カリブ海が舞台の小説10冊|ニュー・アカデミー文学賞も(Novels set in the Caribbean Sea)

カリブ海小説

カリブ海諸島には、フランスやオランダ、イギリスなどの植民地となっていた島も多くあります。

例えば、北半分がフランス領で、南半分がオランダ領のセント・マーチン島など、現在もその名残が残っています。

そんな、文化や歴史の入り混じるカリブ海諸島が舞台の小説をまとめました。

カリブ海の現代文学!?

ニュー・アカデミー文学賞とは!?

2018年にノーベル文学賞の代替えとして創設されました。

スウェーデンアカデミー委員会のスキャンダルにより、2018年度はノーベル賞授賞式が行なわれませんでした。

2018年度の1回限りの文学賞となりましたが、ノーベル文学賞に匹敵する価値がある作品と言えるのではないでしょうか。

ニュー・アカデミー文学賞 受賞作!?

「生命の樹」 マリーズ・コンデ(著)

アカデミー・フランセーズ文学賞 受賞

カリブ海諸島のクアドループの4代の家族の物語です。

フランスの植民地だったグァドループという日本人には馴染みが薄い!?場所や周辺が舞台の小説です。

現在はフランスの海外領で、カリブ海に浮かぶ西インド諸島にある島々で構成されています。

1998年刊。著者のマリーズ・コンデは、フランス語圏の作家として、フランコフォニー文学の旗手とも言われています。



カリブ海が舞台の小説

カリブ海諸島が舞台になっている小説をまとめています。

「タール・ベイビー」 トニ・モリスン(著)

ノーベル文学賞作家によるラブ・ロマンス

カリブ海に浮かぶ小島で偶然出会った2人。

白人大富豪に育てられ、ソルボンヌ大学を卒業した娘と黒人だけに囲まれフロリダで育った青年。

別世界で育った男女は葛藤しながらも強く惹かれあい!?・・

 

「チボの狂宴」マリオ・バルガス=リョサ(著)

ノーベル文学賞作家によるマジック(魔術的)リアリズム小説

ドミニカ共和国のトッルヒーリョの独裁体制を描いた小説です。

ラテンアメリカ文学の巨匠の名作。

 

「ミゲル・ストリート」 V・S ナイポール(著)

ノーベル文学賞作家のデビュー作

トリニダード・トバゴを描いた小説です。

「ミゲル・ストリート」で生まれた十七の人生の物語

 

「ザルガッソーの広い海」 ヴァージニア・ウルフ(著)

奴隷制廃止後の19世紀英領ジャマイカ

カリブ海に入植したイギリス人の子孫の物語。

著者は、カリブ海のドミニカ国出身の女流作家

 

「パラディーソ」 ホセ・レサマ=リマ(著)

革命前のキューバ社会を舞台にした大河

ラテンアメリカ文学の金字塔的作品。

5世代にわたる一族の歴史。クリオーリョ文化が漂うキューバでの家族の苦難、愛、非業の死ーー

 

「キューバ・リブレ」 エルモア・レナード(著)

1898年のキューバを舞台に、巨匠レナードが描く歴史冒険

アメリカのクライムノヴェル、ノワール小説の巨匠エルモア・レナードの作品です。

 

「ゴースト・スナイパー」 ジェフリー・ディーヴァー(著)

カリブ海のバハマが舞台です。

ジェフリー・ディーヴァーのリンカーンライム第10弾(2014年発売)

派手さはないものの”共謀罪”をテーマに諜報機関絡みで悪くなかったです。恒例の終盤のひねりもあり。

 

「カリブ海の秘密」 アガサ・クリスティー(著)

ミス・マーブルシリーズ

カリブ海リゾートでの静養時に遭遇する3人の死亡事件、犯人探しを始めるが・・!?

 

「ラブラバ」 エルモア・レナード(著)

ラブラバ
早川書房
発売日:2017/12/6

1984年、エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)最優秀長篇賞

マイアミが舞台の小説

カリブ海周辺が舞台の小説が多い印象のある、エルモアレナードの真骨頂が発揮されている作品です。

 

「アメリカン・タブロイド」 ジェイムズ・エルロイ(著)

ノワールの帝王ジェイムズ・エルロイの人気作品。

キューバなど、カリブ海方面の話題やシーンが出てきます。

アメリカ近代史に欠かせないキューバ危機などが絡んでいる骨太ノワールです。


カリブ海が舞台の小説 【あらすじ&レビュー】

カリブ海のドミニカ共和国が舞台の小説です。

「チボの狂宴」 マリオ・バルガス=リョサ(著)

チボの狂宴4.0

ラテンアメリカ文学を代表するノーベル文学賞作家の最高傑作。
30年に渡りドミニカ共和国で独裁政権のトゥルヒーリョの歴史小説です。

レビュー

史実とストーリーを絡めて読みやすく面白かったです。

ラテンアメリカ諸国にはびこる独裁。

トゥルヒーリョ体制の醜さなど歴史事実が勉強になるうえに、映画を観ているような読みやすさとストーリーとしての面白さがありました。

チボとは山羊で好色漢のことだそうです。

 

おわりに

カリブ海が舞台の小説をまとめました。

カリブ海を舞台にした小説は意外と多くあります。

クライムノヴェルなどのエンターテイメント性のある作品もありますが、ノーベル文学賞などの文学性のある小説も豊富です。

 

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