【白い巨塔】の主人公・財前のモデルは誰!?病院は!?ドラマの役者も

作家、山崎豊子の名作「白い巨塔」の主人公のモデルは誰なのでしょうか!?

また、病院はどこなのでしょうか!?

ドラマ化も何度かされている「白い巨塔」の主人公・財前五郎のモデルや病院のモデルなどについてまとめています。

「白い巨塔」のモデルになった人物は!?

作家・山崎豊子の小説「白い巨塔」は、1965、69年に刊行されました。

「白い巨塔」の主人公は、財前五郎(ざいぜん・ごろう)です。

財前五郎のモデルとなった人物が存在し、国立浪速大学にもモデルがあると言われています。

モデルの1人として挙げられているのは、作者・山崎豊子さんの主治医でもあった大阪帝国大学の教授外科医の神前五郎先生です。

もちろん、権力争いに身を投じていたわけではありません。

神前五郎先生(1919-2015年)は、日本の外科医で、元大坂大学の教授でした。

ドラマの財前とは違い、神前五郎先生は敏腕で、人格者だったそうです。

 

モデルになっている病院は!?

白い巨塔

白い巨塔の舞台となっている国立浪速大学は、国立大阪大学医学部がモデルと言われています。

山崎豊子さん曰く、特定の大学をモデルとしているわけではなく、複数の大学をモデルにしているとのことです。

しかし、世間一般の認識では、国立大阪大学医学部の説が最も有力となっています。

また、モデルの病院は、千葉大学医学部附属病院という説もあります。

理由として、千葉大が以前、医学部内での権力争いが激しかったことや財前五郎のような性格の食道癌の権威だった教授がいたことが挙げられています。



ドラマ「白い巨塔」の歴代の財前役は!? キャスト!?

山崎豊子原作の小説「白い巨塔」は、これまで3回ほどドラマ化されています。

それぞれのドラマの主人公・財前を演じた役者さんをご紹介します。

1978年~1979年放送の主人公・財前は誰!?

初めてドラマ化された「白い巨塔」は、1978年6月~1979年1月にフジテレビ系列で放送されました。

俳優の田宮次郎さんが、主演の財前五郎役をつとめました。

田宮次郎さんの事件もきっかけとなり、最終回直前回は26.3%、最終回は31.4%まで上昇しました。

田宮次郎さんは、猟銃を使用した自殺という衝撃的な最期を迎えてしまいます。

過密なスケジュールと過度の責任感が重圧となり、精神的にも不安定だったそうです。

田宮次郎さんの自殺の原因については様々な憶測がありましたが、精神科医の診断による「うつ病」説が一番有力となっています。

幸子夫人曰く「最後に白い巨塔をやっていなければ、田宮はあのような形で死ぬことはなかったと思います」と語っています。

 

2003年~2004年放送の主人公・財前は誰!?

2度目のテレビドラマ化となった「白い巨塔」は、フジテレビ系列で第1部が2003年10月~12月、第2部が2004年1月~3月に放送されました。

フジテレビ開局45周年記念ドラマとして放送されました。

俳優の唐沢寿明さんが、主演の財前五郎役をつとめました。

連続ドラマとしては珍しい2クール制で、全21回の大作となりました。

ポーランドのアウシュビッツ収容所に財前がたたずむシーンでは、唐沢寿明さんがポーランドに渡り、撮影を敢行していました。

石坂 浩二さん演じる東貞蔵(あずま・ていぞう)との確執が印象的でした。

 

2019年放送の主人公・財前は誰!?

「白い巨塔」のドラマの最新版は、2019年5月に放送されました。

テレビ朝日開局60周年記念として、5夜連続ドラマで放映されました。

タレントで俳優の岡田准一さんが、主演の財前五郎役をつとめました。

平均視聴率が13.3%で、唐沢寿明さんの「白い巨塔」の平均視聴率23.9%と比べて、今ひとつパッとしない評価だったようです。

 

まとめ

作家・山崎豊子の作品「白い巨塔」のモデルと言われている人物や病院についてまとめました。

白い巨塔は、今までに何度かドラマ化されています。

主人公の財前を演じた俳優は、田宮次郎、唐沢寿明、岡田准一となっています。

直近では、2019年にドラマ化されています。