【コンピュータ・サスペンス小説】SNSインフルエンサー&ハッカーなどネット関連

ハッカーミステリ小説

SNSやハッカーなど、ネット関連でIT系のネタが含まれる小説をまとめています。

サイバーミステリやSNSインフルエンサーの事件、ハッカーなど、インターネットやコンピュータが関連しているサスペンスやミステリ小説です。

仮想通貨、VR仮想空間、AIロボット小説なども。

インターネット(SNS)関連 小説

「ラウリ・クースクを探して」 宮内 悠介(著)

[2024年] 高校生直木賞 受賞作

星雲賞を受賞している「あとは野となれ大和撫子」著者の最新作

1977年、エストニア生まれのラウリ・クースク。コンピュータ・プログラミングの才能のある彼は、ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指すが、ソ連が崩壊し!?・・

 

「モダンタイムス」 伊坂 幸太郎(著)

検索から始まる監視の行く先は!?ーー

あるサイトの使用変更を引き継ぐシステムエンジニアの渡辺拓海。しかし、プログラムの一部は暗号化されていて、前任者は失踪中となっている。。解析を進めていた関係者を次々に不幸が襲い!?・・ 彼らは、特定のキーワードを同時に検索していて!?・・

 

「網内人」 陳 浩基(著)

網内人
文藝春秋
発売日:2020/9/28

前作「13・67」で有名な香港作家の華文ミステリ

網の中(インターネット)に潜む悪魔をあぶり出せ!ー

中学生の妹を飛び降り自殺で亡くした姉のアイ。妹シウマンの自殺原因が、ネットにひそむ悪意が背後にあることを知る。ネットの誹謗中傷が彼女を死に追いやったのか!?・・ アイは、ネット専門の凄腕探偵・アニエと共に捜査を始めるが!?ーー

ネットリンチ、痴漢冤罪、ダークウェブなど、香港を舞台に現在の社会問題を含みつつ・・

 

「インフルエンサーの原罪」 ジャネル・ブラウン(著)

SNSを駆使したインフルエンサー絡みのミステリ

大金を奪うため、詐欺師のニーナとラクランは、インフルエンサーのヴァネッサに近づく。しかし、仕事は予想外の展開になり!?・・

 

「スマホを落としただけなのに」 志駕 晃(著)

2転3転するサイバーサスペンス

ハッカーが絡むイヤミス

すべての始まりは、麻美の彼氏・富田がスマホを落としたことだった。拾い主は、ハッカーだった。。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、SNSを介して麻美へとターゲットが向かっていき!?・・

 

「偽者(フェイクアカウント)」 ローレン・オイラー(著)

「わたし」は、恋人がSNSで有名な陰謀論者だと知る。。彼の本当の姿は、どこにあるのだろうか.. 本心を問いただそうとした矢先、彼は事故死する。。「わたし」は、彼の謎を追いかけるが!?・・

 

「アイアムハウス」 由野 寿和(著)

SNS時代の多重解決ミステリの傑作

結末に驚愕の警察ミステリ

高級住宅街の「十燈荘」。そこに住む秋吉一家が、それぞれの「趣味」にまつわる形で惨殺される。唯一生き残った息子・春樹は、何故、生き残ったのか!? 静岡県警が捜査すると、16年前の「十燈荘妊婦連続殺人事件」が関連しているとわかり!?ーー なぜ、秋吉家は犠牲になったのか!?・・

 

「ガーンズバック変換」 陸 秋槎(著)

「元年春之祭」で知られる華文作家の最新作

ネットへの視覚的なアクセスを遮断する規制が敷かれた香川県からやってきた女子高生の大阪観光サイバーパンクーー表題作「ガーンズバック変換」

全8篇からなる短篇群。

 

「無限の月」 須藤 古都離(著)

中国と日本が舞台のノンストップエンターテインメント

メフィスト賞受賞作「ゴリラ裁判の日」著者の最新作

中国のある町で、パソコンのディスプレイに「誰かたすけて」の文字が表示され、何者かによるハッキングが疑われたが犯人がわからない。一方、日本では、IT経営者の妻が、階段からころげ落ち、大怪我を負うが!?・・

