翻訳ミステリー大賞は、毎年、優れた翻訳の小説に贈られる賞です。
そんな、翻訳ミステリ大賞の過去(歴代)の大賞受賞作品をまとめてみました。
過去(歴代)の大賞受賞作品は!?
翻訳ミステリ大賞の過去の受賞作をご紹介します。(最新順)
第11回(2020年)大賞受賞作品
- 「11月に去りし者」
バリー賞、ハメット賞受賞作
1963年、ニューオリンズからラスベガスやロサンゼルスなどの西を目指すロードノベル犯罪小説です。主人公は、ギャングのボスから逃れるため西へ向かうが・・・
第10回(2019年)大賞受賞作品
- 「カササギ殺人事件」
2019年、各種ミステリランキングの1位を独占した英国推理小説です。「このミステリーがすごい!2019年版」や「ハヤカワミステリランキング」など。上巻と下巻で時代が違い、入れ子構造になっている斬新な小説のスタイルをとっています。
第9回(2018年)大賞受賞作品
- 「フロスト始末」
人気シリーズの最新作です。「このミステリーがすごい!2018年版」海外編で第1位となっています。「クリスマスのフロスト」は「このミステリーがすごい!1994年版」で第1位となっています。「フロスト日和」は「このミステリーがすごい!1997年版」で第1位。「冬のフロスト」もランキング上位とシリーズを通して評判の高い探偵小説です。
第8回(2017年)大賞受賞作品
- 「その雪と血を」
ノルウェー作家のミステリー小説です。近年、人気になっている北欧ミステリーとして注目されている1冊です。「ザ・バット 神話の殺人」で、北欧ミステリー最高峰のガラスの鍵賞を受賞しています。
第7回(2016年)大賞受賞作品
- 「声」
北欧ミステリーとして注目の新鋭、アイスランド作家のアーナルデュル・インドリダソンの著作です。マルティン・ベック賞受賞。また、スウェーデンやフランスの推理小説賞も受賞しています。アーナルデュル・インドリダソンは、ガラスの鍵賞を2002年に「湿地」と2003年に「緑衣の女」で2年連続受賞している作家です。
第6回(2015年)大賞受賞作品
- 「秘密」
ミステリー小説です。「湖畔荘」などでもミステリランキング上位の常連となった新鋭ケイト・モートンの著作です。「このミステリーがすごい!2015年版」海外編で第2位
第5回(2014年)大賞受賞作品
- 「11/22/63」
スティーブン・キングのノスタルジックな小説です。過去に戻り、ケネディ暗殺の歴史を塗り替えようとするというストーリーです。ダラスの街の描写が秀逸です。「このミステリーがすごい!2014年版」海外編で第1位
第4回(2013年)大賞受賞作品
- 「無罪」 INNOCENT
法廷ミステリー、リーガルサスペンス。歴史的名作である「推定無罪」の続編です。重厚な小説です。
第3回(2012年)大賞受賞作品
- 「忘れられた花園」
「秘密」「湖畔荘」の著者ケイト・モートンの傑作ミステリーです。「ミステリが読みたい!2012年版」海外編第7位。オーストラリアABIA年間最優秀小説賞受賞
第2回(2011年)大賞受賞作品
- 「古書の来歴」
歴史好き、考古学好きにおすすめの一冊です。リアリティのあるストーリー展開とスケールの大きさ。時代と場所を超えて物語が展開します。歴史ミステリーの傑作
第1回(2010年)大賞受賞作品
- 「犬の力」
メキシコ麻薬戦争3部作の第1弾です。クライムノベルの巨匠ドン・ウィンズロウの著作です。30年に渡るメキシコ麻薬戦争に題材を当て、ベストセラー小説となりました。「このミステリがすごい!2009年版」海外編で第1位を獲得。
まとめ
翻訳ミステリー大賞の歴代(過去)の大賞の受賞作品をご紹介しました。
過去の11回で選ばれた翻訳小説は、どの本も傑作揃いです。
是非、読まれてみてはいかがでしょうか。
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