2024年発売の注目の海外ミステリ小説をまとめています。
ホリー・ジャクソンの最新作や北欧ミステリのアーナルデュル・インドリダソンの新作、中華ミステリ小説など、注目作が豊富です。
発売月ごとに掲載しています。
4月発売 注目ミステリ小説
注目! 「ミレニアム7 鉤爪に捕らわれた女」 カリン・スミノフ(著)
人気北欧ミステリシリーズの最新作
「ミレニアム6 ~死すべき女」から5年。スティーグ・ラーソン、ダヴィド・ラーゲルクランツと著者が代わり、今作より、カリン・スミノフとなる。
「ドラゴンタトゥーの女」に始まる北欧ミステリブームの火付け役ミレニアムシリーズ新章の開幕!
「ポケミス読者よ信ずるなかれ」 ダン・マクドーマン(著)
読者を待ち受けるものは困惑か!?狂喜か!?
嵐で、陸の孤島になった会員制クラブ。私立探偵、密室殺人、古今東西のミステリからの引用。本格ミステリの舞台として完璧かと思われたが!?・・
「ビリー・サマーズ」 スティーヴン・キング(著)
スティーヴン・キングのクライム・ノベル最新作
凄腕の殺し屋・ビリーがうけた最後の仕事。標的を待つために小説家をよそおうことになるが!?・・
「嵐にも負けず」 ジャナ・デリオン(著)
人気〈ワニ町〉シリーズ 第7弾
アメリカではファンクラブまであるほど人気のワニ町シリーズの最新作
新町長のシーリア就任のおかげで、落ち着かないシンフルの町。そんな中、ハリケーンが襲来し、自然災害にはお手上げのフォーチュン。さらに、偽札に殺人!? 破天荒な老人の助けを借り、今回も窮地を救えるか!?・・
ユーモアあふれる素人探偵が事件を解決する好評シリーズ
「金庫破りとスパイの鍵」 アシュリー・ウィーヴァー(著)
人気シリーズ 第2弾
第2次大戦下のロンドン。鍵のかかったカメオ付きのブレスレットをつけた女性の遺体が発見される。金庫破りのエリーは、その錠を解錠する。そして、女性はスパイ活動に関わっていたと判明する。エリーは、女性の背後にいるドイツのスパイを探り出すことに!?・・
「遙かなる未踏峰」 ジェフリー・アーチャー(著)
ストーリーテラーの巨匠、ジェフリー・アーチャーの最新作
伝説の登山家・マロリーを描いた山岳小説
エヴェレスト初登頂を目指し、消息を絶った登山家の100年前の死の謎に迫る!ーー
「消え失せた密画」 エーリヒ・ケストナー(著)
痛快ユーモアミステリー
肉屋の親方・キュルツは、ベルリンで長年働いてきたが、突然、全てが嫌になり、デンマークのコペンハーゲンにやってきた。そこで、高価な密画をベルリンに運ぼうとする女性に強力を頼まれる。盗賊団などから狙われる密画をキュルツは守れるか!?・・
5月発売 注目ミステリ小説
注目! 「終わりなき夜に少女は」 クリス・ウィタカー(著)
[2021年] CWA ゴールド・ダガー賞で、[2023年版]このミステリがすごい!【海外編】第1位の「われら闇より天を見る」著者の最新作
アラバマ州グレイス。サマーという少女が失踪する。連続少女失踪事件が解決しない中、双子の妹・レインは、姉の失踪に疑念を抱く。しかし、次第に、レインの知らないサマーの姿が見えてきて!?・・
注目! 「DV8 台北プライベートアイ2」 紀 蔚然(著)
第13回(2022年)翻訳ミステリー大賞などを受賞した「台北プライベートアイ」の続編、第2弾
私立探偵の呉誠は、台北郊外の街・淡水に引っ越す。20年前に容疑者死亡となった連続殺人事件の真相に迫るが!?・・
「7人殺される」 周 浩暉(著)
華文ミステリ作家の人気小説最新作
「死亡通知書 暗黒者」「邪悪催眠師」など、中国警察小説の傑作を多く執筆。
「死亡通知書」は、このミステリがすごい!2021年版【海外編】第4位。
「すべての罪は血を流す」 S・A コスビー(著)
「頬に哀しみを刻め」で、このミステリがすごい2024年版【海外篇】第1位となった作家の最新作
ヴァージニア州の小さい田舎町。郡で初の黒人保安官は、連続殺人事件に挑むが!?・・
第1作目の「黒き荒野の果て」も好評のクライム・ノヴェルでした。
「ワインレッドの追跡者:ロンドン謎解き結婚相談所」 アリスン・モントクレア(著)
人気謎解きミステリシリーズ最新作
