ミステリが読みたい!【歴代・第1位作品】海外編&国内編

早川書房ガイドブック、ハヤカワ<ミステリ・マガジン>の「ミステリが読みたい!」

その「ミステリが読みたい!」の歴代第1位作品をまとめています。

国内編&海外編のミステリー小説ランキングで、2025年の最新版まで掲載しています。

【国内編】歴代・第1位作品

2025年版 第1位

「地雷グリコ」 青崎 有吾(著)

第77回(2024年)日本推理作家協会賞 受賞作

第24回(2024年)本格ミステリ大賞 受賞作

このミステリーがすごい!2025年版【国内篇】 第1位

週刊文春2024ミステリーベスト10 【国内部門】第1位

本格ミステリ・ベスト10 2025【国内編】 第1位

本格頭脳バトル小説 全5篇

勝負事にやたらと強い女子高生の射守矢真兎(いもりや・まと)。風変わりなゲームに日常の中で巻き込まれるが!?ーー

 

2024年版 第1位

「可燃物」 米澤 穂信(著)

可燃物
文藝春秋
発売日:2023/7/25

このミステリがすごい!2024年版【国内篇】第1位

直木賞受賞作家、米澤穂信の初の警察ミステリ

2021年下半期「黒牢城」で、直木賞を受賞「王とサーカス」で、このミステリがすごい!【国内編】第1位となった作家の最新作。

葛警部の推理が光る5編の作品群。群馬県警を舞台にした新たなミステリシリーズ。

 

2023年版 第1位

「爆弾」 呉 勝浩(著)

爆弾
講談社
発売日:2022/4/20

[2023年版] このミステリがすごい!【国内編】第1位

2020年日本推理作家協会賞「スワン」をはじめ、「おれたちの歌をうたえ」などの傑作を執筆している著者の新刊

東京、秋葉原。連行された酔っ払いの中年男の予言通り、廃ビルが爆発する。その男によると、「ここから三度、次は一時間後に爆発します」とのこと。警察は爆弾魔を止められるか!?・・

 

2022年版 第1位

「黒牢城」 米澤 穂信(著)

[2021年下半期] 直木賞 受賞作

このミステリーがすごい!2022年版【国内編】第1位

「王とサーカス」などの作品で知られる著者の歴史ミステリ

天正6年冬、本能寺の変の4年前。織田信長に反旗を翻して有岡城に立てこもった荒木村重。城内で起きる難事件に翻弄されるが!?・・

 

2021年版 第1位

「たかが殺人じゃないか」 辻 真先(著)

このミステリがすごい!2021年版【国内篇】第1位

〈週刊文春〉2020ミステリーベスト10【国内部門】第1位

戦後の混乱期が絡む骨太な社会派ミステリ

昭和24年、戦争の傷が未だ深い、名古屋の男女共学の高校3年生になった風早勝利少年。彼の推理小説研究会は、夏合宿にくり出すが、そこで密室殺人事件に遭遇する。勝利は、那珂一兵の助けを借りながら謎に挑むが!?・・

 

2020年版 第1位

「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」 相沢 沙呼(著)

このミステリがすごい!2020年版【国内篇】第1位

年末各種ランキング第1位を席捲したミステリ

本屋大賞など、各種ランキングにランクインし話題になった探偵推理小説です。

映画「小説の神様」の原作者でもあります。

 

2019年版 第1位

「それまでの明日」 原りょう(著)

このミステリがすごい!2019年版【国内篇】第1位

直木賞作家で、ハードボイルド小説の名手のシリーズ第5作

私立探偵の沢崎のもとに、金融会社の支店長が現われ、料亭の女将の身辺調査をしてほしいという。しかし、女将は既に亡くなっていて、女将に似た妹があとを継いでいた。さらに、依頼人が姿を消し、沢崎は金融絡みの事件の渦中にーー

 

2018年版 第1位

「屍人荘の殺人」 今村 昌弘(著)

このミステリがすごい!2018年版【国内篇】第1位

「週刊文春」ミステリーベスト 第1位

2018 本格ミステリ・ベスト10 第1位

デビュー作で3冠の著者の「魔眼の匣の殺人」「兇人邸の殺人」シリーズに続く第1弾

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介。同大学の探偵少女、剣崎比留子と共に、映画研究部の夏合宿でペンション紫湛荘を訪ねる。しかし、部員の1人が密室で惨殺死体で発見される。。さらに、連続殺人が起き!?・・

 

2017年版 第1位

「真実の10メートル手前」 米澤 穂信(著)

ジャーナリストが出合う6つの事件

ジャーナリスト・太刀洗万智の活動記録。高校生の心中事件。2人が死んだ場所の名をとり、恋累心中と呼ばれる。太刀洗は、週刊深層編集部の都留と合流し、取材を開始するが!?・・

 

2016年版 第1位

「王とサーカス」 米澤 穂信(著)

このミステリーがすごい!2016年版【国内部門】 第1位

ネパールのカトマンズ。2001年に実際にあった王宮事件をモチーフにしたミステリ。

2015年末、各種ミステリランキング1位を独占した作品です。



【海外編】歴代・第1位作品

2025年版 第1位

「死はすぐそばに」 アンソニー・ホロヴィッツ(著)

