第22回(2022年)「本格ミステリ大賞」が決定しました。
大賞の受賞作品や過去の受賞作品も掲載しています。
ミステリー・推理小説の賞として、22回目の発表となりました。
本格ミステリ大賞とは!?
本格ミステリ大賞は、本格ミステリ作家クラブが開催している推理小説の賞です。
2000年に創設され、年間の最優秀作品に表彰されています。
国内のミステリー小説を中心にしています。
過去の受賞者には、東野圭吾や有栖川有栖といった作家がいます。
最近では、各種ミステリーランキング1位を独占した「屍人荘の殺人」の今村昌弘なども受賞しています。
【評論・研究部門】では、ミステリーや推理小説、探偵小説などについて評論・研究している本に贈られます。
本格ミステリ作家クラブのメンバーには、「マレー鉄道の謎」などで知られる有栖川有栖や「魍魎の匣」など妖怪、怪談ものでも有名な京極夏彦などの有名作家がいます。
第22回(2022年)の大賞受賞作品
2作品、同時受賞作
「大鞠家殺人事件」 芦辺 拓(著)
2022年に決定した日本推理作家協会賞も受賞しています。
本格王道推理小説
「黒牢城」 米澤 穂信(著)
【2021年下半期】直木賞受賞作
「王とサーカス」などでも知られる著者の王道歴史ミステリ
第21回(2021年)の受賞作品
「小説部門」と「評論・研究部門」の受賞作を掲載します。
受賞作
小説部門
日本推理作家協会賞も受賞しています。
評論・研究部門
第20回(2020年)の受賞作品
小説部門
受賞作「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」 相沢 沙呼(著)
24票
「このミステリがすごい!2020年版」の国内部門の1位を皮切りに本屋大賞など、各種ランキングには必ずといっていいほどランクインしています。
映画「小説の神様」の原作者でもあります。
「教室が、ひとりになるまで」浅倉 秋成 (著)
11票
「或るエジプト十字架の謎」柄刀 一 (著)
9票
「紅蓮館の殺人」阿津川 辰海 (著)
9票
本格ミステリー小説です。
「滅びの掟――密室忍法帖」安萬 純一 (著)
7票
評論・研究部門
受賞作「モダニズム・ミステリの時代 探偵小説が新感覚だった頃」長山靖生(著)
10票
「シャーロック・ホームズ語辞典: ホームズにまつわる言葉をイラストと豆知識でパイプ片手に読み解く」 北原 尚彦 (著)
7票
惜しくも3票差で2位になりました。
7月9日に発表される「日本推理作家協会賞」の最終候補作にも挙がっています。そちらでの受賞があるかもしれません。
「探偵が推理を殺す: 多元化する社会と本格ミステリ」小田 牧央 (著)
3票
Kindle版のみとなっています。
「短編ミステリの二百年1」小森収(編)
3票
「江戸川乱歩新世紀—越境する探偵小説 」石川巧・落合教幸・金子明雄・川崎賢子(編)
0票
おわりに
本格ミステリ大賞の受賞作をご紹介しました。
小説界(特にミステリーなどのジャンル)を盛り上げる存在として、大賞作品を決定しています。
受賞作品が気になった方は、是非、これらの本を読まれてみてはいかがでしょうか。