スペインが舞台の小説には何がある!?観光にもおすすめ15冊

スペイン小説

スペインに興味ある人、スペイン旅行や留学、移住予定の人に特におすすめしたいスペインが舞台の小説をご紹介します。

スペインが舞台になっている小説はいくつかあります。

歴史事実を絡めた真面目なものや単純に楽しめるミステリーなどがあります。

スペインの文学!?

スペイン文学とは、スペイン語で書かれた文学作品の中でスペイン作家のものを言います。

スペインの文学賞では、セルバンテス賞ナダール賞などが有名です。

スペイン語の本は、スペイン語圏の国の人達(南米やメキシコなどの中央アメリカ、キューバなどのカリブ海地域)など、スペイン以外にも幅広く読まれています。

 

スペインが舞台の小説!?

図書館に足しげく通い調べたスペインが舞台の小説15冊。

「カタロニア讃歌」 ジョージ・オーウェル(著)

「1984」「動物農場」などで知られるジョージ・オーウェルのスペイン内戦下の名作。

カタロニア地方バルセロナ

 

「失われた天使」 ハビエル・シエラ(著)

失われた天使 上巻
ナチュラルスピリット
発売日:2015/9/14
スペインガリシア地方の「サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂」の修復工事をする主人公の女性。トルコのアララト山で捕らわれた夫を救出するために・・

「プラド美術館の師」の著者ハビエル・シエラの小説

 

「終焉の日」 ビクトル・デル・アルボル(著)

終焉の日
東京創元社
発売日:2019/3/20

1980年フランコ独裁後と1940年前後スペイン内戦終結直後を行き来する重厚な小説で、スペイン現代史の勉強にもなる1冊です。

レビューをページ↓ 下部に掲載

 

「風の影」 カルロス・ルイス・サフォン(著)

2020年に逝去した作家のスペイン文学小説で知名度の高い1冊

少年の成長物語。スペイン内戦の悲劇、ミステリー要素など歴史、恋愛、冒険ミステリーといった感じです。

イニエスタの「好きな本」としても知られています。

 

「花嫁殺し」 カルメン・モラ(著)

花嫁殺し
ハーパーコリンズ・ジャパン
発売日:2021/4/16

2021年 プラネータ賞を受賞しました。

マドリードが舞台のスペイン警察シリーズ第1弾

著者のカルメン・モラは、覆面作家として女性作家とのことでしたが、プラネータ賞の授賞式に3人の男性が登壇し、周囲を驚かせました。

3人の脚本家の合作ということです。

 

「アコーディオン弾きの息子」 ベルナルド・アチャガ(著)

日本翻訳大賞最終選考5冊の1冊

少数言語となりつつある現代バスク語文学を代表する1冊。

ピカソの「ゲルニカ」でも知られるバスク地方。

スペイン内戦から民族解放運動まで、近現代史を描いたバスクの姿を伝える小説

 

「カディスの赤い星」 逢坂 剛(著)

直木賞受賞作

著者の逢坂剛さんは日本推理作家協会賞なども受賞されています。

カディスはスペイン南部の地方都市。スペイン近代史が絡む小説。

 

「オリジン」 ダン・ブラウン(著)

ダン・ブラウンの最新作です。

バルセロナやビルバオの「グッゲンハイム美術館」が舞台となっています。

比較的薄い冊子なので、いっき読み出来てしまいます。

 

「悪女」 マルク・バストル(著)

悪女
東京創元社
発売日:2018/3/22

Amazonの売り上げランキングでも上位になっているスペインミステリ。

20世紀初頭のバルセロナが舞台で、いわゆる謎解きもののミステリではなく、犯罪者の実話から材を得た犯罪小説。

 

「ジブラルタルの女王」 アルトゥーロ・ペレス・レベルテ(著)

ドラマ化もされている麻薬取引の世界で生きる女性の物語です。

メキシコの貧民街で生まれた主人公は、スペインの南部アンダルシア地方にある飛び地ジブラルタル(イギリス領)へ渡ります。

 

