ハワイ旅行や観光の前に読んでおきたいハワイ関連の小説を5冊ご紹介します。
ハワイを舞台にした小説は、あまり多くありません。
そんな中、数少ないオアフ島やハワイ島がテーマになっている小説をいくつか見つけました。
ハワイの文学って!?
ハワイの文学は、当然、アメリカ文学となります。
ハワイ文学とは言わず、アメリカ小説の括りになります。
ご存知の通り、ハワイはアメリカ合衆国50州の中で最後に加盟した州です。
文学なども独自の著作がもっとあるのかと思い、数年探して来ましたが、翻訳されている小説は多くないようです。
ハワイ(オアフ島)が舞台の小説
ハワイ(オアフ島)を舞台にした小説は、現在のところ、この程度しかありません。
「マイクロワールド」 マイクル・クライトン(著)
ハイテク企業によって小さい体にされた学生達が、密林に放り込まれてどうなってしまう・・!?昆虫系のミクロな世界の話となっています。オアフ島の描写や情報などがあります。巨大なアリやハチなどの昆虫系の話が苦手でなければ、ハワイの大自然を感じることはできます。
「ハワイ暗黒殺人」 ロバート・ウォーカー(著)
オアフ島の有名な観光スポット「潮吹き穴」から人間の腕が吹き上げられる。ホノルルで若い女性の失踪が相次いでいる。南国の楽園ハワイで休暇を楽しむはずだった検死官の主人公が事件に巻き込まれていく・・・という内容です。途中までしか読んでいませんが、オアフ島の雰囲気は味わうことができます。
「鍵のない家」~ ハワイ資産家殺人事件 ~ E・D・ビガーズ(著)
1925年発表のの探偵小説です。ホノルルの資産家がワイキキビーチの豪邸で殺害され、刑事が謎を紐解くという展開です。ハワイの情景描写などがあります。古き良き時代のハワイを感じることのできる小説です。ワイキキの高級ホテルの人気バーの名前の由来にもなっているそうです。
ハワイ島(ビッグアイランド)が舞台の小説!?
ハワイ諸島の中で最も大きく、自然豊かなハワイ島が舞台の小説です。
「エデンの炎」 ダン・シモンズ(著)
ハワイ島でのリゾート開発が地下に封じ込められた神々を解き放つというカルトホラーちっくな話です。ハワイ島の火山、大地や地のエネルギー、古来の神の宗教など、雰囲気(風)は感じることのできる小説でした。ただ、マーク・トウェインの手記などが間にちょくちょく入り、多少読みにくい小説ではあります。
ハワイ島が舞台のミステリー《 読了レビュー 》
ハワイ島ミステリーの読了レビューを記載しました。
「ホテル・ピーベリー」 近藤 史恵(著)
ハワイ島のヒロ周辺を舞台にした旅行記のようなミステリーでした。
ハワイ島で日本人が経営する宿に宿泊することになります。そこで起こるミステリーです。そのため、出てくるのは全員日本人です。
レビュー
ミステリーとしてもそこそこ面白かったです。
ハワイ島の民宿(ペンション)に滞在する非日常の時の雰囲気のようなものも少し感じました。
また、ハワイ島の豆知識や天候、風土などについても描かれています。
「世界の13の気候区のうち、11がハワイ島にある」
「ピーベリーは実の中でひとりぼっちで眠る希少な豆」
といったハワイ島やコーヒーの雑学が「旅行や観光にも参考になるかな!?」と思いました。
翻訳はまだされておらず日本語ではないので洋書ですが、「チャイナ・メン」などの良作で知られるマキシーン・ホン・キングストンが「ハワイのある夏」を発刊しています。
「タヒチが舞台の海洋冒険小説の隠れた傑作」の記事も書いています。
「アメリカが舞台の小説」の記事も書いています。