【短編集】のおすすめタイトルをまとめています。
ミステリー・ホラー・SF・恋愛など、様々なジャンルから、注目の短編集を掲載。
短・中編集、アンソロジーなどの作品集のおすすめ小説です。
アンソロジーとは!?
アンソロジーとは、主に、同一テーマでまとめられた文学作品のことを言います。
特定のテーマで、複数の作家の作品を載せた作品集のことを指します。
小説などの文学作品だけでなく、マンガ、コミックなどでも使われる用語です。
一方、オムニバスは、映像作品などに使用される用語となります。
【海外篇】おすすめ短編集
ミステリ・ホラー短編集
「最後の三角形 ジェフリー・フォード短篇傑作選」 ジェフリー・フォード(著)
世界幻想文学大賞7回、シャーリイ・ジャクスン賞4回、MWA賞、ネビュラ賞など数多の賞に輝く作家
SFが読みたい!ベストSF2023【海外編】第2位
このホラーがすごい!2024年版【海外篇】第6位
現代幻想文学の巨人の14篇
町に残される奇妙な印に潜む魔術的陰謀を孤独な男女が追うーー「最後の三角形」、コーヒー味を通してのみ互いを認識できる少年と少女の交流を描くーー「アイスクリーム帝国」(ネビュラ賞受賞作)など。
「寝煙草の危険」 マリアーナ・エンリケス(著)
このホラーがすごい!2024年版【海外篇】第1位
[2021年度] 国際ブッカー賞最終候補作
アルゼンチン文学の頂点に君臨する作家の12篇の短編集
ゴシカルな恐怖小説。近年一大ブームとなっている〈スパニッシュ・ホラー文芸〉(スペイン語圏の不安や恐怖を描いた作品群)は、注目すべき熱い文芸ジャンルです。
「エイレングラフ弁護士の事件簿」 ローレンス・ブロック(著)
ミステリが読みたい!2025【海外篇】第3位
リアルサウンド認定2024年度 翻訳最優秀ベスト10 第4位
このミステリがすごい!2025年版【海外篇】第6位
12編からなるミステリー短編集
アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞【最優秀短編賞】を3度受賞した作家
依頼人は必ず「無罪」となる。たとえ、真犯人でも!
報酬は法外だが、有罪になったら一銭も払わなくていい不敗の弁護士・エイレングラフ。最高で最凶の弁護士・エイレングラフのやり方とは!? ブラックユーモアなどを含みつつ。
「彼女は水曜日に死んだ」 リチャード・ラング(著)
第14回(2023年)翻訳ミステリ大賞 受賞作
CWA賞最優秀短編賞受賞作を含む10編からなる傑作短編集
ギャングの少年の殺人を目撃した女性は、報復をおそれ、通報するか悩み!?ー「ベイビー・キラー」、フランスで8人の子供を殺した囚人と看守の交流ー「ボルドーの狼」、メキシコから密入国する親戚を救うため、少年は国境地帯に踏み入るが!?・・「灰になるまで」など、犯罪に関わった人間を描く。
その他のおすすめ短編集
「菜食主義者」 ハン・ガン(著)
【2024年】ノーベル文学賞を韓国人初、アジア女性初として受賞した著者の代表作
【2016年】国際ブッカー賞を受賞し、アジア初の受賞作
韓国の文学賞・李箱文学賞 受賞作
済州島4.3事件を背景にした「別れを告げない」で、韓国人として初のメディシス賞を受賞するなど、今、勢いのある作家の代表作で短編集。
「善き女の愛」 アリス・マンロー(著)
【2022年】ノーベル文学賞作家による8つの短編集
短編の巨匠とも言われる金字塔的作品集
オンタリオ州の小さな村はずれ「善き女の愛」やブリティッシュコロンビア州の「コルテス島」など.. カナダの小さな町を舞台に描いた作品の多い作家です。
「キャクストン私設図書館」 ジョン・コナリー(著)
[2014年] アメリカ探偵作家クラブ【最優秀短編賞】受賞作
<本と物語>がテーマの短編、中編からなる作品集
もし、小説の登場人物に会い、物語を変えられたら!?・・ シャーロック・ホームズ、ドラキュラ伯爵、不思議の国のアリスなど名作のみんなが暮らす図書館で起きた大事件とは!?・・
「白猫、黒犬」 ケリー・リンク(著)
【2024年】ローカス賞 短篇集部門 受賞作
奇想の物語の魔術師が描く7つの童話を基にした新作短篇集
夢と幻想、摩訶不思議な物語。
「白猫の離婚」ー親切な白猫の大麻農園、「地下のプリンス・ハット」ー妖精の婚約者が眠る地獄の底、「スキンダーのヴェール」ー主人だけは絶対に入れてはいけない家、など。
「わたしたちが光の速さで進めないなら」 キム・チョヨプ(著)
[2019年] 韓国科学文学賞(中短編大賞&佳作賞)受賞作
韓国SF新世代作家の7作からなるベストセラー短編集
どこか懐かしく、心に寄り添うしんみり系SF作品群。生きるとは!?愛するとは!?