 

「見えざる網」 伊兼 源太郎(著)

[2013年] 横溝正史ミステリ&ホラー大賞 受賞作

SNSがテーマのハードボイルドミステリ

街頭インタビューで異論を呈した今光。駅のホームから何者かに押され落ちかけたり、次々と危険が迫るが!? 黒幕の正体は!?・・ SNSを批判したことで命を狙われる主人公だが!?・・

 

「あの日に消えたエヴァ」 レミギウシュ・ムルス(著)

Facebook(SNS)などから消息を追うが!?ーー

ポーランドNo.1ベストセラー作家のスリラー

10年前、エヴァは、恋人ヴェルネルの目の前でレイプされ失踪した。ヴェルネルは、フェイスブックで見つけた彼女の写真から、捜索を始める。調査会社経営者の妻カサンドラは、チャットで彼をサポートするが!?・・



ハッカー・サイバーテロなど

「天才ハッカー安部響子と2,048人の犯罪者たち」 一田 和樹(著)

青春サイバーサスペンス

不器用な少女が「天才ハッカー」になる成長を描く小説。

インターネット黎明期、天才ハッカーはいかに誕生したか!?・・ 次世代の天才との現代は!?ーー

希美は、都内の高校に通う。同級生の佐野良子と仲良くなる。良子は希美の持つパソコンに興味を抱き、部屋で一緒に遊ぶようになるが!?ーー

 

「ザ・フォックス」 フレデリック・フォーサイス(著)

軍事ミステリの巨匠、フレデリック・フォーサイスの実在事件に基づくサスペンス

英国の天才ハッカーの若者が、米国安全保障局のシステムに侵入する。米国は引き渡しを要求するが、英国安全保障のウェストンは、英米両首脳に「トロイ作戦」と名付けた諜報活動を提案する。天才ハッカーのコードネームは〈フォックス〉。ロシアの巡洋艦をハッキングするが、命を狙われ!?・・

 

「ファイアーウォール」 ヘニング・マンケル(著)

ハッカー・サイバーテロミステリ

北欧ミステリの巨匠が描く、サイバーテロの先駆的な作品

タクシー運転手を襲った2人の少女。間もなく1人が死体となって発見される。一方、ITコンサルタントの死体の死体も少女との繋がりが考えられ、刑事ヴァランダーは、天才的なハッカー少年の手を借り、コンピュターに侵入しようとするが!?・・ 男のパソコンの厳重なファイアーウォールを突破できるのか!?・・

 

「パズル・パレス」 ダン・ブラウン(著)

「ダ・ヴィンチ・コード」著者のコンピュータ・サスペンス

史上最大の諜報機関で、暗号学の最高峰・米国家安全保障局のスーパーコンピュータが狙われる。。国家機密だったコンピュータは、全通信を傍受・解読でき、テロ対策として開発されたが!?・・

 

「ミステリアム」 ディーン・クーンツ(著)

ミステリアム
ハーパーコリンズ・ジャパン
発売日:2021/4/16

不朽の名作「ウォッチャーズ」で知られる巨匠クーンツのベストセラー

11才の少年ウッディは、IQ186の天才ハッカー。しかし、高機能自閉症で言葉を発したことがない。父の事故死の真相を探る中、ハイテク企業の極秘研究所で爆破事故が発生する。。そして、ウッディのパソコンに不気味な文字が現れだし!?・・

 

「ハッカー・ゲーム」 弓永 端子(著)

新感覚ハイスピードSFアクション

西暦2045年、電脳傭兵集団「チーム:ゼータ」と天才ハッカーが、仮想空間を舞台に攻防をくり広げる。「チーム:ゼータ」は、監禁された「第一級AI」を奪還できるか!?ーー

日経「星新一賞」優秀賞受賞作家によるサイバー小説。

 

「SE神谷翔のサイバー事件簿」 七瀬 晶(著)

