【ビブリオ・ノベル&ファンタジー】出版業界など本(書籍)の小説

面白いビブリオ小説

ビブリオ小説のおすすめタイトルをまとめています。

図書館、図書室や書店、古本屋、出版社、本、古書、読書などが関わる物語。

愛書家、読書家など、本好きや出版業界に興味のある人におすすめの小説です。

ビブリオ小説(ノベル)

注目!「キャクストン私設図書館」 ジョン・コナリー(著)

[2014年] アメリカ探偵作家クラブ【最優秀短編賞】受賞作

<本と物語>がテーマの短編、中編からなる作品集

もし、小説の登場人物に会い、物語を変えられたら!?・・ シャーロック・ホームズ、ドラキュラ伯爵、不思議の国のアリスなど名作のみんなが暮らす図書館で起きた大事件とは!?・・

 

「ミッドナイト・ライブラリー」 マット・ヘイグ(著)

真夜中、どん底のノーラの前に現れた不思議な図書館

世界43ヶ国刊行ベストセラー。本を愛する人のための本

仕事をクビになり、猫を亡くし、話を聞いてくれる家族も友人もいない。。頭をめぐるのは後悔ばかりのノーラ。生きている意味がないと衝動的に命を絶とうとするが、目の前には不思議な図書館がーー

そこには、「彼女が選ばなかった」人生の数々が!?--

 

「ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅」 高野 史緒(著)

旅と本にまつわる5つの物語

[2024年] 星雲賞、SFが読みたい!2024年版【国内篇】第1位などで話題になった「グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船」著者の最新作

本好きの、本好きによる、本好きのための本

 

「教室に並んだ背表紙」 相沢 沙呼(著)

「medium 霊媒探偵城塚翡翠」で、このミステリーがすごい!2020年版【国内編】第1位など、各種ミステリランキング1位を独占した作家のビブリオノベル。

中学校の「図書館」を舞台にした全6編からなる連作短編集

同級生に対する劣等感、将来への不安。。少女達の思春期の心模様を「読書」との出会いで変化していく様子を描き出す。

 

「本のエンドロール」 安藤 祐介(著)

本を作る人達の小説

豊澄印刷の営業・浦本は、本作りに携わる一人の営業マンとして日々、奮闘している。。理想通りに仕事が進まず!?・・

1冊の本が手元に届くまでの関わる人々(作家、編集者、印刷会社、製本会社、装丁家、営業、書店員など..)本を愛する人々の物語。

本がどのようにして作られているのか!?

紙の本への愛着が湧く。本好きの全ての人に読んでもらいたい1冊。

 

「夢を売る男」 百田 尚樹(著)

百田尚樹による出版社絡みの小説

自分史を残したい団塊世代の男。スティーブ・ジョブズに憧れるフリーター。教育論を発表したい主婦。本の出版を夢見る彼らに、編集長の牛河原は「現代では、夢を見るには金がいるんだ」と持ちかける。。出版社vs自費出版作家。本の出版を夢見る人々と編集者の笑いと涙のビブリオ小説。

出版社の出版事情などもわかり、裏側もわかる1冊。

 

「お探し物は図書室まで」 青山 美智子(著)

2021年【本屋大賞】第2位

ハートウォーミング短編小説

町の小さな図書室。仕事や人生に行き詰まっている5人が訪れた。話を聞いた司書さんは、詩集、絵本、図鑑など一風変わった選書をしてくれる。。自分と向き合い、悩みを解決する物語。

 

「本を守ろうとする猫の話」 夏川 草介(著)

ベストセラー「神様のカルテ」著者によるビブリオ小説

高校生の夏木林太郎は、幼い頃に両親が離婚し、母の他界で祖父との2人暮らしをしてきた。その祖父が営む古書店の「夏木書店」。しかし、祖父も突然亡くなり、本の整理をしたいた林太郎は書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会うが!?・・

 

「稀代の本屋 蔦屋重三郎」 増田 晶文(著)

蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)を描いた小説

江戸随一の出版人・蔦屋重三郎(蔦重)。出版者であり、編集者、流通業者、プロデューサーとして江戸の文化を変えた!?・・

歌麿を磨きあげ、写楽を産み落としたその生涯とは!?ーー

2025年放送予定の大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」に関連し、人気の1冊。

 

「本と私と恋人と」 エミリー・ヘンリー(著)

[2022年] goodreads年間ベスト・ロマンス賞 第1位獲得

Amazon.com2022年のベスト・ブック選出

文芸エージェントとして奮闘してきたノーラ。母の亡き後、妹の面倒を見るため頑張ってきた。その妹が3人目の出産の前に、姉妹だけのバケーションを提案する。辿り着いた田舎町で、かつて本を売り込んだ時に拒絶された相手、チャーリー・ラストラを見つける。そこで、悪夢は終わらず!?・・

 

「古本屋は奇談蒐集家」 ユン・ソングン(著)

ソウルで「不思議の国の古本屋」を経営する著者による感動的な実話

ソウルに実在の古本屋は、お客のために絶版本を探しながら人生の物語を蒐集する。お客が語るのは、シュールで奇妙な実話ーー

 

「図書館司書と不死の猫」 リン・トラス(著)

定年退職した図書館司書と本を愛する不思議な猫の奇妙な物語

元・図書館司書のわたしは、休暇を海辺のコテージですごしていた。そんな折、1匹の猫にまつわるメールを読む。猫は、人間の言葉を話し、本を愛する。好奇心に駆られ、わたしは調査に乗り出すが!?・・

ブラックユーモア含むビブリオ・ノベル

 

「図書館」 ゾラン・ジヴコヴィチ(著)

書肆盛林堂
発売日:2024/1/4

セルビアを代表する作家のゾラン・ジヴコヴィッチ氏のビブリオ小説。

東欧のボルヘスと呼ばれる作家本にまつわる不条理な物語が詰まった1冊。

 

「本を読む女(ひと)」 ゾラン・ジヴコヴィチ(著)

セルビアの幻想小説家による連作短編集 第2弾

女性・タマラさんの日常。読書を好み、本を愛で果実を頬張る。当たり前で、時々、不穏な非日常ーー

 

「雲(CLOUD)」 エリック・マコーマック(著)

東京創元社
発売日:2019/12/20

奇想天外なストーリーの奇譚小説

スコットランド作家の幻想的で一風変わった小説。

旅先で見つけた1冊の古書。「黒曜石雲」という本には、19世紀スコットランドで起きた謎の気象現象が書かれていた。グラスゴーのスラムで生まれた主人公の人生が回想されていく・・

 

「華氏451度」 レイ・ブラッドベリ(著)

早川書房
発売日:2014/4/24

「火星年代記」などSFの巨匠によるビブリオノベル

読書が有害とされ、本が禁制品となっている近未来。主人公のモンターグは、書物を焼き尽くす昇火士(ファイアマン)のひとりとして活動するが、1人の少女と出会い彼の人生が変わっていく!?ーー

 

「リスボンのブック・スパイ」 アラン・フラド(著)

戦時中のリスボンを舞台に、本を愛する者達の戦いを描く

第二次世界大戦下、ニューヨーク公共図書館で働くマリアは、リスボンに旅立つ。リスボンでは、書店を営む青年ティアゴと書類偽造の天才ローザが、秘密のユダヤ人避難活動を行っていた。マリアは2人と出会い、図書館員として、スパイとして、活動するが!?・・



ビブリオ・ファンタジー

「図書館島」 ソフィア・サマター(著)

東京創元社
発売日:2022/5/12

【世界幻想文学大賞】受賞作

【英国幻想文学大賞】受賞作

デビュー作で4冠の書物と物語をめぐる傑作ビブリオ・ファンタジー

文字を持たない辺境の地に生まれた青年は、世界中の書物を収めた図書館のある島に幽閉される。。彼はそこで、書かれた言葉を信じる人々の戦いに巻き込まれる・・

 

「図書室の魔法」 ジョー・ウォルトン(著)

