【浮世絵画家】が題材の小説-写楽、葛飾北斎、歌川広重など

浮世絵がテーマになっている小説をまとめています。

浮世絵画家の人生を描いた時代小説やミステリなどを掲載しています。

写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳など..

【浮世絵師・絵師】がテーマの小説

「星落ちて、なお」 澤田 瞳子(著)

[2021年] 直木賞 受賞作

女絵師の一代記

浮世絵師で日本画家の河鍋暁斎(幕末~明治初期に活躍)の娘、河鍋暁翠の物語。

絵師という仕事とは!?- 河鍋暁斎の娘暁翠の師であり、父親である河鍋暁斎との心の葛藤。5歳で父親は師となり、兄がライバルとなる絵師の世界。河鍋一門の行末は!?-

 

「写楽殺人事件」 高橋 克彦(著)

第29回(1983年)江戸川乱歩賞 受賞作

写楽は誰なのか!?ーー 殺人事件を絡めながら浮世絵に関する知識も得られる1冊。

 

「おもちゃ絵芳藤」 谷津 矢車(著)

[2018年] 日本歴史時代作家協会賞【作品賞】受賞作

幕末~明治の時代に活躍した絵師達の歴史小説

江戸っ子に人気を博した浮世絵を描く絵師達が、西欧化の波で時代が変わる中、絵を描き続けるーー

文久元年(1861)大絵師・歌川国芳が亡くなる。国芳の弟子・芳藤は、葬儀を取り仕切ることになる。そこに、馴染みの版元・樋口屋がやってきて「国芳の追善絵を企画するから、絵師を誰にするかは一門で決めてくれ」と言われ!?・・

 

「ヨイ豊」 梶 よう子(著)

ヨイ豊
講談社
発売日:2017/12/15

[2016年] 日本歴史時代作家協会賞【作品賞】受賞作

絵師、歌川一門の2代目・国貞を描いた物語

広重、国芳と並び「歌川の三羽烏」と言われた花形絵師・三代豊国が亡くなる。歌川の大看板・豊国がいない今、誰が歌川を率いるのか!?・・ 三代豊国の弟子、清太郎は、才能あふれる弟弟子がいるが!?--

時代のうねりに抗う浮世絵師達の物語。

 

「若冲」 澤田 瞳子(著)

若冲
文藝春秋
発売日:2017/4/7

この時代小説がすごい!2016年版【単行本】第1位

伊藤若冲の画業の秘密に迫る時代長編

京画壇を席巻した天才・伊藤若冲は、何故、奇妙な絵を描き続けたのか!?-

若き日の若冲(源左衛門)は、商売に全く身が入らず、絵を描くことに打ち込む。若冲に恨みがある義弟の弁蔵は、彼を憎むあまり贋作を生み出すようになる。2人の関係は、若冲の名声が高まるにつれ、より複雑になっていくが!?・・

 

「広重ぶるう」 梶よう子(著)

新田次郎文学賞 受賞作

歌川広重の遅咲き人生を描いた傑作

「東海道五拾三次」「名所江戸百景」などを描き、ゴッホも魅了した浮世絵師の人生とは!? 葛飾北斎や歌川国貞らが人気を博す時代、絵師を志した歌川広重は、鳴かず飛ばずの貧乏暮らしが続いた。それでも、絵を描くしかなかった広重の意地と涙の人生ーー

 

「画狂老人卍 葛飾北斎の数奇なる日乗」 白蔵 盈太(著)

江戸の大絵師・葛飾北斎の物語

奇人!?変人!? でも、天才!ーー

一般常識を持ちあわせず、弟子の常次郎をいつも困らせていた。しかし、絵への情熱は尋常ではなく、その名を世間に轟かす。その日常を生き生きと描く。

 

「稀代の本屋 蔦屋重三郎」 増田 晶文(著)

蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)を描いた時代小説

江戸随一の出版人・蔦屋重三郎(蔦重)。出版者であり、編集者、流通業者、プロデューサーとして江戸の文化を変えた!?・・

歌麿を磨きあげ、写楽を産み落としたその生涯とは!?ーー

2025年放送予定の大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」に関連し、人気の1冊。