【2023年最新】面白いおすすめ小説30選|ランキング上位

おすすめ小説2022

話題になっている面白いおすすめ小説を30選で掲載。

ミステリ、警察小説、ファンタジー、SF、純文学、クライムノベルなど、ジャンルを問わず、人気のおすすめ小説をまとめています。

各種ランキング1位の作品や小説(文学)賞を受賞している作品など。

小説ランキング

【国内編】面白いおすすめミステリ&小説

「ドミノin上海」 恩田 陸(著)

「蜜蜂と遠雷」で[第156回] 直木賞受賞、[2017年] 本屋大賞の著者。

爆笑パニックコメディ

中国・上海の豫園商場からほど近い骨董品店に緊張が走る。。門外不出のお宝が、闇ルートで輸入される。何故か、問題の品は人気急騰中のホテルの厨房に流れ着き!?・・

癖のある人物達に、動物園脱出を目論むパンダも加わり、運命のドミノが倒れはじめる!?--

 

「紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪」 歌田 年(著)

2020年(第18回)「このミステリーがすごい!大賞」受賞作の「紙鑑定士の事件ファイル・模型の家の殺人」の続編

紙鑑定士・渡部が様々な事件に挑む全3作からなる連作短編。

 

「大江戸奇巌城」 芦辺 拓(著)

2022年「大鞠家殺人事件」日本推理作家協会賞や本格ミステリ大賞を受賞した著者の最新作

時代劇小説

徳川12代将軍・家慶の治世。江戸情緒、バトル、追跡、少女達の深い友情、謎解きありのてんこ盛りで面白い小説です。

 

「モダンタイムス」 伊坂 幸太郎(著)

3ヶ月連続刊行の伊坂幸太郎作品 最新作

「魔王」から50年後の世界。恐妻家のシステムエンジニア渡辺拓海は、ある出会い系サイトの仕様変更を請け負う。しかし、プログラムには不明な点が多く、前任者は失踪中。。関係者の上司や後輩を次々と不幸が襲う!?-

 

「令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法」 新川 帆立(著)

「元彼の遺言状」(2021年このミステリがすごい!大賞)著者の新刊

リーガルSF短篇集

令和反逆六法と言われる6つの架空法律、現行法に対するアンチテーゼ。

「動物虐待の防止等に関する法律」「酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達(通称:どぶろく通達)」「南極条約の取扱いに関する議定書(通称:南極議定書)」「労働者保護法」「通貨の単位及び電子決済等に関する法律(通称:電子通貨法)」「健全な麻雀賭博に関する法律(通称:健雀法)」の6つの物語。

 

「名探偵のままでいて」 小西 マサテル(著)

第21回(2023年)「このミステリーがすごい!大賞」大賞 受賞作

不可能犯罪に挑む老人の名推理小説。

71歳の祖父は小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。しかし、小学校教師の孫娘・楓の身の周りで起きた謎を聞くと生き生きとしてくる。そんな折、楓の人生に関わる重大な事件が!?・・

 

「名探偵のいけにえ:人民教会殺人事件」 白井 智之(著)

[2023年版] 本格ミステリ・ベスト10 第1位

[2023年版] このミステリがすごい!【国内編】第2位

リアルサウンド認定[2022年度]翻訳ミステリーベスト10】第1位

カルト宗教絡みの謎解きミステリ小説

1978年、南米ガイアナで起きた人民寺院事件をモデルした推理小説。

密室推理など、連続殺人のミステリとどんでん返し。緻密な伏線。

ガイアナ共和国のジョーデンタウンでの滞在日数と共に進む面白さ。

 

「密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック」 鴨崎 暖炉(著)

2022年(第20回)このミステリーがすごい!大賞【文庫グランプリ受賞】の「密室黄金時代の殺人」の続編

密室推理小説。

孤島での「密室トリックゲーム」に招待された高校生の葛白香澄の前に立ちはだかる7つの密室・・

葛白香澄は、生きて島を脱出できるのか!?・・

 

