【自転車がテーマの小説10選】ロードレース&旅も

自転車小説

コロナ渦の影響もあり、益々、自転車人口も増えつつあるようです。

テレワークなど在宅勤務の方が増えることで、運動不足解消などに趣味として自転車(ロードバイク、クロスバイクなど)を始める人が増えていることが理由だそうです。

そんな、自転車(ロードレースなど)に関する小説をまとめました。

ロードレース小説

「サクリファイス」 近藤 史恵(著)

サクリファイス (新潮文庫)
ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―...

大藪春彦賞 受賞作

青春サスペンスロードバイク小説

ロードバイクなど、自転車乗りの人達からも好評価で人気の1冊

プロのロードレースチームに所属する白石誓は、ヨーロッパ遠征中に悲劇に遭遇する。かつての恋人との再会、ライバル達との駆け引き、エースを支えるアシストとしての使命、様々な思いが入り混じる感動と興奮の物語。

 

「エデン」 近藤 史恵(著)

エデン (新潮文庫)
エデン (新潮文庫)

「サクリファイス」続編

3年後、白石誓は、ただひとりの日本人選手としてツール・ド・フランスに挑む! 様々な思惑入り混じる人間ドラマ。3000kmの果てに目指すゴールは楽園なのか!?・・

 

「サヴァイヴ」 近藤 史恵(著)

サヴァイヴ (新潮文庫)
団体戦略が勝敗を決する自転車ロードレースにおいて、協調性ゼロ...

「サクリファイス」シリーズ第3弾 全六編のスピンオフのような短編集

ヨーロッパを舞台に活躍する白石誓、伊庭、赤城、石尾らが登場

「北の地獄」の異名を持つ石畳を走るレース「パリ・ルーベ」など実在のレースを扱いながら・・

 

「スティグマータ」 近藤 史恵(著)

スティグマータ (新潮文庫)
あの男が戻ってきた。三度の優勝を誇ったもののドーピングで全て...

シリーズ第4弾

舞台はフランス。ツール・ド・フランスが開幕。

30歳となったチカは、ストイックにアシストとしてペダルを漕ぐが・・

駆け引きや心理描写が秀逸なロードレース小説シリーズ最新刊

 

「キアズマ」 近藤 史恵(著)

キアズマ (新潮文庫)
ふとしたきっかけでメンバー不足の自転車部に入部した正樹。たち...

青春自転車小説

サクリファイスシリーズとは違い、純粋なスポーツ要素の強い小説。

メンバー不足の自転車部に入部した正樹。ロードレースの楽しさに目覚めるが、エースと衝突し中学時代の辛い記憶が蘇る・・

 

自転車に関連する小説!?

「ぼくとペダルと始まりの旅」 ロン・マクラーティ(著)

ぼくとペダルと始まりの旅 (新潮文庫)
スミシー・アイド、独身、体重126キロ。仕事は退屈、酒とジャ...

隠れた名作とも言われる自転車ロードノベル

天涯孤独になったスミシーは、姉の眠るLAへと自転車を漕ぎ出す。

独身、仕事は退屈、オタクで半分ひきこもり。酒とジャンクフード。そのうえ、突然の事故で両親を亡くし姉までも・・。

後悔ばかりの人生は逆転できる!? 大陸横断旅行の行方は!?

魂を揺るがす感動の物語。 (「奇蹟の自転車」からの改題)

 

「自転車泥棒」 呉 明益(著)

自転車泥棒 (文春文庫 コ 21-1)
失踪した父と同時に消えた自転車の行方を追う「ぼく」。台湾から...

ブッカー賞 候補作品

現代台湾文学を牽引する呉明益による文学的な作品

自転車の歴史、台湾の歴史や戦争のことなど、重厚な物語

 

「田園発 港行き自転車」 宮本 輝(著)

田園発 港行き自転車 上 (集英社文庫)
富山県の滑川駅で父が突然亡くなった。駅前には一台の自転車が取...

「ドナウの旅人」で知られる宮本輝による自転車純文学

宮崎に出張に行った筈の父が、富山県の滑川駅で突然亡くなった。1台の自転車が駅前に残されたまま・・ 15年後、絵本作家の娘・真帆は富山へ向かう。。富山、京都、東京の人々の人生が交差する物語。

富山サイクリングロードは2021年、ナショナルサイクリングロードに新たに登録されました。

 

「サヨナラ自転車」 櫻川 さなぎ(著)

サヨナラ自転車 (ディスカヴァー文庫)
「風を切る自転車の速さで、初恋と永遠の別れが駆け抜ける。僕は...

[2013年] 電子書籍大賞エブリスタ特別賞 受賞作

感動の恋愛青春小説

横須賀北陽学園高校2年の亜優、俊輔、拓己の3人は幼なじみ。兄弟のような関係も高校生になり、3角関係になるが!?・・

ミステリ要素なども含みつつ、悲しくも爽やかなストーリー。

 

「男たちは北へ」 風間 一輝(著)

男たちは北へ (ハヤカワ文庫 JA カ 6-1)
男たちは北へ (ハヤカワ文庫 JA カ 6-1)

自転車ロードノベル

東京から青森まで自転車で旅するグラフィックデザイナーの桐沢風太郎。

ツーリング中に起こる様々な出来事や出会う人。冒険とサスペンス要素を挟みつつ自転車で北へ向かうが!?・・

 

「遅い男」 J・M・クッツェー(著)

遅い男
遅い男

ノーベル賞作家の傑作長編

六十代の独身男ポール・レマンが自転車の事故で片脚を失う。

人生に絶望し、要介護の生活を始める。美しく仕事熱心な介護士マリアナ惹かれていくが!?・・

 

おまけ

「旅する練習」 乗代 雄介(著)

旅する練習 (講談社文庫 の 20-4)
第34回三島由紀夫賞、第37回坪田譲治文学賞、ダブル受賞! ...

みんなのつぶやき文学賞2022【国内編】第2位

自転車小説という訳ではありませんが、

日本一長いサイクリングロードである利根川サイクリングロードを歩いて旅する小説です。

利根川周辺に住んだ文豪や野鳥観察の描写など。

 

おわりに

ロードレースなどを含め、自転車にまつわる小説をまとめました。

ツール・ド・フランスやブエルタ・エスパーニャ、ジロデ・イタリアなどのグランツール好きのロードバイク乗りの方はもちろん、普通のチャリダーやサイクリストにもおすすめの小説です。

サイクリングや旅が楽しくなる小説が多いので、自転車乗りとあわせて読まれてみてはいかがでしょうか。