【チェス・将棋・囲碁・麻雀】テーブルゲーム小説

チェス

チェス・囲碁・将棋・麻雀など、盤上ゲームの小説をまとめています。

チェス、囲碁、将棋・麻雀のルールを覚える上でもおすすめの本です。

チェスミステリなど、単純に謎解きを楽しめる小説も多くあります。

チェスがテーマの小説

「チェスの話」 S.ツヴァイク(著)

チェスの話
みすず書房
発売日:2011/8/20

映画「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」原作

ナチス圧制下ホテルに軟禁されたオーストリア貴族の心理を描いた名作。

ツヴァイクが亡命途上に書いた最後の小説。

 

「ディフェンス」 ウラジミール・ナボコフ(著)

ディフェンス
河出書房新社
発売日:2008/9/19

ロシアの文豪ナボコフの傑作で、最高のチェス小説と言われています。

天才チェスプレイヤーが狂気と破滅へと追いやられていく孤高の物語

 

「鏡の国のアリス」 ルイス・キャロル(著)

チェスを物語に織り込んだ傑作ファンタジー

世界中で読み継がれる「不思議の国のアリス」の著者による作品。

※ あとがきにチェスのルールの説明あり

鏡の国を彷徨っていると、次々に不思議な住民が現れて・・チェスの国に迷い込む・・アリスはまた奇妙な冒険に飛び込むーー

 

「チェス盤の少女」 サム・ロイド(著)

ミステリーサスペンス

頭脳明晰で天才少女の主人公。チェスの少年少女全英大会に出場の際に突然、何者かに拉致される。誘拐され、監禁されるおり、頭の中で「チェス盤」を敷いて部屋の空間を把握しようとするが・・脱出の糸口はあるのか!?

 

「チェスプレイヤーの密室」 エラリー・クイーン(著)

エラリー・クイーンファンならずとも楽しめる本格ミステリ

チェスのシーンも出てきます。

父親の自殺によって遺産を手にする主人公。しかし、父親は本当に自殺だったのか!?・・ 現場は完全な密室状態だったというが、殺人を証明するためには密室を破らなくてはいけないが・・

 

「猫を抱いて象と泳ぐ」 小川 洋子(著)

繊細な文章、優しい文体。

「博士の愛した数式」著者によるチェス関連の小説。

チェスの対戦で、棋譜は芸術のように美しく。チェスの思考の海へ・・

成長を恐れ、11歳のまま身体の成長を止めた少年は、チェス台の下でからくり人形「リトル・アリョーヒン」を操りチェスをさす。。

 

将棋がテーマの小説

「盤上に君はもういない」 綾崎 隼(著)

将棋で結ばれる絆を描いた愛と情熱の物語

史上初となる女性棋士の座をかけた対局が決定する。将棋の名門一家で育った天才高校生・諏訪飛鳥とプロになるための年齢制限の迫る千桜夕妃が運命の一戦に臨む。しかし、勝者はデビュー戦を前に姿を消し!?・・

いっき読み必至の将棋小説。

 

「ミイラ」 芦沢 央(著)

詰将棋をテーマにした小説

「現代の小説2021 短篇ベストコレクション」に収録されている芦沢 央(あしざわ・よう)著、短編小説「ミイラ」です。

詰将棋雑誌に投稿された少年の作品がどこかおかしい。。その少年は、4年前の殺人事件の加害者であることがわかり!?・・

 

「盤上のパラダイス―詰将棋マニアのおかしな世界」 若島 正(著)

詰将棋マニアたちのストーリー

「詰将棋パラダイス」というマニア達が熱愛する雑誌に集う人々の群像や創刊編集長の生き様。

2023年、文庫化となりました。

詰将棋とは何か!?など、詰将棋に関することがわかります。

 

囲碁がテーマの小説

「幻庵」 百田 尚樹(著)

幻庵
文藝春秋
発売日:2016/12/31

百田尚樹氏の囲碁がテーマの小説

江戸時代後期。碁打ち達を恐れさせた風雲児「幻庵因碩」。「最強の名人になる」と努力を続ける少年は、天賦の才を発揮して成長していくーー

3000年前の中国で生まれた囲碁を進化させたのは、江戸時代の日本人だったーー 江戸時代の260年間に誕生した名人は、わずか8人という。

 

麻雀がテーマの小説

「渚のリーチ!」 黒沢 咲(著)

渚のリーチ!
河出書房新社
発売日:2022/2/26

現役の麻雀プロによる青春麻雀小説

新人プロ雀士・渚の挑戦の軌跡ーー

「強気のヴィーナス」の異名を持つ新人麻雀プロの大地渚。ITコンサルタントの仕事をしながら、日々、麻雀に打ち込む。麻雀のプロテストを受け、会社員とプロ雀士の両立が始まるが!?・・

 

「令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法」 新川 帆立(著)

プロ雀士の経歴を持つ作家による短編集

「元彼の遺言状」(2021年このミステリがすごい!大賞)著者の新刊

全ての作品が麻雀に関する内容ではありませんが、「第六話 接待麻雀士」が麻雀小説です。例和三年「健全な麻雀賭博に関する法律(通称:健雀法)」

日本文芸協会の「2022 短篇ベストコレクション」にも収録

 

チェスに関する書籍

「完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯」 フランク・ブレイディー(著)

チェスの世界チャンピオン「ボビー・フィッシャー」の生涯を描いた自伝

東西冷戦下、国家の威信をかけソ連をやぶり、世界の頂点に立った男の波乱万丈な人生。

FBIやKGBのファイルを発掘して描く、アメリカの神童の生涯。。

 

「新装版 ボビー・フィッシャーのチェス入門」 ボビー・フィッシャー(著)

チェス入門の決定版

世界チャンピオン「ボビー・フィッシャー」によるチェスの指南書。

初心者から上級者まで

 

「謎のチェス指し人形<ターク>」 トム・スタンデージ(著)

1770年、ウィーンで披露された世界第一級のチェスの指し手ロボット、通称「ターク(トルコ人)」

チェスチャンピオンを負かし、ナポレオンやエカテリーナ女帝をも驚かせたロボットの辿る歴史。

チェス対戦の出来るロボット「タークの正体とは!?」

 

「シャーロック・ホームズのチェスミステリー」 レイモンド・スマリヤン(著)

シャーロック・ホームズをネタにしたチェス・プロブレム

チェスの盤上に残された手がかりを元に、そのゲームの過去を暴く。

チェスの盤上をホームズの推理に見立て・・

シャーロッキアンも楽しめる1冊。

 

「アラビアン・ナイトのチェスミステリー」: スマリヤンの逆向き解析問題集 レイモンド・スマリヤン(著)

チェスミステリ第2弾。チェスの盤と駒で問題が50問収録

チェスの駒をアラビアン・ナイトの登場人物に見立て・・

アラビアン・ナイトの世界で起こる事件がチェス・プロブレムとして出題されています。

 

「マンガで覚える図解チェスの基本 」 小島 慎也(監修)

ペーパーチェス盤&駒付き

チェスのルールをマンガと図解でわかりやすく解説。

ふりがな付きで大人はもちろん、小学生にもおすすめ。