「いちばんここに似合う人」 ミランダ・ジュライ(著)
フランク・オコナー国際短篇賞 受賞作
第8回 キノベス!2010 第1位
都会の片隅で生きる人々の16の短編
老人達に洗面器1つで水泳を教える娘。会ったこともない友人の妹に、恋焦がれる老人。英国のウィリアム王子を巡る妄想で、頭がはちきれそうな中年女。など、個性溢れる面々の純粋で、不器用な生活..
「短編画廊 絵から生まれた17の物語」 ローレンス・ブロック, スティーヴン・キング, ジェフリー ディーヴァー(著)
名だたる有名作家17人による作品集
すべての絵には、物語があるーー
米国を代表する名画家、エドワード・ホッパー。作家・ローレンス・ブロックは、ホッパーの絵には物語があると、短編集を考えついた。
スティーヴン・キング、ジェフリー・ディーヴァー、マイクル・コナリー、リー・チャイルドなど、名だたる作家が参加し出来上がった短編集。
「シェイクスピアの記憶」 ホルヘ・ルイス・ボルヘス(著)
20世紀文学の巨匠・ボルヘス最後の短編集
遺作となる珠玉の4篇
本邦初訳の表題作「シェイクスピアの記憶」の他、「一九八三年八月二十五日」「青い虎」「パラケルススの薔薇」など..
端正で緊密な文体の遺言とも言うべき作品。
「折りたたみ北京」 ケン リュウ(編集)
「SFが読みたい!」ベストSF 2018年【海外篇】 第1位
現代中国SFアンソロジー
星雲賞受賞作の「円」やヒューゴー賞受賞作「折りたたみ北京」など、7作家13篇を収録の傑作アンソロジー。
【国内篇】おすすめ短編集
ミステリ・探偵・ホラー短編集
注目! 「彼女が探偵でなければ」 逸木 裕(著)
リアルサウンド認定2024年度 国内最優秀ベスト10 第1位
横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作家の最新作
痛切で美しい、謎解き探偵の全5編
探偵社で部下を育てる立場にある2児の母・森田みどり。学生の頃から探偵の真似事で、人の本性を暴くことが好きだった。そんな彼女が、探偵人生と向き合いながら、数々の事件を紐解いていき!?・・
「地雷グリコ」 青崎 有吾(著)
第77回(2024年)日本推理作家協会賞 受賞作
第24回(2024年)本格ミステリ大賞 受賞作
ミステリが読みたい! 2025年版ランキング【国内編】第1位
週刊文春2024ミステリーベスト10 【国内部門】第1位
本格頭脳バトル連作短編集 全5篇
勝負事にやたらと強い女子高生の射守矢真兎(いもりや・まと)。風変わりなゲームに日常の中で巻き込まれるが!?ーー
「禍」 小田 雅久仁(著)
このホラーがすごい!2024年版【国内篇】第1位
7編からなる短編ホラー小説
「残月記」で第43回(2023年)日本SF大賞受賞を受賞した作家の恐怖の到達点。
「ぼくは化け物きみは怪物」 白井 智之(著)
本格ミステリ・ベスト10 2025【国内編】 第2位
ミステリが読みたい!2025年版【国内篇】 第3位
鬼才の最新短編集
小学校の名探偵は、クラスメイト襲撃事件を捜査するーー 怪物は、滅亡に瀕した人類に命運を託される!?ーー 遊女は、郭町の連続毒殺事件に巻き込まれる!ーー
「満願」 米澤 穂信(著)
第27回(2014年)山本周五郎賞 受賞作
このミステリがすごい!2015年版【国内篇】第1位
史上初めて3冠を達成のミステリー短篇集の金字塔
