ゴンクール賞(仏)フランス最高の文学賞の受賞作品一覧

歴代ゴンクール賞受賞作

フランス最高峰の文学賞【ゴンクール賞】歴代受賞作をまとめています。

邦訳されていない作品もあるので、邦訳発売されている作品のみを掲載しています。

フランス作家の小説を探している方に参考にして頂けたらと思います。

仏 ゴンクール賞とは!?

ゴンクール賞は、フランスで最も権威のある文学賞です。

ノーベル文学賞、イギリスのブッカー賞と並び、世界3大文学賞の1つとも言われています。

100年以上の歴史がある賞で、フランス文学に興味のある方は見逃せない賞と言えるのではないでしょうか。

 

【ゴンクール賞】歴代受賞作品

2020年 受賞作

「異常【アノマリー】」  エルヴェ・ル・テリエ(著)

純文学風なテイストもあるSF小説

殺し屋、作家、弁護士、7歳の少女など、何の繋がりもない乗客が乗り合わせたパリ発ニューヨーク行きの飛行機。

巨大な積乱雲の乱気流に巻き込まれた時に、前代未門の”プロトコル42”と命名された事態が起こる!?・・

果たして何が起きているのか!?・・

 

2017年 受賞作

「その日の予定――事実にもとづく物語」 エリック・ヴュイヤール(著)

第二次大戦前夜、オーストリア併合に至る舞台裏を描いた事実に基づく物語

ナチス・ドイツの高官と大企業家の会合。

そこでのやりとりなどを克明に描いたノンフィクションノベル。

資本家達による資金提供など、経済面から見えるナチスへの加担など。

 

2016年 受賞作

「ヌヌ 完璧なベビーシッター」 レイラ・スリマニ(著)

ベビーシッター問題を含んだサスペンス

パリ十区。若い夫婦のアパルトマンで幼い子供達が殺される。。

子守をする筈だったヌヌ(ベビーシッター兼家政婦)のルイーズは、あとを追うように自殺を図る・・

評判の良いヌヌに何が起きたのか!?・・

 

2013年 受賞作

「天国でまた会おう」 ピエール・ルメートル (著)

フランスミステリ界の旗手による戦争系クライムサスペンス

3部作で「炎の色」「われらが痛みの鏡」へと続きます。

第一次世界大戦後のフランス。戦争で職も恋人も失ってしまうアルベール。破滅に向かい生きるエドゥアール。前代未聞の詐欺を企てるが!?・・

「その女アレックス」で史上初の7冠など有名になった著者による、戦争の描写も豊富な1冊。

 

2010年 受賞作

「地図と領土」 ミシェル・ウエルベック(著)

鬼才ウェルベックの最高傑作とも言われる作品

実在の人物も多く登場するミステリ仕立ての小説

孤独な天才芸術家ジェドは、世捨て人作家ウエルベックと出会い友情をはぐくむが、作家は何者かに惨殺される。

 

2009年 受賞作

「三人の逞しい女」 マリー・ンディアイ(著)

3つの中篇からなる物語

アフリカ系の父と疎遠な弁護士のノラ/移住先で教師の職を辞することになったファンタ/夫を失ったカディ・デンバ。

アフリカ系移民・難民の3人の女性が逞しく生きる運命とは!?・・

アフリカからヨーロッパに渡ろうとする移民問題など、移民社会フランスの現状も見えてくる1冊。

 

2008年 受賞作

「悲しみを聴く石」 アティーク・ラヒーミー(著)

フランスに亡命したアフガニスタン出身の作家の小説

アフガニスタンの戦場になった街の廃屋。植物状態の夫を看病する妻。妻はコーランの祈りを唱えながら悲しみ、秘密を語る。。そんな折、夫の目は妻の裏切りを目撃する・・

そして最後に、衝撃的な過去を話し始める--

ペルシア神話からなぞらえる原題の「忍耐の石」は、夫のことなのか!?・・

 

2007年 受賞作

「ゼルダ 最後のロマンティシスト」 ジル・ルロワ(著)

フィッツジェラルドの嫁ゼルダの波乱に富む生涯

20世紀前半。「グレート・ギャッツビー」で知られるアメリカ文学を代表する作家F・スコット・フィッツジェラルド。

その伴侶は、アラバマ一の美女と言われ、奔放に生きていた--

実在の人物や当時の風俗、文化なども

 

2006年 受賞作

「慈しみの女神たち」 ジョナサン・リテル(著)

実在人物と史実を含んだ戦争系フィクション

元ナチスの親衛隊・将校が東部戦線、スターリングラード攻防戦、ホロコーストについて回想し、語る。。

ナチス側からの視点で語られるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)が賛否両論を巻き起こした1冊



ゴンクール賞受賞作品【あらすじ&レビュー】

「ヌヌ 完璧なベビーシッター」 レイラ・スリマニ(著)

ヌヌ3.0

[2016年] ゴンクール賞受賞作

パリ10区のアパルトマンで暮らす若い夫婦の2人の子供が殺されてしまう。。まだ小さいアダムと幼稚園児のミラ。うまくいっていた筈のヌヌ
(ベビーシッター兼家政婦)は、何故手にかけてしまったのか!?

レビュー

冊子が薄く、伏線も少ないのでいっき読みができるタイプの小説でした。

舞台はパリの10区。

文化度が高く、経済的に恵まれてるボボ(ブルジョワ・ボヘミアン)と呼ばれる人々が好んで住む地区です。

フランスのベビーシッター制度(ヌヌ)に問題提起を呼びかけるようなミステリ形式の小説でした。

ただ、登場人物や世界観が狭いので、物足りなさも感じなくはありませんでした。

 

フランスの有名作家!?

フランス作家は、古くは「三銃士」「モンテ・クリスト伯」を書いたアレクサンドル・デュマが有名です。

また、世界中で最も読まれたフランスの作家は、「レ・ミゼラブル」ヴィクトル・ユゴー「八十日間世界一周」で知られるジュール・ヴェルヌと言われています。

「ペスト」のアルベール・カミュは、ノーベル文学賞作家です。

ペスト
新潮社
発売日:1969/10/30

ジュール・ヴェルヌに次いでシムノン文学という説があるほど「メグレ警視」で知られるジョルジュ・シムノンも評価されているようです。

 

フランスが舞台の小説!?ピエール・ルメートルやギヨーム・ミュッソ

 

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