戦後ロンドン。ワインレッドのコートを着た女に尾行されていると気づく結婚相談所の経営者アイリス。自宅には、戦時中の情報部員だった元恋人が来ていた。しばらく潜伏すると言われたアイリスは、グウェンの家に泊めてもたうが、後日、アイリスの部屋から女性の死体が発見され!?・・
「ギャングランド」 チャック・ホーガン(著)
1975年、シカゴ。マフィア組織のボスが盗難にあう。潜入捜査員のニッキーは、盗品の奪取を命じられるが!?ーー
3月発売 注目ミステリ小説
「蜘蛛の巣の罠」 ラーシュ・ケプレル(著)
北欧ミステリ、スウェーデン発
人気警察小説、ヨーナ・リンナシリーズの最新作
凶悪な殺人鬼との闘いに終止符が打たれた筈だったが、国家警察長官マルゴット・シルヴェルマンが突如失踪し、遺体で発見され!?・・
「ボストン図書館と推理作家」 サラーリ・ジェンティル(著)
ボストン公共図書館での殺人事件を描く作中作
アメリカ最古の公共図書館、ボストン公共図書館。そこで起きる4人の男女の殺人事件を追う推理小説を執筆するハンナ。しかし、作中登場する作家志望のレオが暴走し!?・・
「密航者」 ジェイムズ・S・マレイ(著)
船上ミステリ
連続殺人事件の陪審員を務めたマリア。休暇をとり、船の旅に出るが、船上で次々に人が殺され!?・・
「炒飯狙撃手」 張 國立(著)
台湾発の謀略スリラー
実在の未解決事件(1989年ラファイアット事件)をモデルにした小説。
炒飯の名手で一流のスナイパーが指令を受け、ターゲットを射殺する。しかし、自らも狙撃される。定年退職が間近の刑事が現場へ向かうが!?・・
「夜明けを探す少女は」 ジュリアナ・グッドマン(著)
アメリカ探偵作家クラブ賞最終候補作
黒人少女の成長を旅立ちを描くミステリ
シカゴの高校に通う黒人の少女・ポー。絵の才能を活かし、卒業を機に、この街を出ると決めていた。そんなある日、姉のカティアが、不法侵入の疑いで警官に射殺される。ポーは姉の無実を証明するため、調査を始めるが!?・・
注目! 「両京十五日 2:天命」 馬伯庸(著)
「両京十五日:凶兆」の 第2作目
中国歴史ミステリの傑作
皇帝暗殺まで、残り7日。皇太子は陸路で北京を目指すが、途中、白蓮教徒の男と出会い衝撃の事実を知らされ!?・・
「ウナギの罠」 ヤーン・エクストレム(著)
北欧スウェーデンの密室殺人ミステリ
ウナギ取りの罠小屋の不可能殺人
ウナギ漁のための仕掛け罠の中で、地元の大地主の死体が見つかる。外からは鍵がかけられ、鍵は被害者のポケットに。遺体には、一匹のウナギが絡みついていた・・ 完璧な密室殺人だが!?・・
「スウェーデンのディクスン・カー」と言われる作家の幻の名作
「あの夏が教えてくれた」 アレン・エスケンス(著)
バリー賞など3冠の「償いの雪が降る」著者による青春ミステリ
15歳の少年ボーディは、父を亡くし、母親と田舎町で暮らす。高校に馴染めず、友達もいない中、町で事件が起きる。隣人のホークのかつての部下の黒人女性が、不審な失踪を遂げる。ボーディーは、現実に悩みながらも成長するが!?--
「スリー・カード・マーダー」 J・L・ブラックハースト(著)
密室 ✖ 警察小説
サセックス警察重大犯罪班のテス・フォックス警部補は、不可解な密室殺人を捜査することになる。5階の部屋から落下した被害者・フラットの部屋は無人で、玄関ドアは内側から封じられていた。そして、現場の壁に貼られていたチラシを見て愕然とする。それは、かつて、フォックスが犯した殺人を示唆していた・・
2月発売 注目ミステリ小説
注目!「両京十五日 1:凶兆」 馬伯庸(著)
中国歴史サスペンス超大作
現代中国を代表するミステリ作家で、累計165億回再生越えの大ヒットドラマ「長安二十四時」の著者
15世紀の中国、明の時代。北京から南京に遣わされた皇太子が、爆発による襲撃で襲われる。北京にいる皇帝も命を狙われていることを知った皇太子は、南京から北京へ向かうが刺客が襲ってきて!?ーー
「7月のダークライド」 ルー・バーニー(著)
青春ノワール
バリー賞、ハメット賞など4冠を受賞したクライムノヴェル「11月に去りし者」の作家の最新作
