その流れに伴い、SF小説全体も人気になっているように感じます。
そこで、SF小説の名作と言われているおすすめをご紹介します。
話題のSF小説!
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」 アンディ・ウィアー (著)
2022年みんなのつぶやき文学賞【海外編】第4位
各方面で話題になっている2022年注目のSF小説です
「火星の人」の著者によるSFエンターテイメント
たった一人で目を覚ましたグレースは、地球ではなく宇宙船〈ヘイル・メアリー〉号だと気づく。存亡の危機に瀕した人類は「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を発動し!?・・
「宇宙【そら】へ」 メアリ・ロビネット・コワル(著)
ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞受賞の話題作
宇宙開発SF
1952年、ワシントンD.C近海に落下した巨大隕石により、アメリカ東海岸が壊滅する。。元パイロットで数学の博士号を持つエルマは、隕石落下による環境の激変を導き出す。人類が生き残るためには宇宙開発に乗り出さなければいけないが!?・・
作家の最新作「無情の月」も2022年9月に発売されています。
「マーダーボット・ダイアリー」 マーサ・ウェルズ(著)
【中長編小説部門】ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞受賞
第7回(2021年) 日本翻訳大賞受賞作
記憶を消されている人型警備ユニット。自らのことを「弊機」と語るAIが主人公の本格宇宙SF
シリーズ化されていて、最新作は2022年発売で第3弾の「逃亡テレメトリー: マーダーボット・ダイアリー」です。
「こうしてあなたたちは時間戦争に負ける」 アマル・エル=モフタール(著) マックス・グラッドストーン(著)
【中長編小説部門】2020年ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞&英国SF協会賞中短編部門受賞
2人の共作による多世界時間SF
時空の覇権を争う2大勢力が、時間線での戦いを経て文通する関係になるが・・
「最後の宇宙飛行士」 デイヴィッド・ウェリントン(著)
新世代ファーストコンタクトSF
宇宙開発が20年にわたり停滞した近未来。その折、地球を目指す天体2Iが発見される。急遂、NASAは探査ミッションを開始し天体2Iに接近するが!?・・
「クロックワーク・ロケット」 グレッグ・イーガン(著)
「エターナル・フレイム」「アロウズ・オブ・タイム」へと続く3部作SFシリーズの第1弾です。
グレッグ・イーガンのデビュー作となります。
著者は、ヒューゴー賞・ローカス賞を受賞しています。
「ネクサス(NEXUS)」 ラメズ・ナム(著)
小説家としてのデビュー作となる新鋭のSF小説です。
デビュー作でありながら、2005年度H・G・ウエルズ賞を受賞
この作品から始まる3部作の3作目「Apex」では、2016年のフィリップ・K・ディック賞を受賞。ノンストップSFスリラー
話題の【中国SF小説】
「三体」 劉 慈欣(著)
華文SFとしてアジア初のヒューゴー賞を受賞
中国SF小説の先駆けとして、大変話題になりました。
3部作で「三体Ⅱ 黒暗森林」「三体III 死神永生」と続きます。
「流浪地球」 劉 慈欣(著)
「三体」著者によるSF短編集
・ 「流浪地球」僕が生まれた時、地球の自転はストップしていた・・ 人類が生き残る唯一の道は、別の星系に移住することだが!?・・
・「中国の太陽」高層ビルの清掃員と固体物理学の博士号を持つ2人が「中国太陽プロジェクト」に従事するが!?・・ など..
「老神介護」 劉 慈欣(著)
「三体」著者の劉 慈欣によるSF短編集
・ 「老神介護」突如あらわれた宇宙船から地球に降り立った神が言う。「食べ物を少し分けてくれんかの」と・・
・「白亜紀往事」2000年以上続いてきた共存の恐竜世界と蟻世界。。蟻連邦は恐竜世界に核兵器廃棄を要求するが拒否されるとストライキに突入し!?・・ など..
