《松本清張のおすすめ作品15選》ベストセラーなど名作一覧

2019年は、松本清張生誕110年となりました。

そんな松本清張のおすすめを、名作ランキングなどで掲載しています。

松本清張作品の代表作や最高傑作などのあらすじも。

松本清張 売り上げ部数ランキング

1 「点と線」 松本 清張(著)

アリバイ崩しの醍醐味を描いた名作

列車時刻表の「わずか4分間の偶然」とは!?ーー

九州博多付近の海岸。役人と料亭の女の心中事件が発生する。当初、事件とは思われていなかったが、捜査陣は、殺人事件を疑う。浮かぶ容疑者は、殺害時刻に北海道にいたとの鉄壁のアリバイがあった。その鉄壁のアリバイを崩すため、捜査陣は、列車時刻表を分析するが!?・・

 

2 「砂の器」 松本 清張(著)

松本清張の代表作的作品

清張文学の金字塔、累計460万部突破のベストセラー

東京・蒲田駅の操車場。男の扼殺死体が発見される。唯一の手がかりは、被害者の東北訛り「カメダ」という言葉だった。刑事の今西は、執拗に事件を追い、断片的にだが事実が判明し始める。しかし、第2、第3の殺人事件が発生し!?・・

 

3 「ゼロの焦点」 松本 清張(著)

清張初期のミステリー最高傑作

戦争直後の混乱が招いた悲劇とは!?ーー

禎子は、広告代理店に勤める鵜原憲一と結婚する。しかし、前任地の金沢へ行った夫は、1週間の予定を過ぎても戻らない。禎子は、金沢へ行き、北陸で夫の行方を尋ね歩く。そこで、夫の知られざる過去をつきとめるが!?・・

 

4 「わるいやつら」 松本 清張(著)

病院の壁の中で計画される恐るべき完全犯罪

登場するのは「悪党」ばかり! 医者、弁護士、デザイナー、看護婦ーー

32歳の戸谷信一は、医学界の重鎮だった父の後を継ぎ、病院長となる。しかし、経営にも治療にも身を入れず、赤字は増えるばかり。それを苦にしない彼は、穴埋めの金を女から搾り取ることをたくらみ!?・・

 

5 「張込み」 松本 清張(著)

張込み
新潮社
発売日:1965/12/17

松本清張の短編小説

東京・目黒で発生した強盗殺人事件。警視庁の柚木刑事は、主犯の石井を追い、石井の昔の恋人・横川さだ子のいる九州S市に向かう。柚木は、その家の近くの旅館で張り込みを開始するが!?・・



その他のおすすめベストセラー

「眼の壁」 松本 清張(著)

悪の実体を暴いた社会派推理小説

資金繰りに苦しむ電気メーカーの経理課長・萩崎は、部長の関野と資金繰りに奔走していた。そんな折、3,000万円の手形詐欺に遭い、関野は、責任を負って自殺してしまう。社内の極秘となった事件を、萩崎は、自ら真相を追い始める。そして、背後にうごめく巨大な組織悪が見えてくるが!?・・

 

「けものみち」 松本 清張(著)

「けものみち」ー カモシカやイノシシなどの通行で山中につけられた小径(こみち)

割烹旅館で働く31歳の成沢民子。脳軟化症で回復の見込みのない夫・寛次に縛られた人生を送っていた。彼女は、夫を焼殺し、行方を絶つ。刑事の久恒は、民子の行方を追い、政財界の黒幕・鬼頭の女になっていることを突き止める。人道の道を踏み外した者が辿る〈けものみち〉とは!?ーー

 

「Dの複合」 松本 清張(著)

民俗学、古代史学、民間伝承学、旅と歴史が絡むミステリー

作家の伊瀬忠隆は、雑誌の依頼で、「僻地に伝説をさぐる旅」の連載を始める。浦島伝説の取材地、丹後半島依頼、彼の訪れるところでは、不可解な謎や事件が絶えない。連載は打切りになるが、この企画の裏に隠された意図に気づいた時、伊瀬は事件に巻き込まれていた!?・・



松本清張 名作タイトル

「黒革の手帖」 松本 清張(著)

清張史上最強の悪女

わたしは、銀座の女王になる!ーー 架空口座が記された手帖が切り札

ベテランの女子行員・原口元子は、7,500万円の横領金を資本に、銀座のママに転身する。店のホステス・波子のパトロンで産婦人科病院長・楢林に目をつける。そして、隠し預金を調べ上げ、5,000万円を出させるのに成功する。次のターゲットは、医大専門予備校の理事長・橋田。夜の紳士達を相手に、彼女の欲望は広がっていき!?・・

 

「影の地帯」 松本 清張 (著)

謎を解く鍵は、信州ローカル線・駅前の風景!?ーー

カメラマンの田代は、飛行機の中から富士山を写したばかり、思いがけぬ事件に巻き込まれる。謎の木箱を追う田代の周辺には、小太りの男が現れ、殺人事件も起こる。保守党の有力幹部失踪事件との関連が見えて来て、巨大な醜悪が全貌を現わし始め!?・・

 

「時間の習俗」 松本 清張(著)

巧妙なトリックの本格推理長編

「点と線」の名コンビが、再びアリバイを崩す!ーー

神奈川県の相模湖畔。交通関係の業界紙の社長が殺される。容疑者のタクシー会社の専務は、九州の和布刈(めかり)神社で行われた新年の神事を見物し、カメラにおさめていたという完璧なアリバイがあったが!?・・

 

「ガラスの城」 松本 清張(著)

一流企業にはびこる様々な欲望と犯罪を描いた社会派ミステリー

「壮麗なガラスの城」ともいうべき、大手の会社。エリートコースの販売課長が、社員旅行の晩、行方不明となり、惨殺死体で発見される。2人の女性社員の手記により、事件の真相に迫っていく。意外な顔を見せる社員達が、疑惑の線上に次々に浮かび!?・・

 

「霧の旗」 松本 清張(著)

社会派ミステリーの傑作

法と裁判制度とは何か!?ーー 冤罪、弁護士のスキャンダル..

柳田桐子は、殺人容疑で捕らえられ、死刑の判決を受けた兄の無罪を信じて、九州から上京する。高名な弁護士・大塚欽三に調査を懇願するが、断られてしまう。そして、兄は、汚名を着せられたまま、獄死してしまう。大塚弁護士に対し、桐子の復讐が始まるが!?・・

 

「駅路」 松本 清張(著)

駅路
新潮社
発売日:1965/8/3

失踪した男の悲しい終末を描く

平凡な人生を生き、終点に近い駅路に到着した時、耐え忍んだ人生から解放されたいと願う。そして、男は、定年後の人生を愛人と過ごそうと失踪するが!?・・

 

「白い闇」 松本 清張(著)

夫の思いがけない裏切り話に潜む罠を描くーー

仕事で北海道に出張すると言えを出たまま失踪した、信子の夫・精一。夫の仕事関係の炭鉱会社に電報を打つも、北海道には、1度も来ていないと返事がくる。信子は、やがて、精一の従弟・俊吉により、精一は、青森に田所常子という隠れた女がいることを知り!?・・

 

あらすじ&レビュー

「熱い絹」 松本清張(著)

熱い絹

マレーシアのキャメロンハイランドに失踪したタイのシルク王ジム・トンプソンをテーマとして絡めた推理小説

失踪した原因を絡めながら背後にある闇も書いている物語です。

レビュー

物語としても面白いですが、実際の事件の核心をつくような調査をして作品を描いたのだろうなと思いました。

マレーシアが舞台の小説は多くないので貴重な一冊だと思います。