お菓子ミステリやティータイムミステリなど、食べ物や飲み物、料理人などが関連しているミステリをまとめています。
コージーミステリ(素人が探偵役となる)が多いのも特徴です。
美味しい小説に興味のある方に参考にして頂けたらと思います。
お料理ミステリ
「謎解きはビリヤニとともに」 アジェイ・チョウドゥリー(著)
カレー、ビリヤニと共に推理を運ぶ名探偵
ロンドンとインドのコルカタが舞台のインド料理の香り漂うミステリ
インド料理店で働く元刑事のカミル。彼が給仕をしたパーティーで事件が起こるが!?・・
ちょっとした手掛かりからの謎解き、インドの社会問題など。
「タルト・タタンの夢」 近藤 史恵(著)
絶品料理と推理のお料理コージーミステリ
ドラマ「シェフは名探偵」の原作小説です。
商店街の小さなフレンチ・レストラン「ビストロ・パ・マル」。シェフ三舟の料理は、フランス料理が好きな客の心を掴むものばかり。そんなシェフが、客達が巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解く!?--
自転車のロードレース小説「サクリファイス」に始まるシリーズなどで知られる作家。
「死を招く料理店」 ベルンハルト・ヤウマン(著)
グラウザー賞(ドイツ推理作家クラブが選ぶ)受賞作
イタリア料理×ミステリ
ローマの大衆料理店(トラットリア)にやってきたドイツ人作家。その店で料理をごちそうになりながら、店を舞台にミステリを書き出す。そのうち、彼の作品に書いていたことが実際に起こり始め!?・・
「シナモンとガンパウダー」 イーライ・ブラウン(著)
海洋冒険お料理小説
19世紀、イギリスから海賊船に拉致されてしまった料理人・ウェッジウッド。女船長に「命が惜しければ最高の料理を作れ!」と命令されてしまう。。敵船との戦いの中、海賊船の少ない食材で、船長を満足させることは出来るのか!?ーー
「独裁者の料理人」 ヴィトルト・シャブウォフスキ(著)
[2021年度] グルマン世界料理本賞 受賞作
5人の独裁者に仕えた料理人達の人生。彼らは、歴史の重要な瞬間に何を見たか!?--
「ウサギ料理は殺しの味」 ピエール・シニアック(著)
ブラックユーモアのフレンチミステリ
フランスの田舎町にあるレストランのメニューにウサギ料理が載ると若い女が殺される・・ そんなある日、「ウサギ料理をメニューに載せるな」という脅迫状が届く。。この町に何が起きているのか!?・・
元警察官の探偵シャンフィエは、ビストロで食事をするが調査は!?--
「チョコチップ・クッキーは見ていた」 ジョアン・フルーク(著)
[2023年] アメリカ探偵作家クラブ巨匠賞 受賞作家
第23作目まで発売済みの人気お菓子ミステリの第1作目
《ハンナ・シリーズ》は、甘いコージーミステリとして人気です。
世界一美味しいクッキーを出すお店を経営しているハンナ。地元の人達に愛されるお店を経営する日々だったが、ある日、店の裏手で牛乳配達人の死体が発見される。。ハンナは、自慢のクッキーを手に聞き込みを始めるが!?・・
最新作は、2023年1月に発売の第23弾「ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ」となります。
「クリスマス・ティーと最後の貴婦人」 ローラ・チャイルズ(著)
紅茶とお菓子がいっぱいのミステリ
人気シリーズの最新刊で第23弾となります。
チャールストンの富豪ドルシラからクリスマスパーティーのケータリングを任せられたセオドシア。たくさんのスウィーツが並ぶパーティーは大成功。しかし、直後に、ドルシラは何者かに襲撃される。。セオドシアは、真犯人を捜し出そうとするが!?・・
「ビール職人の醸造と推理」 エリー・アレグザンダー(著)
3作目まで発売されているビール・ミステリの第1作目
料理とビール、そして思いがけない事件。
ビールで有名な小さな町のアメリカ北西部、レブンワース。スローンは、夫とその両親と共に、町で一番のブルワリーを経営していた。夫の浮気が発覚してからは、ビール醸造所と店の経営に関わり、料理もうけて新しく店をオープンする。しかし、翌朝、店で死体を発見し!?・・
第2作目「ビール職人のレシピと推理」、第3作目「ビール職人の秘密と推理」のシリーズになっています。
お料理小説
「満ち足りた人生」 キム・チュイ(著)
「料理」をテーマに展開していくストーリー
「完璧に満たされた」という意味の名をもつベトナム人女性・マン。ベトナムで孤児だったマンは、モントリオールでベトナム料理店を営む男性と結婚する。生活は順調のように思われるが、どこか満たされない日々を過ごしていた。。しかし、レシピ本の成功を機に、フランスを訪れ、1人のシェフと出会い!?・・
ベトナム系カナダ人作家による料理を中心にした小説。
「台湾漫遊鉄道のふたり」 楊双子(著)
台湾人作家によるシスター“フード”小説
滷肉飯( ルーローファン)、冬瓜茶(冬瓜ジュース)、肉そぼろサンドカステラ、菜尾湯(五目スープ)、愛玉湯、おこわの上のワタリガニ、ひき肉の煮つけなど..
日台女ふたり鉄道旅の台湾を食べつくす美味しい旅行記小説。
1938年、日本統治下の台湾へ渡る作家・青山千鶴子。現地で出会う通訳担当の台湾人・王千鶴。2人の「千鶴」は、台湾縦貫鉄道に乗り、各地へ赴くが!?・・日台植民地関係、貧富の差、女性差別など台湾の歴史と台湾グルメ。
冒険料理マンガ
「ダンピアの美味しい冒険」 トマトスープ(著)
実在の人物と史実がもとになっている海洋冒険飯漫画
17世紀。英国公認の海賊船に乗りこんだダンピア。航海中、様々な島などの土地の食材を料理にする方法を考えるが!?・・
未知の世界を食べて調べるーー