「息吹」 テッド・チャン(著)
ヒューゴー賞、ローカス賞、英国SF協会賞、SFマガジン読者賞受賞
「三体」と共に、中国SFの火付け役的小説になっています。
テッド・チャンは、映画「メッセージ」の原作者です。
SF以外の文学賞にもノミネートされ、現代SF界をリードする存在です。
「あなたの人生の物語」 テッド・チャン (著)
映画「メッセージ」の原作含む全8篇の物語
他の作品に、ヒューゴー賞受賞作の「地獄とは神の不在なり」、ネビュラ賞受賞作の「バビロンの塔」など収録
国産のSF小説!
「オービタル・クラウド」 藤井 太洋(著)
第35回【日本SF大賞】受賞
第46回【星雲賞】日本長編部門受賞
ベストSF2014【国内篇】第1位
流れ星を観測する日本のWEBフリーランスの木村和海は、イランで打ち上げられたロケットブースター2段目の動きの異常に気づく。。アメリカ軍、アマチュア天文学者、JAXAの職員などが謎に動き始めるが!?・・
日本人作家によるSF小説です。評判の良い1冊です。
「月の落とし子」 穂波 了 (著)
2019年(第9回)アガサ・クリスティ賞 受賞
突然死する宇宙飛行士、墜落する宇宙船、蔓延する致死病原体。現代の状況を予言するかのような超災害ミステリー。
古典の名作SF小説!?
「デューン 砂の惑星」〔新訳版〕 フランク・ハーバート(著)
ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞のSF大河小説
2021年10月15日映画公開の原作
映画「メッセージ」の監督ドゥニ・ビルヌーブが手がけています。
全宇宙から命を狙われる青年に未来は託された!?・・
「スターメイカー」 オラフ・ステープルドン(著)
壮大なスケールのSF小説の金字塔
1937年発表以来、様々な媒体に影響を与えてきました。
肉体を離脱した主人公が、宇宙の彼方へと探索の旅に出る・・ 時間と空間を超えて。。宇宙の発生から滅亡まで・・
「2001年宇宙の旅」 アーサー・C. クラーク(著)
言わずと知れたSF史上に輝くアーサー・C・クラークの不朽の名作です。
シリーズは、「2010年宇宙の旅」「2061年宇宙の旅」「3001年終局への旅」へと続きます。
「幼年期の終わり」「都市と星」なども有名です。
「ソラリス」 スタニスワフ・レム(著)
SFの名作として有名なのが、スタニスワフ・レムの「ソラリス」です。
惑星ソラリスの調査に向った宇宙船内で様々な奇怪な出来事が・・・
宇宙人などが対象になっているSFは多くありますが、惑星自体が神秘の謎となっています。
「火星年代記」 レイ・ブラッドベリ(著)
火星が舞台のSF史上に輝く記念碑
同じく不朽の名作「華氏451度」は、1953年に書かれたディストピアSF小説で、ブラッドベリの名声と評価を不動のものにしました。
NHKの名作解説番組「100分de名著」にも、2021年6月に取り上げられています。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 フィリップ・K・ディック(著)
映画「ブレードランナー」の原作として知られています。
SF小説の名作で、独特の世界観があります。
家族の絆や恋愛など人間関係が盛り込まれているのが特徴です。
「タイタンの幼女」 カート・ヴォネガット・ジュニア(著)
第4回 星雲賞【海外部門】受賞
アメリカ作家の巨匠カート・ヴェネガットのSF小説です。
いろいろな星を移動しながら、旅を続ける主人公の話です。
ヴォネガット特有の言い回しや文章が特徴的な作品でもあります。
「星を継ぐもの」 ジェイムズ・P・ホーガン(著)
「SF小説の中での最高傑作」との声も高い小説です。
1977年の古典的SFとも言える古めの小説ですが、スケールの大きさがあります。
「アンドロメダ病原体」 マイクル・クライトン (著)
第2回 星雲賞【海外部門】受賞
世界的なベストセラー作家のパンデミック小説の金字塔。宇宙から侵入したウイルスとの戦い。
続編に、「アンドロメダ病原体-変異-」があります。
「華氏451度」 レイ・ブラッドベリ (著)
ディストピアSFの名作
本が燃やされるというテーマから、全体主義的な近未来社会を描いたレイ・ブラッドベリの名著です。