「セビーリャの冷たい目」 ロバート・ウィルスン(著)

スペイン南部のセビーリャのサスペンスミステリー

CWA賞ゴールドダガー賞受賞者の作品

 

「ミハスの落日」 貫井 徳郎(著)

白い街として有名なアンダルシア地方のミハスが舞台のミステリ他、短編集全5編。



スペインミステリー 【あらすじ&レビュー】

「終焉の日」 ビクトル・デル・アルボル(著) 

終焉の日4.5

スペインで最高の文学賞の1つナダル賞受賞

スペイン現代史が入り混じった大陰謀劇、歴史大河ミステリーです。

あらすじ

大きく分けると、1977年、スペインのバルセロナ、軍事国家から民主主義国に移行したばかりの時期と40年前の1940年代、マドリード南西部のメリダやバタホスでの2つの話が入り混じって書かれています。

フランコ総帥が内戦を終結させて軍事独裁政権に入る、1939年前後の話がカットバックで書かれています。

弁護士のマリアと警官のセサル・アルカラの現代の話、その2人の親の過去のしてきたこと。現・政治家の黒幕の戦乱期の過去など…

レビュー

傑作の歴史大河ミステリーでした。

ミステリー要素もあり、ドラマとしても面白いですが、大きく捉えると36年続いた軍事独裁政権、ファシズムのスペインの影と闇がみえてきます。

フランコ体制唯一の党「ファランヘ党」や対ソの戦いをするナチスのスペイン援軍として「青い旅団」など、スペイン現代史の勉強にもなりました。

内戦から独裁政権への激動時期(36年に渡り支配した一党独裁のファランヘ党)と第2次大戦(青い旅団=青師団)などの歴史的要素を入れつつ、物語も面白いと思います。

スペイン行くなら必読かも!?

スペインの激動時期(内戦、独裁、第2次大戦)に行なわれてきたことなど、親の世代まで遡る大河ミステリであり、戦争ミステリーとも言えるのではないかと思います。

意外性は感じましたが、謎解きの面白さが少しだけ足りないという点と完全な実話ではないという2点で厳しめに-0.5しましたが、小説(ドラマ)としては、ほぼ満点(星5つ)だと思っています。

 

「死んだ人形たちの季節」 トニ・ヒル(著)

死んだ人形たちの季節4.0

バルセロナミステリー。人身売買、ドラッグ、いじめ、人種問題など濃密な感じです。3部作につながる他の謎も終盤に作りつつ。

レビュー
バルセロナの描写も少しずつ挟みながら、終盤の捻りと犯人の名前が出るまでわからない感じが面白かったです。

「死んだ人形たちの季節」「よき自殺」に続き、トニ・ヒルの新作「ガラスの虎たち」が2020年4月に発売されています。

スペインミステリーとして、個人的におすすめのシリーズです。

 

「偽りの書簡」 R・リーバス & S・ホフマン(著)

偽りの書簡3.0

レビュー

フランコ独裁政権下の1952年のバルセロナが舞台のミステリー。
という触れこみではあるが、街描写も時代背景も殆どなく、単に物語を楽しむだけの小説という感じでした。ストーリー(ミステリ)自体は、まあまあ面白かったです。

偽りの書簡
東京創元社
発売日:2016/5/29



スペイン旅行にもおすすめの本!?

小説ではありませんが、意外と面白かった「丸かじりドン・キホーテ」のリンクも貼っておきます。スペイン旅行に行く前におすすめだと思いました。

スペイン旅行におすすめ!?

あと、もう一つ、中身を見て、スペイン観光で遺跡とか見る時に、スペインの歴史が勉強になると思った本が「スペイン王家の歴史」です。併せてリンクしておきます。

 

「イタリアが舞台の小説(ミステリー)」の記事も書いています。

 

アフリカ大陸(エジプト、モロッコ、ナイジェリア、南アフリカ)が舞台の小説7冊!?

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