「本の雑誌」が毎年発表している年間のベスト10ランキング第1位を獲得した作品。
その、歴代第1位作品をまとめています。
月刊で発売される「本の雑誌」と「WEB本の雑誌」の2つの媒体があります。
【本の雑誌】年間ベスト10 「歴代第1位作品」
2024年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「越境」 砂川 文次(著)
陸上自衛隊出身の著者によるノンストップ・ミリタリーアクション
北海道東北部。ロシア軍の侵攻から10年が過ぎ、ロシア軍、自衛隊の残党、民兵、マフィア、ヤクザなどが群雄割拠していた。日本政府「支援飛行隊」のイリキは、ヘリコプター墜落から九死に一生を得る。「無法地帯」を奥へ奥へと進むイリキ一行の前に、究極の兵器が現れ!?・・
2023年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「存在のすべてを」 塩田 武士(著)
[2024年] 本屋大賞 第3位
平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者の門田は、被害男児の現在を知ることになる。事件の真実を求めて再取材を行うと、ある写実画家の存在が浮かびあがり!?ーー
2022年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「リバー」 奥田 英朗(著)
人間の業と情をえぐる圧巻の犯罪小説
渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見される。10年前の未解決連続殺人事件と手口が酷似しているが、同一犯か!? 模倣犯なのか!? かつて容疑をかけられた男、取り調べをした元刑事、執念で犯人を捜す父親、新たな容疑者達など、様々な人間がからみあい!?・・
2021年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」 鈴木 忠平(著)
[2022年] 大宅壮一ノンフィクション賞 受賞作
名将・落合博満の実像に迫る1冊
中日ドラゴンズで監督を務めた8年間。2007年には、日本一にも輝き、日本シリーズには5度選出された落合博満の実像に迫る。
2020年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「パラ・スター」 阿部 暁子(著)
汗と涙と感動のきらめく青春小説
車いすメーカーで働く百花。彼女の夢は、競技用車いすを作ることだった。親友で車いすテニス選手の宝良は、高校2年の時、交通事故で脊髄損傷してしまう。日本代表チームに選出され活躍する宝良に対し、百花は、新米エンジニアで奮闘するが!?・・ 少女たちの夢の行方は!?ーー
2019年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「展望塔のラプンツェル」 宇佐美 まこと(著)
児童虐待の社会問題がテーマの小説
1986年、多摩川市。この街は、貧困、暴力、虐待、家庭崩壊など、児童相談所は休む暇がない。児童相談所職員の松本悠一と子供家庭支援センターの志穂。南部で生きる少年少女・カイ、ナギサ、ハレの3人。不妊に悩む郁美と夫の圭吾。1986年、1997年、2008年の3つの時代を軸に、それぞれの物語が進行し!?・・
児童虐待、性虐待、人種差別的な話などを含みつつ。
2018年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「古本屋台」 Q.B.B. (著)
「孤独のグルメ」原作者の久住昌之と実弟のイラストレーターによるユニット「Q.B.B.」の作品
「あぁ、仕事帰りに酒を飲みながら大好きな古本と触れあいたい・・」そんな、サラリーマンの願いを叶えてくれる屋台。それが、「古本屋台」。屋台で古本を売っているこの店は、おやじが1人で切り盛りしている。マニアにはたまらない店だ・・
古書好きにはたまらないチョイスの連続ーー
2017年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「オブリヴィオン」 遠田 潤子(著)
罪と哀しみを抱えて生きていく人々の物語
娘の目の前で妻を殺した森二。刑期を終え出所すると、ヤクザ者の兄・光一と妻の兄の長嶺圭介が待っていた。彼の「奇跡」と「罪」が結びつける2人の存在が。森二の廻りを渦巻く憎しみと欲望が暴走し!?ーー
2016年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「慈雨」 柚月 裕子(著)
人間ドラマ&ミステリー
神場は、警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出る。旅先で少女誘拐事件の発生を知るが、それは、16年前に自分が捜査にあたった事件に酷似していた。事件の真相や明らかになる事実は、時間と空間を超え、感動の結末へ!?・・
2015年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「エンジェルメイカー」 N・ハーカウェイ(著)
傑作エンターテイメント・ミステリ
機械職人として静かに暮らすジョー・スポークは、大物ギャングの息子だった。謎の機械を修理することになるが、客の老婦人は引退したシークレット・エージェントで、その謎の機械は、第2次世界大戦直後に開発された最終兵器の鍵だった!・・ ジョーは、世界を滅亡から救うため、父の銃を手に立ち上がるが!?・・
2014年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「笹の舟で海をわたる」 角田 光代 (著)
激動の戦後を生き抜いた女達の「人生の真実」
終戦から10年、左織(さおり)は22歳の時、銀座で声をかけられる。左織と疎開先が一緒だったという風美子(ふみこ)と名乗る女。やがて、風美子は、左織の日常をおびやかし始め!?-- 「幸福な人生」とは!?ーー
2013年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「なぎさ」 山本 文緒(著)
久里浜で暮らす人達の物語
故郷を捨て、海辺の街で暮らす冬乃。ブラック企業に務める冬乃の夫の部下・川崎。それぞれの過去が紐解かれいき!?・・
2012年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
「人間仮免中」 卯月 妙子(著)
切実で愛おしいコミックエッセイ
統合失調症、顔面崩壊、失明、AV女優、夫の借金と自殺・・
波乱の人生を送る36歳の著者が。25歳年上のボビーに出会い恋をした。楽しい生活を送っていたが、大事件が起こる!ーー