2025年、国内作家の注目の新刊をまとめています。
発売月ごとにのミステリー新刊小説から、注目作品を掲載しています。
2025年の新刊が気になる方に参考にして頂けたらと思います。
1月の新刊ミステリ
「謎の香りはパン屋から」 土屋うさぎ(著)
第23回(2024年)このミステリーがすごい!大賞 受賞作
連作ミステリの短編集
パン屋での日常の謎を解く「美味しい」ミステリ
「焦げたクロワッサン」「夢見るフランスパン」「恋するシナモンロール」「さよならチョココロネ」「思い出のカレーパン」など、5つの謎はクロワッサンのように重なり、カレーパンのように刺激的!
「楽園の楽園」 伊坂 幸太郎(著)
伊坂幸太郎デビュー25周年記念の壮大な大長編
世界が急速に混乱に陥っていた。大規模停電、強毒性ウィルスの蔓延、飛行機墜落事故などの発生により.. これらの原因は、謎の人工知1能「天軸」の暴走と考えられた。五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)の3人は、暴走する「天軸」の所在を探る。人工知能の開発者が残した巨大な樹の絵画「楽園」を手掛かりにするが、旅路の果てに想像できない結末が待ち受け!?・・
「秘仏の扉」 永井 紗耶子(著)
「木挽町のあだ討ち」で直木賞を受賞した作家の歴史群像劇
200年の間、固く閉ざされていた扉が開く!?ーー
法隆寺夢殿・救世観音像。飛鳥時代に、聖徳太子の姿を模して造られたと言われる。鎌倉時代以降、扉は固く閉ざされ、開けば、仏罰が下ると言われていた。明治時代。近代化と伝統の狭間で揺れ、秘仏開帳に関わった者たち、それぞれの思いとは!?・・
「偽医者がいる村」 藤ノ木 優(著)
現役医師による医療ドラマ
阿比留一馬は、大学病院での医療事故に関わり、裁判係争中だった。裁判係争中のため、医療行為を避けていたが、偶然遭遇した産気づいた妊婦に同行し、小さな産院に行く。村唯一の分娩施設・竹下診療所で働くことになる一馬だが、そこで、限外集落最後の産院の実情などを目の当たりにし!?・・
「乙霧村の七人」 伊岡 瞬(著)
戦慄のホラー・サスペンス
戸川稔という男により、かつて乙霧村で、一家五人惨殺事件が引き起こされた。22年後、その事件をテーマにノンフィクションを書いた泉蓮が顧問を務める、大学の文学サークルのメンバー6人が乙霧村を訪ねる。そこで、斧を持った大男に襲われるが、閉ざされた集落で何が起きているのか!?・・
2月の新刊ミステリ
「一次元の挿し木」 松下龍之介(著)
第23回(2025年)このミステリがすごい!【文庫グランプリ大賞】受賞作
200年前の人骨が、ヒマラヤ山中で発掘された。遺伝学を大学院で学ぶ悠(はるか)が、DNA鑑定にかけると、4年前に失踪した妹のDNAと一致する。担当教授の石見崎に相談するが、その教授が殺害されてしまう。 研究室からは古人骨が盗まれて!?・・
「無限の回廊」 芦花公園(著)
「とらすの子」で、ベストホラー2022【国内部門】ベスト10で第2位となった著者の最新作
佐々木るみが、自らの最大の敵に挑む――
心霊案件を取り扱う事務所の所長・佐々木るみ。彼女の霊能力は、幼い頃閉じ込められた押し入れの神殿で、友達になった「人魚姫」に教えてもらったものだった。幼いるみは、その力で両親を殺し、いじめっこの同級生を殺した。その恨みと暴力性を抱えた子どもは、未だ、彼女の中にいる。。
「フィナーレ マジシャン最終章」 松岡 圭祐(著)
「マジシャン」シリーズの最終章
天才的なマジックの才能を持つ少女・沙希と椎橋彬が再度タッグを組む、知的エンターテインメントシリーズ。