「サッカー本大賞」に選ばれている歴代受賞作品を一覧でまとめています。
サッカー好きな人、スポーツ好きな人、スポーツチームの育成や経営者の人におすすめの本が選ばれています。
「大賞」や「特別賞」「読者賞」に選ばれた本を掲載しています。
「サッカー本大賞」とは!?
「サッカー本大賞」は、サッカー(フットボール)に関わる書籍(本)に贈られる賞
「良質なサッカー書籍が日本のサッカー文化を豊かにする」という主旨で、出版社の「双葉社」と「白水社」が協賛しています。
毎年、1年間で刊行されたサッカー本(テクニック本、技法書、サッカー漫画は対象外)を対象に、選考委員の合議で「大賞」「特別賞」が決まります。
サッカー本大賞 【歴代受賞作品】
2024年 受賞作
「それでも前を向く」 宮市 亮(著)
10年ぶりの日本代表戦での大怪我。4度にわたる手術。それでも、男は何故、前向きでいられたのか!?ーー
2023年 受賞作
「競争闘争理論 サッカーは「競う」べきか「闘う」べきか?」 河内一馬(著)
「競争」「闘争」や、ゲームにおける「思考態度」と「思考回路」など、サッカーを哲学的に考えている1冊です。
個人で闘うか、団体で闘うかなどの「チームワーク」、「コミュニケーション」、「適切な精神的状態」など、サッカーというスポーツを様々な要素から分析しています。
2022年 受賞作
「ディエゴを探して」 藤坂ガルシア千鶴(著)
知られざる世界的スーパースターの素顔
恩師、幼馴染み、チームメイト、パーソナルトレーナーなどへの取材から「人間ディエゴ」の実像に迫る。
「神」と呼ばれる以前のアルヘンティノス・ジュニオルス時代も。
「ULTRAS ウルトラス 世界最凶のゴール裏ジャーニー」 ジェームス・モンタギュー(著)
ゴール裏のスタンドで熱狂する膨大な人々。
世界中のスタジアムを発炎筒の煙と怒号で満たしてきた異質のファンの実態とは!?--
ウルグアイ、アルゼンチン、ブラジル、イタリア、セルビア、ドイツ、トルコ、エジプトなどでの活動。
「FCバイエルンの軌跡:ナチズムと戦ったサッカーの歴史」 ディートリヒ・シュルツェ=マルメリング(著)
最多優勝記録保持者でブンデスリーガ9連覇を果たしたFCバイエルン・ミュンヘン。
「ユダヤ人排斥」やホロコーストの記憶を刻む120年の歴史。
2021年 受賞作
「女の答えはピッチにある:女子サッカーが私に教えてくれたこと」キム・ホンビ (著) 小山内 園子 (翻訳)
韓国人女性による抱腹絶倒の女子サッカー体験記
クリスティアーノ・ロナウドの大ファンの30代の著者が、地元のアマチュア女子サッカーチームに入団。
そこで起こる様々な出来事や心境の変化などユーモア溢れる1冊。
「わたしはオオカミ 仲間と手をつなぎ、やりたいことをやり、なりたい自分になる」 アビー・ワンバック (著) Abby Wambach (著)
NYタイムズベストセラー第1位
女子アメリカ代表のエースとして活躍したアビー・ワンバック選手の心に残る名言
サッカーのみならず人生に共通する哲学本としても。
「クレイジーフットボーラーズ ピーター・クラウチが明かす プロサッカーの裏話」 ピーター・クラウチ (著) 村瀬 隆宗 (翻訳)
元イングランド代表ピーター・クラウチの本
プレミアリーグに18シーズン在籍した経験から、プロサッカーの裏話などを語る。
CB(クレイジーブーツ)賞は、「ユーモアな文章」を綴った著者に贈られる今年限りの特別な賞です。
「ヘディングはおもに頭で」 西崎 憲 (著)
フットサル絡みの青春小説
大学受験に失敗し、浪人をしながらアルバイトを転々とする主人公。そんな折、高校時代の友人に誘われフットサルを始める。
永田町のフットサルスクールに通ううち、世界が広がっていくが・・
「RESPECT2《リスペクト2》 監督の挑戦と覚悟」 反町 康治 (著)
松本山雅FCを2012年から指揮してきた反町康治氏によるサッカー論
松本山雅の8年間の成長の軌跡、自身の生き方、地方や世界を見渡すサッカー論など。J1昇格に2度導いた知将の視点
「RESPECT(リスペクト)」は、信濃毎日新聞本紙に原則月1回書き続けてきたコラムです。
2020年 受賞作
「欧州 旅するフットボール」 豊福 晋(著)
欧州ヨーロッパ(バルセロナ、マドリード、ロンドン、パリ、リスボン、ナポリ、フィレンツェ、ベルリン、グラスゴー)などの街で受け継がれるフットボールの物語が収められています。
30を超える街で受け継がれるフットボールの物語です。
フットボール(サッカー)はもちろん、海外情景や描写など旅行気分も味わえます。
「特別賞」は、以前あった「翻訳賞」に代わってできた賞です。
どちらもサッカーの戦術や指導に役立つ本と言えるのではないでしょうか。
「プレミアリーグ サッカー戦術進化論」 マイケル・コックス(著)
プレミアリーグはスポーツビジネス的に見ても、ヨーロッパ諸国のリーグと比べて収入規模が群を抜いています。
そのプレミアリーグのサッカー戦術進化について記載された本です。
プレミアリーグの進化する戦術を徹底分析
イングランドの戦術革命から学び、取り入れることのできる本
サッカーを戦術面から勉強したい人におすすめの本と言えるかもしれません。
「岡田メソッド――自立する選手、自立する組織をつくる16歳までのサッカー指導体系」 岡田 武史(著)
元日本代表監督の岡田武史氏の著書です。
岡田武史氏の経験と知識が凝縮された1冊です。
岡田流メソッドとして、150点超の図解、付録用語集などで丁寧にわかりやすく解説されています。
サッカーの監督など指導者を目指している人にもおすすめの1冊と言えるのではないでしょうか。
「読者賞」は、「フットボール批評」と「フットボールサミット」の編集部が制作する「フットボールチャンネル」というWEBサイトでの読者投票で決定しています。
「サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質 才能が開花する環境のつくり方」 菊原 志郎(著)、仲山進也
15歳でプロ契約し、1990年に日本代表に選出された元日本代表選手で、引退後は「サッカー界の育成のスペシャリスト」となった菊原志郎さんの著書です。
古参のサッカー好きなら有名な方で、キング・カズやラモスらの読売クラブ(現・東京ヴェルディ)が黄金時代だった頃の中盤を支えた選手でした。
読売下部組織育ちで、「ヨミウリ天才少年」とも形容されていました。
引退後は育成世代の指導者として、クラブやJFA育成年代日本代表で多くの一流選手を指導してきました。
元日本代表の中島翔哉選手も絶賛されている1冊です。