【PEN/ヘミングウェイ賞】歴代受賞作一覧

PENヘミングウェイ賞

アメリカの図書賞「PEN/ヘミングウェイ賞」の歴代受賞作まとめ。

アメリカ文学の傑作が多く選出されています。

※ 翻訳発売されている作品のみ

PEN/ヘミングウェイ賞とは!?

PEN/ヘミングウェイ賞は、「優れた文学業績」に対する本や人を表彰するアメリカの文学賞です。

American Book Award(アメリカンブックアワード)と言われることもあります。

1987年に設立され、非営利団体により運営されています。

人種、性別、民族的背景などの色濃い作品が受賞しています。



【PEN/ヘミングウェイ賞】歴代受賞作

2019年 受賞作

「ゼアゼア」 トミー・オレンジ(著)

ゼアゼア
五月書房新社
発売日:2020/12/19

現代アメリカ先住民文学

「都市インディアン」と呼ばれる都会で暮らす先住民族の群像劇。

舞台はカリフォルニア州サンフランシスコのオークランド。

都市部に住んでいる先住民の12人の語り手による視点の変わる物語。

「インディアン」「ネイティブアメリカン」などの人々の現在の生活。

 

2018年 受賞作

「ケミストリー」 ウェイク・ワン(著)

[2018年] ホワイティング賞

中国系アメリカ人作家のデビュー作。

こじらせリケジョ(理系女)の愛と家族と人生の物語。

うまくいかない化学の研究、ドロップアウト寸前の博士号取得、うまくいかない恋・・ 中国移民2世のジレンマ。。

 

2017年 受賞作

「奇跡の大地」 ヤア・ジャシ(著)

ガーナ生まれの作家によるデビュー作

18世紀アフリカ。奴隷貿易が盛んな時代から8代に渡る黒人の壮大な物語。

アフリカの歴史と個人の人生のドラマ

 

2014年 受賞作

「あたらしい名前」 ノヴァイオレット・ブラワヨ(著)

ケイン賞(アフリカ文学の短篇に与えられる賞)

ブッカー賞最終候補

ジンバブエからアメリカへ移り住む少女。

著者のジンバブエでの子供時代とアメリカでの日々を笑いをまじえながら描いたデビュー作。

 

2013年 受賞作

「イエロー・バード」 ケヴィン・パワーズ(著)

ガーディアン新人賞受賞

イラク戦争を体験した兵士による戦争文学

イラクに派遣された21歳の三年兵と18歳の初年兵。戦争の戦闘と凄惨さを経験し、次第に心が壊れていくが!?・・

戦場での生と死、友情と絶望ーー

2012年 受賞作

「オープン・シティ」 テジュ・コール(著)

ローゼンタール賞受賞作

全米批評家協会賞 最終候補作

ナイジェリア系作家によるデビュー作

ニューヨーク、マンハッタン。精神科医の主人公は、窓から見える鳥や人々を観察する。。ニューヨークでの生活と風景。歴史と現在。人種差別、移民など..

ナイジェリア系作家ならではの視点で見るニューヨークの街・・

 

2008年 受賞作

「私たち崖っぷち」 ジョシュア・フェリス(著)

私たち崖っぷち
河出書房新社
発売日:2011/4/23

ユーモアを交えた新感覚のオフィス小説

シカゴの広告代理店で働く人々の仕事している様子を描いた小説。

ITバブルの崩壊でリストラに怯えながら日常の仕事をこなすが!?・・

 

2006年 受賞作

「千年の祈り」 イーユン・リー(著)

フランク・オコナー国際短篇賞

北京生まれ作家の10篇からなるデビュー短編集

中国という国のあり方。文化大革命、天安門事件、一人っ子政策、格差社会etc..

思想統制のある中国で生まれ育ち、制限社会で暮らす人々の孤独。先祖、家族との関わり方など、中国を知れる1冊です。

北京大学を卒業後、渡米した著者自身の感じる中国の生活環境とアメリカ生活との対比など..

 

2000年 受賞作

「停電の夜に」 ジュンパ・ラヒリ(著)

[2000年] ピュリツァー賞フィクション部門受賞作 

インド系新人作家の9篇からなるデビュー短編集

インドの話を中心に、パキスタンやバングラディッシュ独立など周辺諸国の情勢なども。

インドの貧しさやベンガル人の世俗など、ベンガル地方の生活。

 

おわりに

PEN/ヘミングウェイ賞の歴代受賞作を掲載しました。

他にもトニ・モリスンなど、ノーベル文学賞作家も過去に受賞しています。

現代アメリカ文学の傑作に加え、アフリカ、中国、インド、イラク戦争など多彩な国の事情を知れる小説が多く選出されています。

 

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