【北欧ミステリー50冊】最新作など新刊やガラスの鍵賞の受賞作!?

北欧ミステリー

ヨーロッパ北部のスカンジナビア半島(スウェーデン、フィンランド、ノルウェー)

この3ヶ国にアイスランド、デンマークを含めた5ヶ国のミステリー小説が、いわゆる北欧ミステリーと言われています。

そんな北欧ミステリーを、国ごとに50冊ご紹介しています。

スウェーデンのミステリー小説!?

スウェーデンのミステリー小説を掲載しています。

北欧ミステリブームの先駆け「マルティンベックシリーズ」

笑う警官
角川書店
発売日:2013/9/25

北欧ミステリブームの先駆けなったのが、少し古めの警察小説「刑事マルティンベックシリーズ」です。

  • 「笑う警官」
  • 「ロセアンナ」
  • 「バルコニーの男」
  • 「煙に消えた男」

「笑う警官」は、エドガー(アメリカ探偵作家クラブ)賞を受賞していて、警察小説の金字塔とも言われています。

 

スウェーデンミステリ界の巨匠 「へニング・マンケル」

苦悩する男
東京創元社
発売日:2020/8/31

2015年に亡くなった巨匠へニング・マンケルの作品は、警察小説「ヴァランダーシリーズ」(映画化も)が人気です。

ヴァランダーシリーズは第15作目まであり、最後の事件で1番新しいのが「苦悩する男」です。

第1作目の「殺人者の顔」は、第1回ガラスの鍵賞を受賞しています。

第5作目の「目くらましの道」は、CWAゴールドダガー賞を受賞。

ノンシリーズでは、「北京から来た男」や比較的新しい「イタリアンシューズ」などがあります。

 

北欧ミステリブームの火付け役「ミレニアムシリーズ」

北欧ミステリブームの火付け役となったのが、スティーグ・ラーソンの「ミレニアムシリーズ」です。

最終作、「ミレニアム 6 ~死すべき女」で幕を閉じました。

1「ドラゴンタトゥーの女」3「 眠れる女と狂卓の騎士」は、スティーグ・ラーソン(著)ですが、4~6は、ダヴィド・ラーゲルクランツ(著)に作家が変わりました。

北欧ミステリーを代表するシリーズで不動の人気となっています。

 

アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム

2000年代に入り、アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレムの作品が人気で多くなっています。

「熊と踊れ」は、このミステリがすごい!2017年版【海外編】第1位

エーヴェルト・グレーンス警部シリーズ

  • 「制裁」
  • 「死刑囚」
  • 「三秒間の死角」
  • 「ボックス21」
  • 「地下道の少女」
制裁
早川書房
発売日:2017/2/23

デビュー作の「制裁」「ガラスの鍵」賞や最優秀北欧犯罪小説賞を受賞していて、北欧ミステリの最高峰とも言われています。

 

「三秒間の死角」は、英国推理作家協会(CWA)インターナショナル・ダガー賞受賞の傑作北欧ミステリーです。

「三分間の空隙」に続き、最新作に「三時間の導線」があります。

 

重鎮作家のレイフ・GW・ペーション

「許されざるもの」ガラスの鍵賞、CWA賞を含む5冠に輝いています。

次作となる「見習い警官殺し」に続き、2021年1月9日に、最新作「平凡すぎる犠牲者」が発売されています。

 

ホーカン・ネッセル

ホーカン・ネッセルは、スウェーデン推理作家アカデミーの最優秀賞を3度獲得しています。

2000年には、翻訳されていませんが「Carambole(Hour of the Wolf)」でガラスの鍵賞を受賞しています。

最近では、5作を収録した短編集の「悪意」も話題になりました。

2021年4月に発売された最新刊が、「殺人者の手記」です。

スウェーデン推理作家アカデミー最優秀賞を受賞しています。

 

その他のスウェーデンミステリー

2020年末の各種ミステリランキングベスト10入り常連作品に、「時計仕掛けの歪んだ罠」があります。

スウェーデン売上1位の傑作犯罪サスペンスと言われています。



マルティン・ベック・シリーズのシナリオを手がけた人気脚本家の「満潮」などもあります。

2019年発売の「ヒヒは語らず」スウェーデンの移民の状況が一番書かれてる北欧ミステリーです。

「1793」も2019年発売の比較的新しい小説で、作家のデビュー作ながら大型の歴史北欧ミステリーです。混沌とした時代のストックホルムが舞台です。

2019年の「ガラスの鍵賞」に、「娘を呑んだ道」が選ばれています。

「犯罪心理捜査官セバスチャン」シリーズは読みやすく、ヤングアダルトを中心に人気になっています。

スウェーデンで年間最も売れたクライムノベル「砂男」に続き、2020年末に、ヨーナ・リンナシリーズの最新刊「つけ狙う者」が発売されています。

映画にもなっている「ボーダー 二つの世界 」も評判が高く、話題になりました。北欧神話に出てくる妖精のトロルをテーマにしています。

新鋭作家の新しい警察小説に「死ぬまでにしたい3つのこと」が発売されています。オーディオブック部門ベストセラー1位となっています。

 

ノルウェーのミステリー小説!?

