スポーツがテーマの小説をまとめています。
オリンピックや甲子園など、特別な舞台での熱い闘いなどを描いた青春物語。
そんな、スポーツの素晴らしさが伝わる小説を多く掲載しています。
野球(ベースボール)小説
「サウスポー・キラー」 水原 秀策(著)
2004年(第3回)このミステリがすごい!大賞 受賞作
正統派ハードボイルド小説
人気球団オリオールズの投手・沢村。ある日、自宅謹慎処分となる。「暴力団との癒着」や「八百長試合」の告発文書が球団とマスコミに送りつけられたという。。
「ルーズヴェルト・ゲーム」 池井戸 潤(著)
2014年にドラマ化された「ROOSEVELT GAME」(ルーズヴェルト・ゲーム)原作
業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、野球部の存続も危うくなる。かつての名門チームが廃部寸前になるが、社長、監督、選手、技術者がそれぞれの人生とプライドをかけて復活に挑むが!?ーー
「大延長」 堂場 瞬一(著)
甲子園での激闘を描く高校野球小説の名作
夏の甲子園決勝戦。公立の進学校・新潟海浜と甲子園の常連・東京の私立、恒正学園。延長15回でも決着がつかず、再試合に持ち越される。それぞれの過去や戦術が交錯し!?
熱い夏の激闘を描く人間ドラマ甲子園小説。
「アルプス席の母」 早見 和真(著)
「笑うマトリョーシカ」著者による高校野球小説
看護師をしながら一人息子の航太郎を育てる秋山菜々子。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には、多くのスカウトがきていたが、選んだのは大阪の新興校だった。菜々子は、息子と共に大阪に移ることを決意する。果たして、甲子園常連校を倒すことは出来るのか!?ーー
「ベースボールよ、新たな夢へ!」 村上 正(著)
青春ストーリー
皆、野球が好きだった。中学で出会った仲間達との思い出。中学野球部、野球のおかげで結ばれた友情。挫折を味わいながらも大人の階段を登っていくーー
「台北野球倶楽部の殺人」 唐 嘉邦(著)
第6回 金車・島田荘司推理小説賞 受賞作
台湾現代史を絡めた人間ドラマミステリ
昭和13年、日本統治下の台北。日本のプロ野球が始まり3年目。台北に近い喫茶店に野球愛好家の集まり「球見会」の定例会が開かれる。その後、球見会の会員二人が列車内で不審死を遂げる。。北鉄新店線萬華駅や高雄駅~台北で。明日の球界を背負うスカウト合戦が関係しているのか!?・・
「夜光虫」 馳 星周(著)
ハードボイルドノワール(暗黒)小説
台湾野球や賭博と海線黒道がテーマになっています。
台湾野球に興味がある方や不夜城などが好きだった人にはおすすめだと思います。
サッカー(フットボール)小説
「ワールドカップ殺人事件」 ペレ(著)
サッカーの王様「ペレ」によるスポーツミステリ
世界最大のサッカー大会ワールドカップ。開催国のアメリカが決勝に進出する。しかし、プロチームのオーナーが競技場内で殺されてしまう。スポーツ記者のマークは犯人の究明に乗り出すが!?・・
「暗手」 馳 星周(著)
サッカー賭博がテーマ
イタリアが舞台のハードボイルド小説です。
登場人物は前回から引き継いでる部分はありますが、物語は別のものとなっています。夜光虫ほど骨太感もなく、ぶ厚いながらもいっき読みできる感じでした。
ラグビー小説
「ノーサイド・ゲーム」 池井戸 潤(著)
企業ラグビー小説
池井戸潤作のラグビー物語。ドラマ化の原作。ラグビーチームを抱える企業のヘッドコーチが奮闘するヒューマンドラマ。
ドラマとは若干の違いがあるので、原作ファンも多い作品です。
ゴルフ小説
「ゴルフ人間図鑑 ミステリー編 ゴルフ場には死体がいっぱい」 江上 剛(著)
「ゴルフ人間図鑑」のシリーズ 第2弾 / 4話の連作短編集
埼玉県郊外の流星市(架空)は、豊かな自然を活用した「ゴルフ・シティ」。市民スポーツとしてゴルフが浸透していた。しかし、「春山ゴルフクラブ」の18番ホールで水死体が発見され!?・・「第一話 理事長」
ゴルフは、人間の性格の「善」と「悪」が如実に現れる!?ーー
駅伝(マラソン)小説
「俺たちの箱根駅伝」 池井戸 潤(著)
池井戸潤の最新長編作品
通称・箱根駅伝。東京箱根間往復大学駅伝競走にかけた若者達の戦い!?ーー
古豪・明誠学院大学陸上競技部。かつて、箱根駅伝を連覇したこのある名門校で、卒業を控えた主将の青葉隼斗。箱根の魔物を越えることができるのか!?・・
