歴代ノンフィクション(大宅)賞の受賞作!?【過去10年分】

歴代ノンフィクション賞

歴代(過去)の大宅壮一賞の受賞作を一覧にしています。

優れたルポタージュやノンフィクション本に贈られる賞として最も権威のある大宅壮一賞。

過去10年分の作品を掲載しています。

大宅壮一ノンフィクション賞とは!? 最新受賞作!?

芥川賞や直木賞を発表している日本文学振興会が、優れたノンフィクション本に贈る賞です。

ノンフィクション部門の芥川・直木賞とも言われています。

正式には、「大宅壮一ノンフィクション賞」となっています。

最新の大宅賞受賞作は、2020年の「チョンキンマンションのボスは知っている」です。

「チョンキンマンションのボスは知っている」 小川 さやか(著)

香港の有名な格安宿のチョンキンマンション(重慶大厦)

そのボスと言われているブローカーのタンザニア人を通して、アフリカと香港の中古販売事業や流通などが見えてきます。

ノンフィクションの意味は!?

ノンフィクションは、史実や記録に基づいた文章や映像となります。

取材者やジャーナリストなどが、現地に取材に行き報告することをルポタージュと言います。



歴代の大宅(ノンフィクション)賞の受賞作品!?

歴代(過去10年分)の大宅壮一ノンフィクション賞の受賞作品の一覧

2019年受賞作

2019年の大賞の受賞作は2冊になっています。

大賞

「八九六四「天安門事件」は再び起きるか」 安田 峰俊(著)

1989年の6月4日、天安門事件に関わった人達を取材したルポタージュです。

“全共闘運動”を取材した民主化デモに参加した人達だけでなく、様々な関わりのあった当事者1人1人にインタビューしている本

 

「選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子」 河合 香織(著)

出生前診断の現実に迫ったルポタージュです。

出生前の診断で、これから生まれてくる子の状態を「異常なし」と判断されたにも関わらずダウン症の子が生まれくる・・

医者と医院を提訴した裁判の過程で、障害を理由にした中絶は認められていないという現在の母体保護法と出生前診断を考えさせられる1冊です。

 

2018年 受賞作

大賞

「悪だくみ 加計(かけ)学園」 森 功(著)

安倍晋三と加計孝太郎による悪どい悪だくみ。加計学園問題を取材したノンフィクション本です。

2年連続「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞している著者の本

 

読者賞

「石つぶて 警視庁 二課刑事(でか)の残したもの」清武 英利(著)

 

2017年受賞作

大賞

「小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの」森 健(著)

ヤマト運輸元社長で「宅急便」の生みの親、小倉昌男氏を取材した本です。

引退後の晩年、障害者福祉に私財46億円を投じ「ヤマト福祉財団」を創設。

多額の私財を投じた理由とは!?・・

第22回小学館ノンフィクション大賞では、史上初めて選考委員全員が満点をつけたそうです。

 

読者賞

「日本(にっぽん)会議の研究」 菅野完(著)

 

2016年受賞作

雑誌部門

堤清二 罪と業 最後の「告白」 児玉 博(著)

西武王国を一代で築いた実業家「堤 康次郎」。その息子でセゾングループの総帥だった「堤 清二」が死の1年前に綴った一族の物語。

暴君として家族の前に立ちふさがる弟の義明氏との関係など、華麗なる一族「堤家」崩壊の歴史

 

書籍部門

「原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年」 堀川 惠子(著)

戦後75年を迎える2020年にあって、戦争や原爆を改めて考えさせられる1冊です。


2015年受賞作

雑誌部門

《ルポ 外国人「隷属」労働者》 安田 浩一(著)

 

書籍部門

「捏造(ねつぞう)の科学者 STAP細胞事件」 須田 桃子(著)

iPS細胞を超える万能細胞として発表されたSTAP細胞

その正体を追い求め、記者が独自の取材で掴んだ全貌を書いたルポタージュ。

何故、一流化学者が揃いながら捏造は起きたのか・・・

 

2014年受賞作

雑誌部門

「全聾の作曲家はペテン師だった!ゴーストライター懺悔実名告白」 神山 典士(著)

世間を騒がせた2014年のゴーストライター事件。ノンフィクション作家による新垣 隆氏への独占インタビュー記事

作曲家・佐村河内守のゴーストライターをしていた新垣 隆氏の告白本でもあります。

 

書籍部門

「市場と権力―「改革」に憑かれた経済学者の肖像」 佐々木 実(著)

8年に及ぶ取材から浮き上がってくる真実

小泉改革とは何だったのか!? キーマンの竹中平蔵という「経済学者」の存在・・ 郵政民営化を推し進めた政治家、官僚、学者etc..

 

2013年受賞作

2013年の受賞作は1冊のみとなっています。

「カウントダウン・メルトダウン(上下)」 船橋 洋一(著)

原発事故の際の政府内部の対応に肉薄した取材本

内閣・官僚機構・東電・アメリカ政府などの意思決定の過程などのやり取りを時系列での取材しています。

 

2012年受賞作

 

「つなみ 被災地のこども80人の作文集」森健と被災地の子どもたち

東日本大震災による津波で被災地となった子供たちの作文集です。

20万部のベストセラーになっています。

津波から生き延びた子供達の生の声が聞ける本になっています。

 

「つなみの子どもたち-作文に書かれなかった物語」森健と被災地の子どもたち

作文集「つなみ 被災地の子どもたちの作文集」の舞台裏を明かしている本です。

 

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」 増田 俊也(著)

 

2011年受賞作

 

「空白の五マイル ―チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」 角幡 唯介(著)

旅好きにはたまらない未知の領域、秘境のルポタージュです。チベットの奥に広がる人類未踏の地の空白の五マイルを著者自ら旅をした記録です。

 

「ヤノマミ」 国分 拓(著)

「ヤマノミ」と150日間に及ぶ共同生活を綴ったノンフィクション本です。

「ヤマノミ」とは、1万年に渡って奥アマゾンで暮らしている人達のことを言います。

独自の文化と風習を守り続けているヤマノミに迫るルポタージュ

 

2010年受賞作

 

「日本の路地を旅する」上原 善広(著)

部落問題、同和問題に迫るルポタージュです。

被差別部落の歴史や成り立ちなどが勉強になります。この本での「路地」とは、被差別部落を指しています。

 

「逝かない身体 ―ALS的日常を生きる」 川口 由美子(著)

 

まとめ

歴代(過去)10年の大宅賞(ノンフィクション本)を一覧にしました。

「天安門事件」などの歴史の本もあれば、福島第一原発事故の調査をした「カウントダウン・メルトダウン」のような社会的な本もありますし、「空白の五マイル」のような旅小説も受賞されています。

その年その年で、話題になった社会的事件をテーマにした本が受賞されているように思います。

ルポタージュとして、社会派の本の中でも話題になった評判の良い本が多く選出されています。

 

「Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞 2020」最終候補作品6冊もまとめています。

 

2021年大宅壮一ノンフィクション賞 受賞作と2020年受賞作の内容レビューを掲載しています。

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