【海洋冒険小説】人気海洋ミステリから名作、古典|ocean adventure novel

海洋冒険ミステリ

《海洋冒険小説まとめ》

海洋ミステリや船上ミステリを中心に、海洋冒険小説をまとめています。

古典的な有名海洋冒険小説から隠れた名作、マンガまで掲載しています。

海洋冒険小説の名作!?

「ロード・ジム」 ジョゼフ・コンラッド (著)

ロード・ジム
河出書房新社
発売日:2021/3/8

世界の海で繰り広げられるスケールの大きい「冒険海洋小説」

コンラッドの代表作であり、名作と言われている1冊です。

主人公ジムの闘う相手は自分自身。。葛藤の物語

 

2022年4月には初訳となる「放浪者 あるいは海賊ペロル」も発売されています。

 

「南海物語」 ジャック・ロンドン(著)

南太平洋が舞台の短編集

作家自身の南太平洋での航海の体験なども取り入れられている。

南の海での冒険とユーモア、恐怖など..

 

近年の海洋冒険小説

「パイの物語」 ヤン・マーテル(著)

2002年度【ブッカー賞】受賞作

1977年、インドのマドラス(インドの都市チェンナイの旧称)からカナダのモントリオールへ出航した日本の貨物船が沈没する。

たった1艇の救命ボートには、16歳の主人公。残りはベンガル虎、ハイエナ、オランウータン、シマウマ。

わずかな非常食と水で1人と4頭のサバイバル漂流が始まった!?・・

 

「船乗りサムボディ最後の船旅」 ジョン・バース(著)

現代版シンドバッドの物語

現代アメリカから中世バグダッドへ漂着した主人公。

宴会の席で、お互いの6つの航海譚を競い合う。

 

「メドゥーサ」 E・H・ヴィシャック(著)

怪奇幻想小説からの海洋奇譚

父を亡くした孤独な少年は、船主ハクスタブルと共に船出する。

目指す海域には何が!?・・

 

「少女と少年と海の物語」 クリス・ヴィック(著)

カーネギー賞最終候補作

漂流する少女と少年の海洋冒険小説

ヨットが転覆し、漂流していた英国の少年は、同じく漂流していた1人の少女と出会う。鯨やサメ、ウミガメなどの自然の脅威が次々に押し寄せるが、次第に2人は心を通わせる。。

死の危険が迫る極限状態の中、ベルベル人の少女の語る物語が少年の心を救う!?・・

 

「マンハッタン・ビーチ」 ジェニファー・イーガン (著)

海を舞台に人々の生き様を描く海洋エンタメ

女性の潜水士が珍しい時代の1人の女性の生き様を描く。

第二次大戦期のニューヨーク。潜水士を志すアナ・ケリガンは、マンハッタン・ビーチ近くの屋敷の主に会う。

このイタリア系ギャングの大物デクスター・スタイルズと父親エディ、アナの3人の物語が始まる。

 

「タイタニックを引き揚げろ」 クライブ・カッスラー(著)

日本冒険小説大賞受賞作

ダイナミックな海洋冒険小説

タイタニック号に積まれた貴重な物質を調査する冒険要素満載の1冊。

 

「シナモンとガンパウダー」 イーライ・ブラウン(著)

海賊冒険×お料理小説

1819年のイギリス。雇い主を海賊団に殺され、海賊船に拉致された料理人。女船長から「命が惜しければ最高の料理を作れ!」と脅される。。そのうち、フランス人科学者率いる敵船に海賊船が襲われるが!?・・

 

「白鯨 MOBY-DICK」 夢枕 獏 (著)

「神々の山嶺」「陰陽師」で知られる作家、夢枕獏による海洋冒険小説

不朽の名作「白鯨」の捕鯨船にジョン万次郎が乗っていたら!?・・

史実も織り込みながらジョン万次郎の視点で進む白鯨版の傑作

 

「海狼伝」 白石 一郎(著)

海狼伝
文藝春秋
発売日:2015/12/4

日本海洋冒険小説の第1人者とも言われる作家の小説

戦国時代終盤、対馬の青年が海賊へと成長する壮大なドラマ。

瀬戸内海を根城とする村上水軍の将の息子は、海の狼へと成長していった!?・・

 

「コーリング・ユー」 永原 皓(著)

第34回(2021年)小説すばる新人賞受賞作

海洋研究所に勤めるイーサンと飼育員ノアのもとに、国際バイオ企業から依頼が舞い込む。

シャチを訓練して、世界環境を救うかもしれない微生物を回収してほしいとのこと。

イーサンは、ミッション終了後にシャチを故郷の海に帰すことを決意するが!?・・

 

「村上海賊の娘」 和田 竜(著)

2014年度【本屋大賞】受賞作

史実に基づく歴史長編小説。

戦国時代、村上水軍の当主の娘・景を描いた海賊物語。

織田信長をも震え上がらせた女性海賊、景のキャラクターが良い作品。



海洋冒険ミステリ

「名探偵と海の悪魔」 スチュアート・タートン(著)

英国推理作家協会スチール・ダガー賞候補

2022年2月発売の「本格海洋ミステリ」

2020本格ミステリ・ベスト10で第2位を獲得した「イヴリン嬢は七回殺される」でデビューした作家の第2作目

年間ベストに挙げる人もいるほど評価の高い1冊です。

17世紀、バタヴィア(インドネシアの首都ジャカルタ)からオランダへ向かう東インド会社の帆船。航海中に起こる様々な怪事件は悪魔の呪い!?・・

 

「乗客ナンバー23の消失」 セバスチャン・フィツェック(著)

