【ブッカー賞】の歴代受賞作品|イギリス文学賞の最高峰2年連続受賞のJ・Mクッツェーなど

ブッカー賞歴代受賞作

世界3大文学賞のひとつで、イギリスでも最も権威の高い文学賞のブッカー賞の歴代受賞作品をまとめています。

2021年の最新の受賞作も掲載。

カズオ・イシグロ、マイケル・オンダーチェ、J・Mクッツェーなど..

ブッカー賞とは!?

ノーベル文学賞、ゴンクール賞(仏)と並び、世界3大文学のひとつと言われているイギリスの文学賞です。

イギリス国内はもちろん、海外からも注目度(評価)の高い文学賞となっています。

 

ブッカー賞 歴代受賞作一覧

【最新】2021年 受賞作

「The Promise」 Damon Galgut(著)

2021年、最新のブッカー賞受賞作は、デイモン・グルグートの「約束」となりました。

 

2020年 受賞作

「シャギー・ベイン」 ダグラス・スチュアート(著)

2022年4月に翻訳発売されました。

 

2019年 受賞作

「誓願」 マーガレット・アトウッド(著)

誓願
早川書房
発売日:2020/10/1

「侍女の物語」続篇

著者は1986年、「侍女の物語」でブッカー賞の最終候補作に選ばれています。

「待女」オブフレッドの物語から15年後。ギレアデの命運が大きく動き始める!?・・

 

2018年 受賞作

「ミルクマン」 アンナ・バーンズ(著)

ミルクマン
河出書房新社
発売日:2020/12/1

国家独立に揺れる地のディストピア小説

1970年代、北アイルランドの首都ベルファストに生まれた18歳の少女。

北アイルランド紛争の過酷な情勢を背景に、狭いコミュニティの話。

 

2017年 受賞作

「リンカーンとさまよえる霊魂たち」 ジョージ・ソーンダーズ(著)

南北戦争中のアメリカ

幼い息子を亡くしたリンカーン大統領は、墓で霊魂達と交流する・・

それぞれの個性的な霊魂達。喪失と再生の感動作。

 

2015年 受賞作

「七つの殺人に関する簡潔な記録」 マーロン・ジェイムズ(著)

ボブ・マーリー暗殺未遂をテーマに据えた小説

ジャマイカ出身の作家として初めてのブッカー賞受賞。

1976年、レゲエスターのボブ・マーリーが襲撃された。アメリカを巻き込み国を二分され、政治緊張の高まってゆくーー

政治家、CIA工作員、アメリカ人記者、襲撃したギャングなど、闘いの真実とは!?・・

 

2014年 受賞作

「奥のほそ道」 リチャード・フラナガン(著)

タイとミャンマーにかかる「泰緬鉄道」がテーマの戦争小説

1943年、オーストラリア軍の軍医の主人公は、太平洋戦争で日本軍の捕虜となる。そして、死の鉄路と言われるタイとビルマを結ぶ「泰緬鉄道」での過酷な建設の重労働につく。

そこに、1通の手紙が届き!?・・



「恥辱」 J・M・クッツェー(著)【レビュー】

恥辱3.0

ノーベル文学賞作家でもあるJ・M・クッツェーのブッカー賞受賞作です。

アパルトヘイト撤廃後の南アフリカ情勢を背景に、ひとりの男の転落の物語です。

レビュー

南アフリカの社会的、政治的、経済的諸問題が少しわかりました。

物語は読みやすく、悲惨さを感じない軽さです。

内容的には明るいテーマという感じではありませんが、暗い気持ちになる小説ではなく、悲壮さもあまり感じない読後感となりました。

切ない恋愛ともとれますが、現代にも通ずるセクハラ・パワハラ問題の闇というテーマも含んでいます。

ただ、期待しすぎたせいか、物語もあまり面白いとは感じなかったので、星3つとしました。冊子が薄くいっき読みタイプの軽さ(読みやすい)です。

おすすめかはわかりませんが、クッツェーのリアリズム小説として1冊は読んでおいていいかと思います。

恥辱
早川書房
発売日:2007/7/1

 

リアリズム小説とは!?

リアリズム小説とは、小説というフィクションの中にあって、リアリティーが含まれている小説のことを言います。

現実と異なる世界を作り上げている小説に、非現実的な嘘ではなく、リアリティーが求められるのがリアリズム小説の特徴です。

簡単に言うと、全くの架空だけでなく、リアルを詰め込んでいるということになります。

例えば、南アフリカ出身のクッツェーの作品では、人種問題、アパルトヘイト政策など、現実社会の問題点を浮き彫りにしています。

 

おわりに

ノーベル文学賞作家のJ・M・クッツェーは、「マイケルK」「恥辱」2度のブッカー賞を受賞しています。

また、1992年には、ゴールデン・ブッカー賞(歴代の受賞作品の中からさらに優秀作品)を受賞したマイケル・オンダーチェの「イギリス人の患者」

1989年には、日本でもお馴染みとなったカズオ・イシグロの「日の名残り」などが受賞しています。

 

マイケル・オンダーチェの傑作「戦下の淡き光」
作家マイケル・オンダーチェの作品や読了レビュー。歴代のブッカ...

 

イギリスのノーベル文学賞作家は何人!?英国ミステリーなど
イギリス(英国)のノーベル文学賞作家や文学賞についてまとめて...
タイトルとURLをコピーしました