「八月の御所グラウンド」 万城目 学(著)
【2023年下半期】直木賞 受賞作
感動の青春小説
京都。スポーツ✖青春の清々しい2篇
女子全国高校駅伝 ――方向音痴な女子高生が、都大路にピンチランナーとして挑む。8月のグラウンドで野球をする大学生。御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する。
ボクサー(ボクシング)小説
「1R(ラウンド)1分34秒」 町屋 良平(著)
2018年(下半期)芥川賞 受賞作
プロボクサーが題材の青春小説
デビュー戦を初回KOで勝ってからパッとしない成績のぼく。「そもそも何故、ボクサーをやっているんだろう??」と悩んでいる時に、長年のトレーナーに見捨てられ、現役ボクサーの新トレーナーと出会う。ウメキチというトレーナーと徐々に心を開きはじめ、全力で練習に励むが!?・・
「春に散る」 沢木 耕太郎(著)
ボクシングに全てを捧げた男の生き様とは!?ーー
「深夜特急」でも知られる沢木耕太郎氏のボクシング小説
映画化もされている原作です。再起をかけてボクシングに打ち込む2人の男を描く物語。
「ボックス!」 百田 尚樹(著)
百田尚樹氏の描く青春ボクシング小説
2人の幼馴染みは、性格が正反対だった。天才的なボクシングセンスはあるがお調子者の鏑矢義平(かぶらやよしへい)と勉強は得意だが運動が苦手な木樽優紀(きたるゆうき)。そんな2人が、高校でボクシング部に入部する。鏑矢は勝ち続けるが、高校ボクシング界最強の男、稲村が現れ!?・・
プロレス小説
「リングサイド」 林 育徳(著)
「プロレス」をテーマにした10篇の連作短編集
↑ 上記、「歩道橋の魔術師」など、台湾を代表する作家「呉明益」氏に師事する新世代作家のデビュー作です。
台湾ではマイナーなプロレスを題材に、花蓮がモデルの地方都市を舞台としてローカル文化なども味わえる作品です。
自転車(ロードレース)小説
「サクリファイス」 近藤 史恵(著)
大藪春彦賞 受賞作
青春サスペンスロードバイク小説
プロのロードレースチームに所属する白石誓は、ヨーロッパ遠征中に悲劇に遭遇する。かつての恋人との再会、ライバル達との駆け引き、エースを支えるアシストとしての使命、様々な思いが入り混じる感動と興奮の物語。
夏のスポーツ小説
「DIVE!!」 森 絵都(著)
小学館児童出版文化賞 受賞作
オリンピック出場をかけた少年達の熱い闘いーー
高さ10メートルからの飛び込み。技の美しさを競うダイビング。オリンピックに出場し、赤字経営のクラブ存続を願う少年達の熱い夏が始まる!ーー
ウィンタースポーツ小説
スキー(クロスカントリー)小説
「ルール」 堂場 瞬一(著)
オリンピック王者の犯した「罪」とは!?― 金メダルの闇とは!?ー
「クロスカントリースキー」というマイナースポーツで国民的英雄と称えられたクロスカントリースキー選手・竜神真人が現役復帰し、2大会連続で五輪の金メダルを獲得する。しかし、新聞記者の杉本直樹は、取材を重ねるうち、竜神が「致命的なルール違反」を犯したのではないかと思い当たり!?・・
「白銀ジャック」 東野 圭吾(著)
東野圭吾氏の人気スキーリゾートミステリ
白銀の世界。シーズンが始まったばかりのスキー場に脅迫状が。犯人に翻弄されるスキー場のスタッフ達。経営陣は、事態を収拾させるため、身代金を渡そうとする。しかし、ゲレンデパトロール隊の中には、犯人の手がかりを探そうとする者も!?・・
バレエ小説
「spring」 恩田 陸(著)
史上初の直木賞&本屋大賞をW受賞した作家の最新作
構想・執筆10年のバレエ小説
舞踊家で振付家の萬春(よろず・はる)。8歳でバレエに出会い、15歳で海を渡った。同時代にめぐりあう踊る者、作る者、見る者、奏でる者!?ーー
舞踊の「神」を追い求めた1人の天才を巡る長編小説。
競馬小説
「ザ・ロイヤルファミリー」 早見 和真(著)
JRA賞 馬事文化賞 受賞作
第33回(2020年)山本周五郎賞 受賞作
馬主と家族を描くエンターテイメント小説
税理士の栗須栄治は、ビギナーズラックで当てた馬券を縁に、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」の社長・山王耕造の秘書として働くことになる。「ロイヤル」の名を冠した馬の勝利を求める山王と有馬記念を目指すが!?・・