ラテンアメリカ文学(南米)を代表する作家と小説おすすめ!?(Novels set in South America)

ラテンアメリカ文学

南米(ラテンアメリカ)文学には素晴らしい小説がいくつかあります。

ノーベル文学賞作家であるガルシア=マルケスやマリオ・バルガス=リョサを筆頭に、アルゼンチンのボルヘスやチリのボラーニョなどの作家がいます。

そんな、ラテンアメリカ文学の中から、有名な小説をご紹介します。

南米(ラテンアメリカ)文学の特徴!?

過去にラテンアメリカ文学ブームもありました。

南米(ラテンアメリカ)文学には、マジックリアリズム(魔術的リアリズム)小説が多いという特徴があります。

魔術的(マジック)リアリズム小説とは!?

魔術的(マジック)リアリズム小説とは、非現実(魔術)と現実(リアリズム)が融合した作品に対して使われる芸術表現技法です。

例えば、独裁などの歴史的事実と架空の村を舞台とした内容が混在しているような小説などがあります。

ドキュメンタリーではありませんが、限りなく現実(日常)にのっとった内容で、勉強になる小説が多いです。

架空の村を現実のテーマにのっとって記載した小説や歴史ドキュメンタリーのような歴史小説があります。


南米(ラテンアメリカ)の作家は!?

ラテンアメリカ文学の2大巨匠!?

南米(ラテンアメリカ)の作家で有名なのが、マリオ=バルガス・リョサとガルシア=マルケスです。どちらもノーベル文学賞作家で、ラテンアメリカを代表する作家です。

マリオ=バルガス・リョサ

ペルーの作家で、ノーベル文学賞を受賞しています。

「シンコ・エスキーナス街の罠」は、1990年、自身が大統領選で争ったこともあるペルーのフジモリ大統領を絡めたサスペンスフルな作品です。

 

最新作はアイルランド独立の英雄を描いた「ケルト人の夢」です。近年(2022年)の今も精力的に新作を執筆されています。

他にも、「緑の家」「都会の犬ども」「チボの狂宴」といった作品が有名です。

 

G・ガルシア=マルケス

コロンビアの作家で、ノーベル文学賞を受賞しています。

「百年の孤独」「族長の秋」「予告された殺人の記録」など作品が有名です。

 

ホルヘ・ルイス・ボルヘス

アルゼンチンの作家で、ウンベルト・エーコの傑作「薔薇の名前」にもモデルとして出てくる南米を代表する文豪です。

代表作に「伝奇集」「砂の本」などがあります。

 

ロベルト・ボラーニョ

2666
白水社
発売日:2012/9/26

チリの作家ボラーニョの作品には、「チリ夜想曲」「第三帝国」などがありますが、「2666」が最も有名かもしれません。

 

パウロ・コエーリョ

ブラジルの作詞家・小説家で、スピリチュアル系の作品が人気となっています。

有名なのが「アルケミスト」ですが、「星の巡礼」「11分間」などもあります。

また、第一次大戦下のフランス、女性二重スパイの史実を元にした「ザ・スパイ」などの作品もあります。

 

その他の作家

ノーベル賞を受賞した国民的詩人パブロ・ネルーダを題材にした「ネルーダ事件」などもあります。

 

最近の小説では、アルゼンチンミステリの傑作と言われているブエノスアイレスが舞台の「ブエノスアイレスに消えた」などがあります。

 

星の時
河出書房新社
発売日:2021/3/26

2022年の日本翻訳大賞を受賞した「星の時」は、ブラジル、リオのスラム街にやってきた少女を語る文学的な作品です。

 

雌犬
国書刊行会
発売日:2022/4/25

2020年【全米図書賞】翻訳部門 最終候補

トロピカル・ゴシック

コロンビアの作家で、アルファグアラ賞(スペイン語圏最高の文学賞のひとつ)受賞作家。



南米作家の小説 【あらすじ&レビュー】

下記、2冊は読みやすさという点でおすすめです。ラテンアメリカ文学入門としてもおすすめです。

「チボの狂宴」 マリオ・バルガス=リョサ(著)

チボの狂宴4.0

ラテンアメリカ文学を代表するノーベル文学賞作家の最高傑作。
30年に渡りドミニカ共和国で独裁政権のトゥルヒーリョの歴史小説です。

レビュー

史実とストーリーを絡めて読みやすく面白かったです。

ラテンアメリカ諸国にはびこる独裁。

トゥルヒーリョ体制の醜さなど歴史事実が勉強になるうえに、映画を観ているような読みやすさとストーリーとしての面白さがありました。

チボとは山羊で好色漢のことだそうです。

 

「予告された殺人の記録」 G・ガルシア・マルケス(著)

予告された殺人の記憶3.0

ノーベル文学賞作家のリアリズム小説。
コロンビアの架空の街を舞台に起こる共同体の崩壊

レビュー

ストーリー自体はそれ程でもないけど、構成が優れていて言葉や文体が緻密で文学的でした。本人曰く最高傑作だそうです。

冊子が薄く、難しくないので、ラテンアメリカ文学の入門としてもおすすめです。

 

「メキシコが舞台の小説」についても記事にしています。

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