ノルウェーのミステリーは、翻訳出版が増えつつある印象です。

ジョー・ネスポ

  • 「その雪と血を」
  • 「真夜中の太陽」
  • 「スノーマン」
  • 「レパード 闇にひそむ獣」

「スノーマン」は映画化もされています。

最新作に、2020年11月20日に発売された「ファントム 亡霊の罠」があります。

謎解きミステリとして質の高い1冊になっています。

 

サムエル・ビョルク

アイム・トラベリング・アローン
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2016/12/23

オスロ警察殺人捜査課特別班のシリーズ

  • 「アイム・トラベリング・アローン」
  • 「ふくろうの囁き」

 

ヨルン・リーエル・ホルスト

ノルウェーの警察小説の第一人者とも言われています。

「猟犬」「ガラスの鍵賞」を受賞しています。

警部ヴィスティングシリーズ

「カタリーナ・コード」2019年北欧ベストミステリー受賞作です。

最新作に、「鍵穴」があります。

 

その他のノルウェーミステリー

殆どがノルウェーで進行する「ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器」は、Amazonレビューでも評価の高いサスペンスです。

 

「ガラスの鍵賞」「リヴァートン賞」「マウリッツ・ハンセン新人賞」の北欧のミステリー賞で三冠となった警察小説「最後の巡礼者」は、2020年10月1日に発売されました。

 

フィンランドのミステリー小説!?

フィンランドは、数人の作家の作品が翻訳されています。

ジェイムズ・トンプソン

  • 「極夜カーモス」
  • 「凍氷」
  • 「白の迷路」
  • 「血の極点4」のシリーズの4冊があります。
凍氷
集英社
発売日:2014/2/20

特に、第2弾の「凍氷」は、ヘルシンキの街描写や国事情、歴史の問題点などが豊富で個人的におすすめです。

 

レーナ・レヘトライネン

雪の女
東京創元社
発売日:2013/1/11

フィンランドの女性作家で、シリーズとして多くの作品が翻訳されています。

中でも「雪の女」が有名で、「氷の娘」や「要塞島の死」などの作品があります。

 

その他のフィンランドミステリー

推理の糸口賞を受賞したフィンランド内戦の歴史を絡めたミステリ「処刑の丘」などもあります。フィンランドの歴史がわかり良作だと思います。

マッティ・ロンカの「殺人者の顔をした男」は、へニングマンケル「殺人者の顔」とタイトルが似ていますが、別物です。

ミレニアムシリーズに似たヤングアダルト向けの「ルミッキシリーズ」などもあります。



アイスランドのミステリー小説!?

文学賞では、アイスランド推理作家協会による最優秀ミステリーに授与される血の滴賞があります。

アーナルデュル・インドリダソン

エーレンデュル捜査官シリーズ

  • 「湿地」
  • 「緑の女」
  • 「声」
  • 「湖の男」
  • 「厳寒の町」

「湿地」「緑の女」2年連続ガラスの鍵賞を受賞しています。

湿地
東京創元社
発売日:2015/5/29

「湿地」は、「ミステリが読みたい!2013年版」海外部門で第1位になっています。

「緑衣の女」は、CWAゴールドダガー賞も受賞しています。

厳寒の町
東京創元社
発売日:2019/8/22

シリーズ最新作は、2019年8月発売の「厳寒の町」です。

 

ラグナル・ヨナソン

レイキャヴィーク警察の女性刑事フルダ・シリーズの「闇という名の娘」から始まる3部作があります。

第3弾はまだ翻訳されていませんが、最新刊の第2弾「喪われた少女」が発売されています。

この3部作以前にも、警察小説「雪盲」などを執筆しています。

 

デンマークのミステリー小説!?

デンマークは、翻訳されているミステリーは多くないように思います。

特捜部Qシリーズ

デンマークミステリーといえば、「特捜部Qシリーズ」(映画化もされてる)が有名です。

最新作は、シリーズ第8弾となる「アサドの祈り」です。

 

その他のデンマークミステリー

樹脂
早川書房
発売日:2017/9/7

「樹脂」ガラスの鍵賞やデンマーク推理作家アカデミー賞を受賞しています。

新鋭のローネ・タイルス(著)「北海に消えた少女」などもあります。


ガラスの鍵賞とは!?

ガラスの鍵賞とは、北欧の文学賞の中で最も権威がある賞です。

北欧5ヶ国(アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク)の最も優れた推理小説に贈られる文学賞です。

「ガラスの鍵賞を獲っているかどうか」が面白い北欧ミステリを見つける1つの道すじではないでしょうか。

 

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