「傲慢と善良」 辻村 深月(著)

傲慢と善良
朝日新聞出版
発売日:2022/9/7

話題の恋愛ミステリ

Twitter Instagram TikTokなどSNSでも話題になった1冊。

婚約者の坂庭真実が突然、姿を消した。。西澤架は、居場所を探すため、彼女の過去と向き合うことになる・・

結婚や婚活などのテーマを含みつつ、心情描写の豊かな小説。

 

「骨灰」 冲方 丁(著)

骨灰
KADOKAWA
発売日:2022/12/9

東京の地下をテーマに据えた新時代ホラー

渋谷の地下建設現場。大手デベロッパーの社員である松永光弘は、「火が出た」「人骨が出た」というツイートの真偽を確かめるため、建設現場の地下に調査に向かっていた。。異常現象に見舞われながらもひと段落するが、地上に戻った後、更なる恐怖の入り口に!?--

 

「魔女と過ごした七日間」 東野 圭吾(著)

東野圭吾作品 最新作

「ラプラスの魔女」シリーズ新刊

AIによる監視システムが強化された日本。指名手配犯捜しの元刑事が殺される・・ 父を亡くした少年は不思議な女性に導かれ推理するが!?・・

 

「三河雑兵心得【十一】-百人組頭仁義」 井原 忠政(著)

【この時代小説がすごい!】第1位

戦国足軽出世物語、第11弾

茂兵衛は、家康の馬廻から百人組頭として戦場に復帰する。しかし、家康の命である「真田との和解を天下に示す策を述べよ」との答えに、本多平八郎の娘・於稲と、真田源三郎の婚姻を提案してしまう。。そのことで、平八郎の説得を命じられてしまうが!?・・

 

「汝、星のごとく」 凪良 ゆう(著)

キノベス!2023(紀伊國屋書店スタッフによるベスト)第1位

[2023年] 本屋大賞ノミネート作

本屋大賞受賞作家による愛の物語。

瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)。島に転向してきた櫂(かい)。共に、孤独を抱えた2人は惹かれあい成長していくーー

心の奥に響く最高傑作。

 

「罪深き海辺」 大沢 在昌(著)

ハードボイルド小説「新宿鮫」で知られる著者の最新作

傑作サスペンス

大地主の寄付金でうるおう海辺の街に、遺産相続人が突如現れる。。暴力団の抗争や企業の陰謀がうずまく中、真の悪は!?・・

 

「君のクイズ」 小川 哲(著)

君のクイズ
朝日新聞出版
発売日:2022/10/7

リアルサウンド認定[2022年度]国内ミステリーベスト10】第2位

[2023年] 本屋大賞ノミネート作

「0文字正解できるクイズはあるのか!?」を解明する謎解き推理。

生放送のクイズ番組「Q-1グランプリ」に出場した三島玲央は、対戦相手の本庄絆が「問題が読まれないうちに回答して正解・・」そして、優勝するという事態に出くわす。。 真相解明に挑むが!?・・

面白いとSNSでも盛り上がりをみせた小説。



【海外編】面白いおすすめミステリ&小説

「警部ヴィスティング・疑念」 ヨルン・リーエル・ホルスト(著)

警部〈ヴィスティング〉シリーズ4部作の最終作で最高傑作

北欧警察小説人気シリーズ第4弾。

1999年に実際に起きた事件(ノルウェー南部の都市ラルヴィクの郊外、12歳の少女が絞殺体で発見され、2年後、20代の男が逮捕されるも証拠不十分で無罪)を捜査した著者による、この事件を下敷きにした創作。

ある朝、ヴィスティングの自宅に、数字だけが書かれた差出人不明の封書が届く。。数字は事件番号で、1999年に起きた事件を意味していたが!?・・

 

「エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬」 S・J・ベネット(著)

