英国で最も権威のあるブッカー賞の【翻訳書部門】として国際ブッカー賞があります。
2005年に創設された比較的新しい賞で、毎年、5月頃に発表されます。
2016年からは、作品のみを対象として贈られる賞になっています。
国際ブッカー賞 歴代受賞作
2024年 受賞作
「Kairos」 Jenny Erpenbeck(著)
Kairos: Winner of the International Booker Prize
WINNER OF THE INTERNATIONAL BO...
ヨーロッパ史の激動の時代を背景に、2人の恋人の道程を描いた悲惨な物語
2023年 受賞作
「Time Shelter」 Georgi Gospodinov(著)
Time Shelter: Winner of the International Booker Prize 2023
Time Shelter: Winner of the In...
2015年のPEN翻訳文学賞も受賞。
ブルガリアの作家
ブルガリアで最も権威のある文学賞を2度、受賞しているそうです。
2022年 受賞作
「Tomb of Sand」 Geetanjali Shree(著)
Tomb of Sand (English Edition)
An eighty-year-old woman slips...
インド人作家によるパキスタンなども絡めた小説
2021年 受賞作
「夜、すべての血は黒い」 ダヴィド・ディオップ(著)
夜、すべての血は黒い
仏軍セネガル兵アルファは、友人を看取っていた。痛みから解放す...
第一次大戦の兵士の心理とは!?ーー
仏軍セネガル兵のアルファは、恐怖と罪悪感にとらわれ、残虐な儀式をくり返す!?・・彼は、痛みから解放されるため殺してほしいという友人を看取っていた・・
2020年 受賞作
「不快な夕闇」 マリーケ・ルカス・ライネフェルト(著)
不快な夕闇
オランダの酪農家一家に育った10歳のヤスは、クリスマスの晩餐...
史上最年少での受賞となりました。
オランダの酪農一家に育った10歳のヤス。クリスマスの晩餐用として殺されるかもしれないウサギの代わりに、「兄が死にますように・・」と神に祈る。。それが現実になった時!?・・
2018年 受賞作
「逃亡派」 オルガ・トカルチュク(著)
逃亡派 (EXLIBRIS)
【ノーベル文学賞受賞!】 わたし/人体/世界へ向かって──1...
ノーベル文学賞受賞作家の作品
ニケ賞(ポーランドで最も権威ある文学賞)受賞作
探求と発見の紀行文学
2017年 受賞作
「Horse Walks into a Bar」 David Grossman(著)
Horse Walks into a Bar
WINNER OF THE INTERNATIONAL MA...
イスラエル作家によるイスラエルが舞台の小説
2016年 受賞作
「菜食主義者」 ハン・ガン(著)
菜食主義者 (新しい韓国の文学 1)
菜食主義者 (新しい韓国の文学 1)
アジア初の受賞となりました。
李箱文学賞も受賞している韓国人作家
済州島4.3事件を背景にした「別れを告げない」で、韓国人として初のメディシス賞を受賞するなど、今、勢いのある作家。
2015年 受賞作
「Tango de satan」 László Krasznahorkai(著)
Tango de satan
Tango de satan
ハンガリーの作家
同名「サタンタンゴ」で映画化されています。
現在、発売されているのは、フランス語版となります。