【エストニアが舞台の小説5冊】首都タリンやバルト三国

旧ソ連から独立したバルト3国のひとつエストニアは、人口、約130万人の国です。

「電子国家」とも言われ、Skype(スカイプ)を生んだ国としても知られています。

そんな、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)のエストニア(首都タリンなど)が舞台の小説を掲載しています。

エストニアが舞台の小説

「粛清」 ソフィ・オクサネン(著)

早川書房
発売日:2012/2/1

旧ソ連やエストニアの歴史を巡る北欧文学

エストニアという国の歴史を二人の女性の人生に仮託して描いた力作

1992年、エストニア。庭先に倒れていたロシアの若い女性と農家の老女。2人の視点から見えてくるソ連占領下の社会主義国エストニアの情勢。

 

「ラウリ・クースクを探して」 宮内 悠介(著)

【2024年】高校生直木賞 受賞作

星雲賞を受賞している「あとは野となれ大和撫子」著者の最新作

1977年、エストニア生まれのラウリ・クースク。コンピュータ・プログラミングの才能のある彼は、ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指すが、ソ連が崩壊し!?・・

 

「蛇の言葉を話した男」 アンドルス・キヴィラフク(著)

【第2回】みんなのつぶやき文学賞【海外篇】第3位

バルト三国のエストニア発のファンタジー小説

エストニアの森。かつて森には、「蛇の言葉」を話す民が住んでいた。しかし、その言葉は滅亡の危機にある。そんな「蛇の言葉」を話す主人公は、最後の存在になるが、存続の戦いに挑み!?・・

 

「トーマス・ニペルナーティ7つの旅」 アウグス・ガイリ(著)

20世紀エストニアを代表する作家による旅の物語

全7話から成る短編連作小説

エストニアの村々を気ままに旅する風来坊のトーマス・ニペルナーティ。虚言により旅の先々で、農園主、靴職人など職業を詐称してまわる。。しかし、自らの虚言で立場と危うくし!?・・

 

「蝶男:エストニア短編小説集」 メヒス・ヘインサー(著)

エストニアの新世代作家による短編小説集

エストニアで最高の名誉と言われるトゥグラス短編小説賞を3度受賞した作家のマジックリアリズム風小説集。

エストニアの実在の地名を含みつつ、行き来する幻想とリアル。



おまけ

「ボックス21」 アンデシュ・ルースルンド(著)

バルト諸国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の闇が絡む1冊

エストニアが舞台になっている訳ではありませんが、リトアニアなどを含め、ヨーロッパの闇事情のわかるミステリ小説です。

〈このミステリーがすごい!第1位〉の「熊と踊れ」著者の作品。

 

 

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