世界最高齢の国王ミステリ第2弾

2022年に発売された「エリザベス女王の事件簿」シリーズの最新作

英国ミステリらしい作品。

EU離脱で沸く2016年の英国。バッキンガム宮殿で王室家政婦が不慮の死を遂げる。90歳の英国女王は、秘書官と共に殺人事件の捜査と消えた絵画の謎に挑むが!?・・

 

「だからダスティンは死んだ」 ピーター・スワンソン(著)

「そしてミランダを殺す」「アリスが語らないことは」著者の最新作

「そしてミランダを殺す」は、2018年末、各種ミステリランキングの2位を独占して話題になりました。

ボストン郊外に引っ越してきた版画家のヘンと夫のロイド。隣家の夫婦マシューとマイラの家に招待され、書斎で見てはいけない物を目にする・・マシューを殺人犯だと確信したヘンは、彼について調べ始めるが!?・・

 

「帝国の亡霊、そして殺人」ヴァシーム・カーン(著)

[2021年] 英国推理作家協会賞(CWA)ヒストリカル・ダガー受賞作

インドのムンバイが舞台の歴史ミステリ

1949年、インドが共和国になる以前。外交官のジェームズ卿が殺された。。インド初の女性警部ペルシス・ワディアが捜査に乗り出すが、インドの共和国化へ向け独立運動の動きが高まり・・

 

「頬に哀しみを刻め」 S・A・コスビー(著)

頬に哀しみを刻め
ハーパーコリンズ・ジャパン
発売日:2023/2/16

アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞 受賞作

殺人罪で服役した黒人のアイクは、出所後、庭師として働いていたが、ある日、息子が殺害されたと警察から知らされる。。アイクは犯人探しに乗り出すが!?・・

2022年クライムノベルで話題を呼んだ「黒き荒野の果て」著者の最新作

「黒き荒野の果て」は、このミステリがすごい!2023年版【海外編】でも第6位になりました。

 

「真珠湾の冬」 ジェイムズ・ケストレル(著)

[2022年] エドガー(アメリカ探偵作家クラブ)賞 最優秀長編賞 受賞作

1941年、ハワイで白人男性と日本人女性の惨殺事件が起きる。。アメリカ人の刑事は容疑者を追い香港に行くが、太平洋戦争の勃発に遭遇する・・

真相を求め、戦渦の太平洋諸国を彷徨う男を描いたおすすめ小説。

 

「炎の爪痕」 アン・クリーヴス(著)

炎の爪痕
東京創元社
発売日:2022/12/19

本格英国ミステリ

スコットランド北にあるシェトランド諸島が舞台の小説。

いつものごとく、シェトランドの風土を絡めながら少しづつ見えてくる真相と散りばめられた伏線が面白い小説です。

英国推理作家協会賞受賞の「大鴉の啼く冬」に始まったシリーズの最終巻(第8作目)となります。

 

「謎解きはビリヤニとともに」 アジェイ・チョウドゥリー(著)

カレー、ビリヤニと共に推理を運ぶ名探偵

インド料理店で働く元刑事のカミル。彼が給仕をしたパーティーで事件が起こるが!?・・

ちょっとした手掛かりからの謎解きはもちろん、インド料理の香り漂う雰囲気とインドの社会問題など、インド好きにもおすすめの小説。

 

「不快な夕闇」 マリーケ・ルカス・ライネフェルト(著)

史上最年少でのブッカー国際賞受賞作

オランダの酪農一家に育った10歳のヤス。クリスマスの晩餐用として殺されるかもしれないウサギの代わりに、「兄が死にますように・・」と神に祈る。。それが現実になった時!?・・

 

「辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿」 莫理斯(トレヴァー モリス)(著)

香港を舞台にしたミステリ歴史小説

清末の時代に生きた中国人が名探偵シャーロックホームズとなり、1880年代の植民地時代の香港を舞台にしたパスティーシュ作品。

単純に面白いだけでなく、昔の香港や中国のことも勉強になる小説です。

シャーロッキアンからも評判の良いおすすめのミステリです。

 

「業火の市(まち)」 ドン・ウィンズロウ(著)