人を殺めた女の動機とは!?ー「満願」、恋人との復縁を望む主人公が訪れるー「死人宿」、美しき中学生姉妹の官能と戦慄のー「柘榴」、ビジネスマンが直面する最悪の状況ー「柘榴」など、6篇からなる作品。
「六色の蛹」 櫻田 智也(著)
本格ミステリ・ベスト10 2025【国内編】 第3位
ミステリが読みたい!2025年版【海外篇】 第8位
「蟬かえる」シリーズの最新作
「蟬かえる」は、日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞をW受賞しました。
昆虫好きの優しい青年は名探偵。山で起きた銃撃事件の謎。季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意。ピアニストの遺品から消えた楽譜の行方。謎を解き明かす全6編
その他のおすすめ短編集
「巨鯨の海」 伊東 潤(著)
第4回 山田風太郎賞 受賞作
第1回(2014年)高校生直木賞 受賞作
この時代小説がすごい!2014年版【文庫書下ろし】第1位
江戸末期から明治時代、紀伊半島の鯨漁をテーマにした6篇の連作短編集。
世界でも稀な漁法「組織捕鯨」を確立した漁村の人々。繁栄を極めた集団で鯨に立ち向かう「鯨組」。 命を削る戦いを躍動感ある筆致で描く。
「夫の骨」 矢樹純(著)
日本推理作家協会賞【短編部門】受賞作
家族の絆、ゆがみを描いた9つの短編集
現代の「家族」をえぐり出す、9つの意外な結末。かけがいのない家族は、不器用で、いびつで、時に頼りない..
「百年と一日」 柴崎 友香(著)
【第1回】みんなのつぶやき文学賞【国内篇】第1位
誰かの物語33篇
学校、空港、映画館、噴水広場、島・・ 様々な場所で、それぞれ別の時間を生きる人々。 そんな、それぞれの時を生きる人の人生。誰も知らない、誰かの物語。
「赤と青とエスキース」 青山 美智子(著)
【2022年】本屋大賞 第2位
1枚の絵画を巡る傑作連作短編
額縁工房に勤める空知。仕事を淡々とこなす日々に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い!?・・「東京タワーとアーツセンター」
SF短編集
「残月記」 小田 雅久仁(著)
第43回(2023年)日本SF大賞 受賞作
みんなのつぶやき文学賞 第4位
「月」をモチーフに3編からなる中短編集
異世界に連れていかれるような筆力。冒険小説、家族小説、ディストピア小説とも言える様々な要素が混在した物語。
「まるで渡り鳥のように:藤井太洋SF短編集」 藤井 太洋(著)
「オービタル・クラウド」「マン・カインド」などで知られるSF作家の巨匠・藤井太洋の11篇からなる短編集
あるエンジニアが思いつきで作った対話システム「パロットーク」。人間とロボットの関係が大きな変革を遂げる「おうむの夢と操り人形」など、人類、宇宙、技術への希望を込めて書かれた作品群。
「これが最後の仕事になる」 小川 哲, 五十嵐 律人, 秋吉 理香子, 呉 勝浩 etc..(著)
近年話題の人気作家達による作品集
「黒牢城」や「可燃物」で直木賞やこのミスなど数々の受賞歴のある米澤穂信、「地図と拳」で直木賞を受賞の小川哲、「爆弾」でこのミス2023年第1位の呉勝浩、「名探偵のいけにえ」で本格ミステリ大賞受賞の白井智之、「老虎残夢」で江戸川乱歩賞を受賞の桃野雑派、「ラウリ クースクを探して」で2024年高校生直木賞を受賞した宮内悠介など、人気作家達の作品群。
最初の1行は全員一緒。「最後の仕事」とは!?ーー