ウクライナが舞台の小説|キエフやリヴィウ出身の作家(Novels set in the Ukraine)

ウクライナ小説

東欧(東ヨーロッパ)文学としてウクライナの小説をまとめました。

ウクライナ出身の有名作家は少なくありません。

首都キエフや戦乱に巻き込まれてきた西部の都市リヴィウなど、ロシア帝国期の名作や短編集も掲載しています。

ウクライナが舞台の小説

「ペンギンの憂鬱」 アンドレイ・クルコフ(著)

ウクライナの国民的作家による不条理な物語

ソ連崩壊後のウクライナの首都キエフ。売れない小説家の主人公はペンギンと暮らす。

新聞の死亡記事を書く仕事を始めた矢先、不穏な出来事が次々と起こり始めるが!?・・

 

「悪魔の選択」 フレデリック・フォーサイス(著)

軍事ミステリーの巨匠フレデリック・フォーサイスの重厚な小説です。

1980年前半のソ連を中心とした世界、ウクライナのレジスタンス活動家などウクライナの悲惨な歴史も詰め込まれた1冊

ウクライナの小麦畑など戦略物資となりえる穀物。ソ連の穀物不足が絡んだ冷戦時代の骨太諜報軍事ミステリ

 

「戦争は女の顔をしていない」 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(著)

ウクライナ生まれのノーベル文学賞作家による戦争もの名作

第2次世界大戦で100万人を超える女性が従軍したソ連。

軍医や看護師としてだけでなく、武器を手にして戦った。しかし、戦後は世間から白い目で見られる。。

500人以上の従軍女性からの聞き取りで見える戦争の真実とは!?・・

 

「現代ウクライナ短編集」 オリガ・ホメンコ(著)

現代ウクライナの雰囲気を感じられる短編集

ヨーロッパの穀倉といわれる豊かな大地、民族独立、様々な歴史が浮かびあがってくるウクライナの人々の暮らし。

 

「鳴かずのカッコウ」 手嶋 龍一(著)

著者11年ぶりの新作

ある日、ジョギング中に目にした看板から国際諜報戦線に!?・・

中国・北朝鮮・ウクライナの組織が入り乱れたスパイエンターテイメント

 

「ウクライナから愛をこめて」 オリガ・ホメンコ(著)

ウクライナの首都キエフ生まれの著者のエッセイ

日本に留学した経験から日本語で綴る。

ウクライナの歴史、第二次大戦とソ連による支配。様々なウクライナ史や社会情勢も伺えることが出来ます。

 

ウクライナの情勢もかいま見れる小説

ソ連とウクライナの関係性などを表す記述も出てくる小説です。

2022年本屋大賞など受賞し、戦争の悲惨さや理不尽さを伝えるタイムリーな1冊です。



ドキュメント

「戦争日記 : 鉛筆1本で描いたウクライナのある家族の日々」 オリガ・グレベンニク(著)

ウクライナの絵本作家が侵攻直後から描いた戦禍ドキュメンタリー

2022年2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻した日からマンションの地下室で避難生活を始め、ハリコフ(ハルキウ)から西部の街リヴォフ(リヴィウ)を経てブルガリアまで逃れていく過程を綴る。

戦争で破壊された日常、別れた家族、恐怖との戦い・・

NHK「おはよう日本」でも紹介されたドキュメント。

 

ウクライナ出身の作家

ウクライナをテーマにしている小説からは少しそれますが、ウクライナ出身の作家による作品もいくつかあります。

「ウクライナ日記 国民的作家が綴った祖国激動の155日」 アンドレイ・クルコフ(著)

「ペンギンの憂鬱」のクルコフが綴った「マイダン革命」後、半年間の記録と考察の日記

2013年ウクライナの首都キエフ、プーチンに対し反政府デモが発生。全土に拡大したこの革命は何故!?・・

プーチンによるウクライナのEU加盟への阻止などもよくわかる1冊。

池上彰氏によるウクライナ解説付。

 

「ソラリス」で有名なSF作家スタニスワフ・レムは、旧ポーランド領ルヴフ(現在ウクライナ領リヴィウ)に生まれました。

地球の平和
国書刊行会
発売日:2021/12/27

 

また、ロシア帝国出身の作家としてゴーゴリブルガーコフもいます。「巨匠とマルガリータ」で有名なブルガーコフは、ロシア帝国支配下のウクライナの首都キエフに生まれました。

 

第6回(2020)日本翻訳大賞を受賞している「アカシアは花咲く―モンタージュ」は、オーストリア領ガリツィア(現ウクライナ西部)に生まれたユダヤ人のデボラ・フォーゲルの短編集です。

内容は詩的な文学作品でウクライナとの関連性はありませんが、後半30ページ程のデボラ・フォーゲル(作家)の履歴を通して、ウクライナの歴史も多少わかります。

著者は、独立ポーランド領の中心都市リヴィウで教職にも就いていました。

 

ロシア(旧ソ連)が舞台の13冊|ミステリー、スパイ、警察小説など

 

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