業火の市
ハーパーコリンズ・ジャパン
発売日:2022/5/18

ドン・ウィンズロウの最新作

「犬の力」「ザ・カルテル」「ザ・ボーダー」のメキシコ麻薬戦争3部作などで知られるドン・ウィンズロウの新作です。

新3部作の第1弾で、アイルランド系マフィアとイタリア系マフィアの抗争をテーマにした新ゴッドファーザーとも言われています。

骨太ながら読みやすく、読み出したら止まらない面白さです。

 

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」 アンディ・ウィアー(著)

第53回(2022年)星雲賞 受賞作

第2回(2022年)みんなのつぶやき文学賞【海外編】第4位

キノベス!2023(紀伊國屋書店スタッフによるベスト)第6位

「火星の人」の著者による科学SFエンターテイメント

地球の全生命滅亡まで30年・・。存亡の危機に瀕した人類は、遠い宇宙に向けて「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を発動する。。グレースは宇宙船(ヘイル・メアリー)号でたったひとり目を覚ますが!?・・

「面白い」と評価が高く、大変話題になったおすすめSF小説。

 

「三十の反撃」 ソン・ウォンピョン(著)

第19回(2022年)本屋大賞【翻訳小説部門】受賞作

韓国新鋭作家の第2弾。

30歳の非正規社員キム・ジヘ。1988年ソウルオリンピックの年に生まれた彼女は平凡な大人だが、同い年の同僚ギュオクと出会い、自身を見つめ直し一歩を踏み出すが・・

第1作目の「アーモンド」は、本屋大賞【翻訳小説部門】第1位です。

 

「大聖堂 夜と朝と」 ケン・フォレット (著)

名作「大聖堂」のケン・フォレットの最新作

世界2000万部突破の大ベストセラー「大聖堂」の前日譚

997年、襲来したヴァイキングにより、イングランドの港町コームは壊滅的な被害を受ける。船大工を営むエドガーの一家も父が殺され、造船作業所も焼け果ててしまう。。一家は郊外に移り住み、船着き場で職を得たエドガーはフランスから来た伯爵令嬢ラグナと出会うが!?・・



海外ミステリ【あらすじ&レビュー】

われら闇より天を見る

30年前の被害者の姪にあたる少女ダッチェスと警察署長ウォークの2人主人公のような形で、話が交互に語られます。「無法者」を名乗る少女は!? 警察署長ウォークは、現在起きている事件を解決出来るのか!?・・

レビュー

原題「We begin at the end」終わりから始まる物語。というように、過去に起きてしまった事件と向き合いながら生きる人々の悲哀を軸に、現在の事件が起こります。

事件が3つほど起きるのでミステリですが、少女の成長物語、青春小説としても楽しめる小説だと感じました。

同じ地域で育った人間模様なども大きな要素で、犯人捜しのミステリというよりも「小説(物語)」を読んだという読後感でした。

 

「真珠湾の冬」 ジェイムズ・ケストレル(著)

真珠湾の冬

1941年、ホノルル警察のマクレディは、納屋で発見された2人の死体を捜査することになる。その身元を調べるうち、話の規模がどんどん大きくなり、ウェーク島を経由し、香港、日本と舞台を移すことになる。。そんな折、太平洋戦争が勃発し!?・・

レビュー

原作Five Desemberが示す通り、1941年~1945年の5回の冬を通して主人公が壮大な捜査に巻き込まれる。

最初は、ハワイだけの事件と思いきや、犯人を追ううち、香港や日本も舞台となり、戦争の時代背景も混じえ、複雑になってきます。

軽過ぎず、重すぎず読みやすく、スラスラと読めるミステリでした。

犯人の動機も時代背景が絡む納得のもので、それに関わる人間も意外性があり、面白かったです。

恋愛要素、スパイ要素なども含みながら、人間ドラマ的なものも楽しめる小説でした。

ミステリだけでなく、普通におすすめの小説だと思います。

 

 

 

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