【フィリピンが舞台の小説】マニラやセブ島など

フィリピンが舞台になっている小説をまとめています。

7,000以上もの島からなる国、フィリピン。

そんな、フィリピン作家の小説やマニラ、セブ島などが舞台の小説を掲載しています。

フィリピンが舞台の小説

「反乱者」 ジーナ・アポストル(著)

反乱者
白水社
発売日:2022/10/27

フィリピン出身の作家が放つ、超絶メタフィクション

フィリピン植民地史、20世紀初頭の米比戦争、現代の麻薬戦争、時空を超え交錯していくフィリピンの物語

フィリピン出身のミステリ作家マグサリンのもとに一件のメールが届く。送信者は、マグサリンの小説の主人公の映画監督キアラ。キアラは、フィリピン・サマール島のバランギガでの通訳をマグサリンに願い出る。キアラが書いた映画の脚本にマグサリンは、実在の女戦士、フィリピン人のカシアナ・ナシオナレスを登場させるが!?・・ 米比戦争の虐殺事件を巡る物語は!?・・

 

「イルストラード」 ミゲル・シフーコ(著)

マン・アジア賞(ブッカー賞のアジア版)受賞作

フィリピンを代表する作家が死体で発見され、未完の小説が消えた。助手のミゲルは、真相を求めフィリピンへ赴くが!?・・

19世紀末の独立戦争時代から現代までのフィリピン近現代史を含みつつ。

 

「虹の谷の五月」 船戸 与一(著)

フィリピンのセブ島が舞台の直木賞 受賞作

巨匠、船戸与一の傑作小説

フィリピンのセブ島に祖父と暮らす13歳のトシオ。ゲリラの抗争に巻き込まれていくが!?ーー 日本とフィリピンのハーフの少年の成長物語。

 

「遠い他国でひょんと死ぬるや」 宮内悠介(著)

[第70回] 芸術選奨文部科学大臣 新人賞受賞作

大戦の記憶、民族と宗教、友情と神秘が入り混じるエンターテイメント

激戦地ルソン島で戦死した詩人・竹内浩三の幻のノート。TVディレクターの須藤は、職を捨て、現地へ渡る。しかし、到着直後、謎の西洋人男女に襲われる。山岳民族の娘・ナイマに救われるが、彼女は大戦以来、日本人への反感が強い。須藤は、ミンダナオ島独立闘士ハサンの家に行くことになるが、ムスリム一族は秘密を抱えていて!?・・

星雲賞受賞作「あとは野となれ大和撫子」で知られる作家の1冊

 

「炎熱商人」 深田 祐介(著)

炎熱商人
文藝春秋
発売日:Kindle版

直木賞 受賞作品

1970年前後のフィリピン。商社のマニラ事務所長の小寺は、ラワン材取引に手を染める。しかし、信頼の上にビジネスを進めるうえで、厳しい現実が!?・・ 戦争の傷跡を残す地で、国際ビジネスに情熱を燃やす男達。

第2次大戦時の日本軍とフィリピン人の関わり合いを絡め、壮大なスケールの1冊。

 

「フィリピン・フール」 内山 安雄(著)

フィリピン・フール
角川春樹事務所
発売日:2000/12/15

著者の実体験に基づく傑作長篇

灼熱のマニラで若いフィリピン人女性にひとめ惚れをした作家の私。やがて、年の半分をフィリピンで過ごす生活が始まり、その女性アリスに薬局を買い与えた。しかし、店の経営は行き詰まる。さらに、アリスの嘘が次々に発覚し!?・・

 

「ダブルマリッジ」 橘 玲(著)

大手商社エリート社員の桂木憲一は、幸せな家庭を築いていた。しかし、パスポートの更新で戸籍謄本を取り寄せたことから、生活が暗転し始める。謄本には、妻の里美と並び、フィリピン国籍の女性名が書かれていた・・

 

「月光の奪還」 伊藤 基(著)

月光の奪還
幻冬舎ルネッサンス
発売日:2013/8/8

祖国の誇りをかけた男達の戦いーー

太平洋戦争末期、フィリピン。1人の50代の志願兵が送りこまれる。名前は、穴吹銀次。銀次は、上官を失い、途方に暮れる日本兵達に指揮官として迎えられる。圧倒的な兵力の米軍を相手に追い詰められ、死を覚悟し、最期の一手を打つが!?・・

 

「比島民譚集:フィリピンの島々に伝わる話」 火野 葦平(著)

戦争作家、火野葦平が、フィリピン従軍中に採集し翻訳した民話集

島々に伝わる奇妙な話。比島の民情が知れる1冊。

可笑しくて、悲しく、少し残酷な物語。