミステリで、下巻は、現代の出版社の女性がその物語の結末を現代の人間関係と重ねながら探し回るという内容です。

上巻で、准男爵など「英国ミステリーらしいなぁ」とか思ってたら、下巻に入ってビックリ。現代の(クローヴァーリーフ・ブックスという出版社の編集者が語り出します。

途中で終わって元の物語(世界観)に戻るかと思いきや戻らず、構成が入れ子になっていました。

アランコンウェイという作家が書いたカササギ事件の結末の原稿を探しまわります。

フーダニットの中にフーダニットがある入れ子構造の小説です。

各種ミステリランキングの1位を軒並み独占していたので期待しましたが、個人的にはあんまりでした。(星数はあくまで主観です)

物語はまあまあ面白いですが、歴史背景、ポリティカル要素(政治的な部分)、街描写など情緒が殆どないので、冗長に感じなくもなかったです。

 

おわりに

イギリスのノーベル文学賞作家などについてまとめました。

ブッカー賞など、イギリスには有名な文学賞があります。

英国ミステリーも豊富で、警察小説やスパイ小説も数多くあります。

イギリス秘密情報部(MI6)の存在がより面白い小説を生み出している理由かもしれません。

 

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