【華文ミステリ】おすすめ10冊|中国の推理小説が人気

華文ミステリ小説

華文ミステリというジャンルが勢いがあります。

中国(中華)のミステリ小説の評判が高く、翻訳小説も増えています。

そんな、中国作家による華文ミステリ小説をまとめました。

華文ミステリ作家の作品一覧

周 浩暉

邪悪催眠師
ハーパーコリンズ・ジャパン
発売日:2022/8/24

最新作「邪悪催眠師」が、2022年8月24日に発売されました。

「死亡通知書 暗黒者」の前日譚となります。

本書によると3部作になるそうで、第2弾が2023年夏に発売されます。

 

「死亡通知書 暗黒者」は、華文ミステリーの最高峰とも言われ、高い評価を受けました。

このミステリがすごい!2021年版【海外部門】第4位

中国でシリーズ累計120万部突破、ドラマ版は24億回再生されています。

 

陳 浩基

華文ミステリの火付け役とも言われている香港警察を取り上げた1冊です。

香港の歴史や文化はもちろん、街描写なども豊富なので、香港旅行を計画されている人にもおすすめの警察小説です。

 

著者の「ディオゲネス変奏曲」は、「このミステリがすごい!2020版」で第5位にランクインしています。

最新作「網内人」は2020年各種ミステリランキングでベスト10入り。

網内人
文藝春秋
発売日:2020/9/28

 

陸 秋槎

《本屋大賞》翻訳小説部門第2位にもなっている「雪が白いとき、かつそのときに限り」があります。 中国現代物ミステリです。

2000年以上前の”前漢時代”の中国を扱ったミステリーに「元年春之祭」があります。「このミステリーがすごい! 2019年版」で第4位となっています。

 

最新作に、「文学少女対数学少女」があります。

本格青春ミステリです。全4篇の連作集

 

その他の華文ミステリ

「辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿」 莫理斯 (トレヴァー・モリス)(著)

香港が舞台のミステリ歴史小説

清朝末期の香港を舞台に、中国人の福邇(フー・アル)と華笙(ホア・ション)が事件を解決していく・・

1880年代の香港の描写や歴史もわかるホームズ・パスティーシュ作品

シャーロッキアンにもおすすめの華文ミステリです。

 

「悪童たち」 紫金陳(著)

悪童たち
早川書房
発売日:2021/7/14

ノワールミステリー

次世代中国作家の代表作。2021年夏に発売の華文ミステリーです。

少年少女を主人公に、サスペンスの展開にハラハラしながら読める1冊。

衝撃のラストが待ち受ける!?・・

 

「大唐泥犁獄」 陳漸(著)

唐の時代を舞台にした時代ミステリの傑作

大唐の第二代皇帝に即位した李世民の治世。旅の僧・玄奘と従者の波羅葉は、霍邑県を訪ねた際、県令郭宰の屋敷の女中から「県令夫人を祟る悪鬼を祓ってほしい」と申し出られる。。

しかし、対面後、夫人は「今すぐ霍邑から立ち去れと」言い出す。その夜から相次ぐ怪現象と襲撃がくり返されるが!?・・

 

「黄」 雷 鈞(著)

黄
文藝春秋
発売日:2019/7/24

「このミステリがすごい!2020版」の第16位にランクイン

「中国の孤児院で育ち、ドイツ人富豪の養子になった盲目の青年が、推理力に長けていて、中国文明発祥の地である黄土高原に向かうが…」というあらすじです。



中華ミステリ 【あらすじ&レビュー】

「辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿」 莫理斯(トレヴァー・モリス)著

辮髪のシャーロック

章のタイトルやストーリーの根幹などもシャーロック・ホームズをもじった構成になっています。

レビュー

ストーリーはもちろん、清朝時代の香港や当時の中国のことなどがわかり、面白く、おすすめだと感じました。

多くの注釈でわからない言葉の補足や香港の歴史などもわかります。

清仏戦争の流れなどを小出しに挟みながら、広東語や北京官話などの地方の方言など、大陸の感覚や文化を味わえる小説でした。

訪ね人の人物分析など、ホームズ節も含んでいて、ホームズファンが楽しめる内容になっています。

清朝末期まで、今後、シリーズは4巻になるそうです。

シャーロッキアンはもちろん、そうでなくても十分、楽しめる1冊だと思いました。

 

「邪悪催眠師」 周 浩暉(著)

邪悪催眠師3.5

中国、龍州市(架空)。冒頭、奇怪な事件がたて続けに2件起きる。。どうやら催眠をかけられているのではないかという事例で、刑事は催眠療法の第一人者の催眠師に協力を仰ぐ。

この人物は催眠師大会の大会主催者だが、催眠師大会も犯人に狙われ!?・・

レビュー

犯人の過去なども含め、入れ子になっている事件の真相も面白く、読みやすい1冊でした。

中華警察小説という雰囲気もしっかりとあり、細かな所に事件解決への謎を散りばめながら少しづつ明かしていく手法が、先を読みたくなる構成でうまい文章だなと感じました。

周 浩暉は、中国の東野圭吾と言われてるらしいですが、スラスラと読めるミステリとして言い得て妙だなと思いました。

名門理系の清華大学(世界大学ランキング16位「アジアでトップ」17位は北京大学)というのも納得の文章のうまさかな!?とも思いました。

 

「13・67」 陳 浩基(著)

1367陳浩基
4.0

香港警察ミステリ

華文ミステリの火付け役とも言われ、文春ミステリでは1位を獲得。

2013年〜1967年に現代から過去へさかのぼるような構成になっています。

1967年の反英暴動や香港警察の汚職、天安門事件、97年の香港返還やSARS、2013年の雨傘革命など6つの史実を絡めたミステリ小説です。

レビュー

どの物語もよくできており、面白かったです◎ミステリとしても楽しめました。

短編集のような感じで章ごとに物語が違いますが、主人公を通して全体的には繋がっているという感じです。

短編集ほど物語が短か過ぎず、1つ1つの話がしっかりボリュームもあります。

華文ミステリの先駆けだよ

街描写なども豊富なので、香港に行かれる方はもちろん、香港が好きな人にもおすすめの1冊だと思いました。

 

 

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