【2012年】英国幻想文学大賞 受賞作

ヒューゴー賞・ネビュラ賞 受賞作

読書好きの英国少女・モリ。15歳の孤独な少女を救ったのは、本との出会いだった。そんな、モリの日記には、青春が綴られており!?・・

70年代~80年代に出版された本などが豊富に登場。

 

「図書館の魔女」 高田 大介(著)

さわベス 2018【文庫部門】第1位

全4巻からなるビブリオ・ファンタジー

「永遠の0」百田尚樹(著)をミリオンセラーへ押し上げた岩手の書店「さわや書店」が、2018年、年間1位に挙げた作品です。

史上最古の図書館に暮らす(高い塔の魔女)マツリカに仕えることになる少年キリヒト。古今の書物をひもとき、数多の言語を操ることから「魔女」と恐れられるマツリカは、若い少女だった・・

 

「この本を盗む者は」 深緑 野分(著)

本の世界を冒険するファンタジー

高校生の深冬は、「本の街」読長町に住んでいる。父は、巨大な書庫「御倉館」の管理人。曾祖父は書物の蒐集家。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、本の呪いが発動してしまう。。町は物語の世界に姿を変え、泥棒を捕まえない限り、町は元に戻らないと知った深冬は物語の世界を冒険するが!?・・

 

「深夜0時の司書見習い」 近江 泉美(著)

不思議な図書館で綴られるビブリオ・ファンタジー

札幌の郊外に佇む私設図書館、通称「図書屋敷」。高校生の美原アンは夏休みにホームステイすることになり、真夜中の図書館に迷い込んでしまう。。この図書迷宮で司書を務めることになったアンは「図書館の本を多くの人間に読ませ、迷宮を復興する」よう命じられるが!?・・

本への愛に満ちた《本好きに贈る物語》

 

「本の背骨が最後に残る」 斜線堂有紀(著)

このホラーがすごい!2024年版【国内篇】第4位

ビブリオ・ホラー / 7編を収録した短編集

本が失われた世界。そこでは、物語を語る者が「本」と呼ばれる。しかし、同じ本に喰い違いが生じた時、本と本は正当性をぶつけ合う。業火の中、誤植と断じられた者は「焚書」となり焼かれてしまう。。そして最後には背骨だけが残り!?ーー「本の背骨が最後に残る」

 

「魔法のサーカスと奇跡の本」 エリカ・スワイラー(著)

ファンタジー要素の強いビブリオミステリ

図書館員のサイモンに、書籍商から1冊の本が送られてくる。18世紀のサーカス団長による日誌により、サイモンは、祖母や母を含む母方の女性が、いずれも7月24日に溺死していたと知る。。サイモンは、本を手がかりに一族の秘密を探り始めるが!?・・

本を巡る、謎と呪いの物語。

 

「本にだって雄と雌があります」 小田 雅久仁(著)

第3回(2012年)Twitter(ツイッター)文学賞【国内篇】第1位

怪作コメディファンタジー

大坂の旧家の書斎に響く羽音。本だらけの家には「書籍の位置を変えてはいけない」という禁忌があった。。9歳の少年がその掟を破った時、書籍と書籍が交わり、新しい書籍が生まれてしまった!?・・

 

「地下図書館の海」 エリン・モーゲンスターン(著)

書物の魅力を巡る本格ビブリオ・ファンタジー

大学院生のザカリーは、著者名の記されていない本を図書館で見つける。そこには、誰も知る筈のない自らの少年時代の体験が記されていた。。ザカリーは本の秘密を追い、謎の男に導かれ地下に広がる〈星のない海〉の岸辺にある空間に辿り着くが!?・・

 

ライトノベル

「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~」 香月美夜(著)

「このライトノベルがすごい!2018年版&2019年版」2年連続 第1位

本好きにおすすめのビブリア・ファンタジー。

小説投稿サイト「小説家になろう」から書籍化され、シリーズ累計500万部を突破した大ヒットライトノベルです。

コミック(漫画)も発売されています。2022年春には、第3期のテレビアニメが放送されました。

 

 

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