【インド旅行におすすめの小説15冊】バックパッカーにも人気(Novels set in India)

インド小説

インドのミステリ小説の邦訳は秀作が増えてきているように感じます。

インドの描写が豊富で、バックパッカーなど旅好きな人にもおすすめの小説が多く翻訳されています。

そんな、インドが舞台のミステリや歴史小説、冒険小説をまとめています。

インドが舞台のミステリ

「ブート・バザールの少年探偵」 ディーパ・アーナパーラ(著)

2021年 アメリカ探偵作家クラブ(エドガー賞)最優秀長篇賞 受賞

インド社会の闇を描いた傑作

インドのスラムに住む9歳の少年。ある日、クラスメートが行方不明になり、探偵団を結成し捜索するが!?・・
バザールや地下鉄を捜索するうち、想像を遙かに超える現実が・・

 

「ボンベイのシャーロック」 ネヴ・マーチ(著)

エドガー賞最優秀新人賞 候補作

1892年、インドのボンベイ。シャーロック・ホームズを敬愛する主人公ジムは、変装を駆使して2人の女性の時計塔の転落死を調査するが!?・・

植民地の時代のインドの描写が豊かな推理小説。2022年注目のミステリ

 

「カルカッタの殺人」 アビール・ムカジー(著)

英国推理作家協会賞(CWA賞)ヒストリカル・ダガー受賞作

1919年の英国領インドの歴史ミステリー

英国人高官が殺害された事件を赴任したばかりの警部が捜査します。現地の暴動寸前の状況と暗躍する諜報機関の影が・・
東洋の交易都市を舞台に、複雑な政情と深い謎が展開する。

シリーズ化されていて、ウィルバー・スミス賞冒険小説賞受賞作の第2弾「マハラジャの葬列」最新作が第3弾「阿片窟の死」となります。

未翻訳の最新作が、2022年決定(最新)の英国推理作家協会賞のゴールド・ダガー賞の最終候補作となっています。

 

「紳士と猟犬」 M・J・カーター(著)

イギリスの支配下にある19世紀のインドが舞台の傑作歴史ミステリー

アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞 & 英国推理作家協会賞新人賞ダブルノミネート

イギリス東インド会社の軍人が、ジャングルの奥地で消息を絶った著名な詩人を捜索せよとの命令を受ける。密林の中にひそむのは何か!?消えた詩人の謎を追う。読書好きの軍人と”猟犬”の異名をもつ探偵の異色コンビ。そりが合わないながら数百キロの旅に出たふたりを陰謀と冒険が待っていた・・

 

「英国屋敷の二通の遺書」 R・V・ラーム(著)

インド発、犯人当ての王道ミステリ

英国人が建築し、代々の主が非業の死を遂げたたグレイブルック荘。元警官が屋敷を訪れるが、財産家は遺書を2通書いていた!?・・

英国ミステリの空気感漂うインドミステリ

 

「ボンベイアイス」 レスリー・フォーブス(著)

スパイスの香りが漂ってくるような、混沌とした空気感の伝わってくるインドのムンバイを舞台にしたミステリー

ヒジュラ(去勢男子)の死体がボンベイの海岸で発見される。取材でインドを訪れていたジャーナリストの女性が独自に調査を始めるが・・・

ヒンドゥー教の神々とカオスなインドの地や人間模様が味わえる小説。

 

「ボンベイ、マラバー・ヒルの未亡人たち」 スジャータ・マッシー(著)

アガサ賞歴史小説部門大賞、メアリー・ヒギンズ・クラーク賞など受賞多数

傑作歴史ミステリー

1921年インド、ボンベイ唯一の女性弁護士は、女性であるが故に法廷に立てず、事務弁護士として働いていた。そんな中、屋敷の中で殺人事件が起こるが・・

 

「6人の容疑者」 ヴィカース・スワループ(著)