ハヤカワ「ミステリーが読みたい!2019年版【海外編】第3位

ドイツ人作家による海上ミステリーデビュー作

伏線が多く、先の読めない航海ミステリ。ニューヨークまでの逃げ場のない豪華客船内での殺人事件・・

ドイツのページに読了レビューも記載しています。

 

「海賊モア船長の遍歴」 多島 斗志之(著)

世界の海を又にかけた本格海洋冒険ロマン

世界史も絡め、地理と歴史も勉強になる1冊。キャプテン・キッドなど、実在の人物も。

17世紀末のイギリス。海賊討伐の船員として雇われた主人公は、船長ジェームス・モアと大海原を航海するが!?・・

当時の海賊の様子も手にとるようにわかり、テンポの良い展開。

「海賊モア船長の遍歴」の続編「海賊モア船長の憂鬱」もあります。

海賊モア船長の憂鬱
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2009/8/25

 

「タイタニック号の殺人」 マックス・アラン・コリンズ(著)

タイタニック号の華やかな社交の場で起こるミステリ

登場人物全員が実在の乗員乗客!

1912年4月、「運命の日」前夜の船上で殺人事件が起こる。推理作家フットレルは事件解決に調査を始めるが!?・・

 

「レッドオクトーバーを追え」 トム・クランシー(著)

トム・クランシーの最高傑作

ハイテクを盛り込んだ海洋軍事冒険小説

1980年代、ソ連新型潜水艦をめぐり、大西洋上で展開される米英ソの争奪戦。

緻密に構築されたストーリー展開、時代ならではの米ソの交錯する思惑。

 

隠れた名作!?

「北氷洋」 イアン・マグワイア(著)

2016年度【ブッカー賞】候補作

北氷洋(北極海)を目指す、むき出しの暴力性と圧倒的な筆力のサバイバル・サスペンス

19世紀半ば、英国から捕鯨船で北極を目指すヴォランティア号。乗組員は、アヘン中毒、凶暴者など曲者ばかり。やがて船内で殺人が起こるが!?・・

若き日のアーサー・コナン・ドイルも登場!?

 

「引き潮」 R・L・スティーヴンスン(著) L・オズボーン(著)

引き潮
国書刊行会
発売日:2017/8/17

「宝島」で知られる文豪の隠れた名作とも言われる海洋冒険小説

コナン・ドイル、チェスタトン、ボルヘスも愛読した知られざる名作。

タヒチ周辺を舞台に食い詰めた3人の男がトラブルに巻き込まれていく!?・・

明るい話ではないにも関わらず、読後感は悪くない。

タヒチのページに読了レビューも記載しています。

 

古典の名作タイトル

「白鯨」ハーマン・メルヴィル (著)

白鯨
岩波書店
発売日:2004/8/19

海洋冒険小説の不朽の名作

情景描写や心理描写も優れている小説

船乗りのイシュメールは、宿屋で意気投合したクィークェグと捕鯨船に乗り込む。

そこには、様々な人種のキャラクターがいる。乗組員達の航海は壮絶なものとなる!?・・

 

「海底二万里」 ジュール・ヴェルヌ(著)

海洋冒険小説の傑作古典

1866年、大西洋に謎の巨大生物が現れる。

アロナクス教授はその正体を暴くため、使用人と共に、高速フリゲート艦に乗り込む。 思わぬたびの始まりとも知らずに・・

 

「宝島」 ロバート・L. スティーヴンソン (著)

宝島
岩波書店
発売日:2000/10/18

海洋冒険小説の古典的名作

イギリス港町の宿屋の息子が地図を頼りに宝が埋められているという孤島を目指し出帆するが、海賊の残党が!?・・

 

海洋冒険マンガ

「ダンピアのおいしい冒険」 トマトスープ(著)

【ウェブマンガ総選挙2020】 第4位

実在した航海士、ウィリアム・ダンピアの冒険を描いた海洋歴史冒険飯まんが

17世紀、英国の海賊船に乗り込んだ探検家・ダンピア。様々な寄港地で変わった食材を食べる方法を思いつくが!?・・

章の間には、マメ知識になる歴史事実の記載も。

 

「ドリトル先生航海記」 ヒュー・ロフティング(著)

ニューベリー賞受賞

イギリスの名作。動物と話せるお医者さんのドリトル。

ある日、うかぶ島クモザル島で、友達の大博物学者が行方不明になります。助手のトミー少年と動物達を連れ、クモザル島へ向かうが!?・・



「名探偵と海の悪魔」あらすじ&レビュー

名探偵と海の悪魔4.5

17世紀、オランダ東インド会社のザーンダム号の航行中に起きる怪事件!? 出航前から起きる不吉な事件と次々に起きる事件は悪魔の仕業!?過去の出来事も絡めながら進む本格海洋ミステリ小説

レビュー

骨太の本格ミステリという感じで面白かったです。

航行中の怪事件を起こす悪魔の正体や<愚物>と言われる積荷の中身など多くの謎があり、グイグイ引き込まれます。

17世紀初頭の魔女狩り最盛期など、村八分や不信の感覚が根強い時代背景や過去の出来事も絡めつつ。

《17人会》とは、オランダ東インド会社の最高議会で、世界的にも最も権力があったらしい..

オランダ東インド会社でのそれぞれの立場や豊富なキャラクターと共に、悪魔の正体が全くわからない感じです。

プロットが緻密で飽きさせない展開でした。

名探偵と海の悪魔

客室の位置など、船体のどの箇所で事件が起きているかわかる挿絵があります。

後半になってくると先が気になる怒濤の展開となります。

悪魔の正体も意外性があり、ミステリとしても海洋冒険小説としても、ちょっとした歴史系小説としてもおすすめだと感じました。

 

「海神の島」などの海洋小説も掲載しています。

 

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