ネット犯罪捜査ミステリ

警視庁のサイバー犯罪捜査に協力している元ハッカーの神谷翔。会社では、ヘタレ新米SEとしてうだつが上がらない・・ そんな彼の知識と先輩・理沙は、「ウイスル騒ぎ」「なりすまし」など身近な難事件に挑むが!?・・

 

【VR仮想空間】ミステリ

「スノウ・クラッシュ」 ニール・スティーヴンスン(著)

「メタヴァース」の語を生んだ傑作

オンライン上に仮想空間「メタヴァース」が築かれた近未来のアメリカ。凄腕ハッカーで、デリバリーピザの配達人でもあるヒロ・プロタゴニストは、メタヴァースで知り合った男に「スノウ・クラッシュ」という謎のドラッグを渡され!?ーー

 

「名探偵に甘美なる死を」 方丈 貴恵(著)

[2023年] 本格ミステリ大賞 最終候補作

VR空間と現実世界で繰り返される殺人ミステリ

〈竜泉家の一族〉シリーズ最新作

メガロドンソフトの依頼で、VRミステリゲームのイベント監修を請け負った加茂冬馬。しかし、イベントは、8人の素人探偵で、命をかけた殺戮ゲームへと発展し!?・・ 生死をかけたゲームの行方は!?ーー



【仮想通貨】関連小説

「ニムロッド」 上田 岳弘(著)

[2018年] 芥川賞 受賞作

仮想通貨ビットコインを扱った小説

IT企業のSEをしている中本哲史(ビットコインの作者と同じ名前)は、社長から仮想通貨の採掘を命じられるが!?・・

友人ニムロッド、恋人との関係。資本主義とは!?価値とは何なのか!?

仮想通貨の成り立ちや仕組みが勉強になる小説。

 

「月まで行こう」 チャン・リュジン(著)

韓国のベストセラー小説

20代後半、独身、経済的余裕のない一人暮らし、と共通点の多いタへ、ウンサン、チソンは、大手製菓会社に勤める。ある時、ウンサンが仮想通貨投資を始め、タへとチソンも始める。彼女達は、通貨価格の変動と共に、自らの人生を見つめ直すが!?・・

 

「令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法」 新川 帆立(著)

「元彼の遺言状」(2021年このミステリがすごい!大賞)著者の新刊

6篇からなるリーガルSF短篇集

6話の中の1つ、「通貨の単位及び電子決済等に関する法律(通称:電子通貨法)」が、PayPay(ペイペイ)など、キャッシュレスの電子通貨関連の物語です。

令和反逆六法と言われる6つの架空法律で、現行法に対するアンチテーゼ。

 

AI 関連小説

「AI法廷のハッカー弁護士」 竹田 人造(著)

AI法廷ミステリ連作集

省コスト化、高速化された裁判は、人間の代わりにAI裁判官が導入されていた。。そんな、AIの穴をつき、勝訴を手にするハッカー弁護士の顔も持つ不敗弁護士の機島雄弁。正体を誰にも気づかれてはいけなかったが、依頼人に知られてしまい!?・・

もし、AIが裁判の判決を下すようになったら!?ー

 

「魔女と過ごした七日間」 東野 圭吾(著)

「ラプラスの魔女」シリーズ新刊

AIによる監視システムが強化された日本。指名手配犯捜しの元刑事が殺される・・ 父を亡くした少年は不思議な女性に導かれ推理するが!?・・

 

ノンフィクション・ルポタージュ

「サイバー戦争 終末のシナリオ」 ニコール・パーロース(著)

フィナンシャル・タイムズ&マッキンゼー 年間ベストビジネスブック2021受賞作

ネット文明の脆さを暴く迫真のルポ

ウクライナ、ロシア、中東、中国、北朝鮮、シリコンバレーなど、世界中でくり広げられる「サイバー軍拡競争」を取材したスパイ小説さながらのドキュメント本。

セキュリティホールの情報を闇取引するサイバー商人、原発、医療、金融などのインフラ壊滅のタイミングをうかがうテロリスト、政府機関など。。