6人の容疑者
武田ランダムハウスジャパン
発売日:2012/8/10

映画「スラムドッグ$ミリオネア」原作著者の作品

現代インド社会の問題(カースト差別、貧富の差、政治の腐敗など)を含んだミステリ。

実業家がパーティーで射殺。そこに居合わせた職業のそれぞれ違う6人。6つの人生が交わった時!?・・

インドが舞台の小説

「あなたの教室」 レティシア・コロンバニ(著)

多くの文学賞を受賞し8冠となった「三つ編み」のフランス人作家の新作

元教師のレナは、旅先のインドで10歳の少女に出会う。少女は毎日働き、学校に通っていないという。。レナは、学校を作ろうと動き出すが!?・・

 

「インドへの道」 E・M・フォースター(著)

インドへの道
河出書房新社
発売日:2022/10/6

人種、宗教、支配と非支配の対立を描く不朽の名作

大英帝国治下のインドが舞台。登場人物達の理解と無理解を緻密に描く。

 

「停電の夜に」 ジュンパ・ラヒリ(著)

[2000年] ピュリツァー賞フィクション部門受賞作 

インド系新人作家の9篇からなるデビュー短編集

インドの話を中心に、パキスタンやバングラディッシュ独立など周辺諸国の情勢なども。

 

「ぼくと1ルピーの神様」 ヴィカース・スワループ(著)

アカデミー賞8冠「スラムドッグ$ミリオネア」の原作の小説

インドの貧困など、社会的側面も描いています。インド旅行にもおすすめ

クイズ答えて進行していくという流れは一緒ですが、映画とは少し違います。映画では、エピソードの1つだけという感じです。

 

インドの文学について

インドには、ノーベル文学賞作家がいます。

かなり昔ですが、1913年のアジア人初のノーベル文学賞受賞者としてラビンドラナート・タゴール氏がいます。インドの詩人で、思想家、作曲家です。

当時、イギリス政府からナイトに叙されたものの返上しています。

ただ、これはかなり昔の話で、イギリス領インド帝国時代の人です。

1947年のインド独立ではインド・パキスタン分離独立による動乱が作家にも大きな影響を与え、これを描いた作品は動乱文学とも呼ばれている。クリシャン・チャンダルの「ペシャワール急行」やビーシュム・サーヘニーの「タマス」、クリシュナ・バルデーオ・ヴァイドの「過ぎ去りし日々」など多数ある。
参照:「Wikipedia:インド文学 #近現代 20世紀」

 

ムンバイが舞台のバックパッカー小説!?

「シャンタラム」 グレゴリー・デヴィッド・ロバーツ(著)

シャンタラム3.5

カオスなインドムンバイが舞台の冒険小説

ドキュメントタッチの小説で、バックパッカー、ハリウッドセレブにも人気

指名手配されたオーストラリア人が脱獄して逃亡。辿りついた先はインドのムンバイでした。そこで、様々な人達と関わりを持ち、ムンバイマフィアとつるんだり、スラムに住んだり、刑務所に入ったり様々な出来事があるがどうなるのか・・・ 脱走指名手配犯の波乱万丈な人生展開です。
レビュー

インドの風景、インドの人々の生き方、考え方などがわかりました。

著者の経歴からノンフィクションが殆どだと思います。これが殆ど著者の自伝というから驚きです。

ムンバイの混沌とした情景やカオスな感じが伝わってきます。波乱万丈なムンバイでの生活ぶりがエンターテイメントになっています。

インドのムンバイの旅行記のような体験記のような物語でした。

上・中・下巻とあるので、読了するのは結構大変!

旅や冒険気分は満たしてくれるので、バックパッカーや旅行好き、ムンバイに興味のある人にもおすすめです。

ムンバイのスラムの状況やマフィアとの物語など、様々な話題が面白かったです。非常に骨太な長編小説です。

 

「東南アジアや南アジアが舞台の小説」もまとめています。

 

「中東(イラン・イラク・ドバイ)が舞台の小説」もまとめています。

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