週刊文春2024ミステリーベスト10 【海外部門】第1位

2025 本格ミステリ・ベスト10【海外篇】第1位

このミステリーがすごい!2025年版【海外篇】 第3位

〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊

近年、数々の賞を受賞してきたアンソニー・ホロヴィッツの最新作

テムズ川沿いの高級住宅地で、金融業界のやり手が殺される。英国の静かな村で暮らす人々は、環境を乱す新参者の被害者を善く思っておらず、誰もが動機があると思われるが!?・・

 

2024年版 第1位

「愚者の街」 ロス・トーマス(著)

このミステリがすごい!2024年版【海外篇】第4位

1976年の「The Money Harvest」と1985年の「女刑事の死」で、2度のエドガー賞(MWA)に輝くクライム・ノヴェルの巨匠の大作

暴力と騙し合いの壮大なサーガ

母を亡くし、父と2人で上海に渡ったダイ。南京路での爆撃で、父親も亡くす。。 やがて成人したダイは、米国秘密情報部でエージェントとしての活動に従事する。しかし、何者からに陥れられ、情報部も解雇になる。そして、腐敗する南部の街をさらに腐敗させ、再興させるという仕事を始めるが!?・・

 

2023年版 第1位

「われら闇より天を見る」 クリス・ウィタカー(著)

このミステリがすごい!2023年版【海外篇】第1位

[2021年] 英国推理作家協会(CWA)ゴールド・ダガー賞 受賞作

ミステリでありながら、成長小説、教養小説の要素もある人間ドラマ

30年前の被害者の姪にあたる少女ダッチェスと警察署長ウォークの2人主人公のような形で、話が交互に語られます。「無法者」を名乗る少女は!? 警察署長ウォークは、現在起きている事件を解決出来るのか!?・・

原題「We begin at the end」終わりから始まる物語というように、過去に起きてしまった事件と向き合いながら生きる人々の悲哀を軸に、現在の事件が起こります。

 

2022年版 第1位

「自由研究には向かない殺人」 ホリー・ジャクソン(著)

このミステリーがすごい!2022年版【海外編】第2位

ティーンエイジ向け謎解き青春ミステリ

高校生のピップは、自分の住む町で起きた5年前の17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺害し、自殺とされていたが、その少年と親しかったピップは、彼が犯人とは思えず無実を証明しようとするが!?・・

「優等生は探偵に向かない」「卒業生には向かない真実」の3部作の続編も発売。

 

2021年版 第1位

「その裁きは死」 アンソニー・ホロヴィッツ(著)

このミステリがすごい!2021年版【海外篇】第1位

3年連続、第1位となったアンソニー・ホロヴィッツのミステリ

〈週刊文春〉2020ミステリーベスト10、〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい!海外篇、「2021本格ミステリ・ベスト10」海外編で第1位の謎解き犯人当てミステリ。

 

2020年版 第1位

「メインテーマは殺人」 アンソニー・ホロヴィッツ(著)

このミステリがすごい!2020年版【海外篇】第1位

「カササギ殺人事件」の著者アンソニー・ホロヴィッツのミステリ

週刊文春2019ミステリーベスト10、「2020本格ミステリ・ベスト10」海外篇など、各種年末ランキングで軒並み1位になった謎解き犯人当てミステリです。

 

2019年版 第1位

「カササギ殺人事件」 アンソニー・ホロヴィッツ (著)

このミステリがすごい!2019年版【海外篇】第1位

作家や出版社の人間も絡む極上ミステリ 

本屋大賞【翻訳部門】、「このミステリーがすごい!2019年版」「週刊文春ミステリーベスト10 2018」「2019本格ミステリ・ベスト10」など、各種ミステリランキングで第1位を独占し、5冠を達成した人気文庫本

作中にミステリ作家が登場し、ミステリ小説が語られるという二重構造のミステリ小説。

 

2018年版 第1位

「フロスト始末」 R・D・ウィングフィールド(著)

このミステリがすごい!2018年版【海外篇】第1位

超人気警察小説「フロスト警部」シリーズ 最終巻

「フロスト日和」「フロスト気質」など、シリーズ全作品が年間ミステリランキング1位に輝いています。

最後にどんな始末をつけるのか!?

 

2017年版 第1位

「熊と踊れ」 アンデシュ・ルースルンド(著)

このミステリがすごい!2017年版【海外篇】第1位

スウェーデン警察小説

実際の事件をモデルにした北欧ミステリ

レオ、フェリックス、ヴィンセントの3人の兄弟。崩壊した家庭で育った彼らは、銀行強盗計画をたて、軍の倉庫から銃器を入手する。。市警のブロンクス警部は、事件解決に執念を燃やすが!?ーー

 

2016年版 第1位

「ありふれた祈り」 ウィリアム・K・クルーガー(著)

[2014年] エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)受賞作

成長ミステリ小説

1961年、ミネソタ州の田舎町。13歳のフランクは、牧師の父、母と姉、弟と共に暮らしていた。しかし、夏のある日、家族を襲った思いがけない悲劇で、穏やかな日々が一転する。事故、病死、殺人、自殺.. 多くの死と謎が関連し!?・・

スタンド・バイ・ミーを彷彿とさせる傑作。