2020年の全米図書賞(National Book Awards)が発表されました。
日本人作家の受賞の快挙で話題にもなりました。
そんな、全米図書賞の2020年の作品についてまとめています。
全米図書賞(National Book Awards)とは!?
全米図書賞は、米国(アメリカ)で最も権威ある賞として知られています。
全米図書協会により運営され、純文学の賞の中で最高の賞と言われています。
小説部門、ノンフィクション部門、文芸部門、歴史・伝記部門など、いくつかの部門があります。
過去の受賞者!?
ノーベル文学賞候補として毎回名前の挙がるコーマック・マッカーシーの「すべての美しい馬」やトマス・ピンチョンの「重力の虹」があります。
2020年の受賞作は!?
2020年の全米図書賞が、2020年11月19日に発表されました。
翻訳書部門
「JR上野駅公園口」 柳 美里 (著)
日本人作家の柳美里さんが【翻訳書部門】を受賞されました。
1933年、東京オリンピックの前年、出稼ぎのためひとりの男が上野駅に降り立つ。居場所を失くした彼の壮絶な生涯と日本の光と闇!?・・
小説部門 (Winner of The National Book Awards 2020)
「Interior Chinatown」 Charles Yu (著)
まだ未翻訳ですが、【小説部門】は、チャールズ・ユウの「Interior Chinatown」が受賞しました。
その他の全米図書賞・日本人受賞者!?
「献灯使」 多和田 葉子 (著)
日本人作家では他にも、芥川賞作家でドイツのクライスト賞なども受賞している多和田葉子さんが、2018年に「献灯使」で受賞しています。
おわりに
2020年の全米図書賞の受賞作などについてまとめました。
アメリカでは権威のある賞として知られているので、選書の参考にされてみてはいかがでしょうか。