「11月に去りし者」は、このミステリーがすごい!2020年版【海外編】第6位、第11回(2020年)翻訳ミステリ大賞なども受賞しています。
「友情よここで終われ」 ネレ・ノイハウス(著)
ドイツミステリの女王による<刑事オリヴァー&ピア>シリーズ最新作
「悪女は自殺しない」に始まり、ドイツで累計550万部の警察小説シリーズ。
失踪した著名な編集者・ハイケ。彼女が介護していた老人が2階で見つかる。被疑者には、彼女に作品の剽窃を暴露されたベストセラー作家が浮かぶ。出版社長など、怪しい人物が増えてきて!?・・ 出版業界を巡る泥沼の事件とは!?-
「罪人たちの暗号」 カミラ・レックバリ(著)
北欧ミステリの好評 第2弾
ストックホルムが舞台。ミーナの所属する特捜班をあざ笑うかのように連続する誘拐殺人。犯人との頭脳戦が始まるーー
「ザ・ロング・サイド」 ロバート・ ベイリー(著)
法廷エンタメ、弁護士ボー・シリーズの完結編
「ザ・プロフェッサー」に始まる四部作の最終編
テネシー州プラスキ。高校のアメリカンフットボール・チーム「ボブキャッツ」がライバル校に勝利した翌日、バス置き場で遺体が見つかる。。容疑者は、彼女の恋人で「ボブキャッツ」のスター選手オデル。オデルは無罪を主張し、慕っている弁護士・ボーセフィスに弁護を依頼するが!?・・
「有名すぎて尾行ができない」 クイーム・マクドネル(著)
「平凡すぎて殺される」に続く、ノンストップ・ミステリ 第2弾
平凡すぎる顔が特徴の青年ポール。恋人のブリジット、元警官のバニーと共に、探偵事務所を始める。そこへ、国中が注目する不動産開発詐欺事件の被告人3人組の愛人が浮気調査をしてほしいと現れ!?・・
「老人ホーム 一夜の出来事」 B・S・ジョンソン(著)
喜劇とも言える傑作老人小説
登場人物9人の同時進行老人喜劇、老いの真実とは!?ー
老人施設の一夜。8人の老人と1人の寮母。いつもの光景だが、歩けない人、何もわからなくなっている人、自分の世界にひきこもる人、それぞれの老いの9章が、同時に進行する。人間の真実を滑稽に浮彫りにする「老人ホーム 一夜のコメディ」の文庫化。
1月発売 注目ミステリ小説
「アウトサイダー」 スティーヴン・キング(著)
スティーヴン・キングの最新作
事件の裏に隠された恐ろしい存在とは!?ーー
逮捕された少年惨殺事件の犯人。しかし、彼には、鉄壁のアリバイがあり!?・・
「受験生は謎解きに向かない」 ホリー・ジャクソン(著)
「自由研究には向かない殺人」の前日譚
「自由研究には向かない殺人」は、〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい!【海外篇】第1位となりました。続編も各種ミステリランキング上位となりました。
高校生のピップに招待状が届く。友人宅で、架空の殺人の犯人当てゲームが開催されるとのこと。舞台は1924年。孤島の大富豪の館で、参加者は、同級生など7人。開始早々、館の主が刺されて死亡しているのが発見され!?・・
シリーズ3部作は「自由研究には向かない殺人」「優等生は探偵に向かない」「卒業生には向かない真実」が発売済みです。
「悪い男」 アーナルデュル・インドリダソン(著)
北欧ミステリの人気【エーレンデュル】シリーズ第7弾
「湿地」に始まり、2年連続ガラスの鍵賞となった「緑の女」など、北欧ミステリを代表するアイスランド作家の最新作
レイキャビクのアパートの一室。レイプドラッグを所持していた男の死体が発見される。。レイプ常習犯と思われる男は、被害者に復讐されたのか!?・・ 犯罪捜査官エーレンデュルが行方不明の中、部下のエリンボルクは、現場に落ちていたスカーフの香りを頼りに捜査を始めるが!?・・
「検察官の遺言」 紫 金陳(著)
中国で大ヒットしたドラマの原作「悪童たち」で有名になり、「知能犯の時空トリック」で話題を呼んだ作家の最新作
地下鉄で拘束された張弁護士。彼のスーツケースには、江検察官の遺体が入っていた。。当初、犯行を認めていた張弁護士だが、突如、法廷で無罪を主張し!?・・
「この村にとどまる」 マルコ・バルツァーノ(著)
イタリア文学界の最高峰、ストレーガ賞の最終候補作
北イタリアのチロル地方。ヒトラーの移住政策で村は分断され、ドイツ語圏の地帯は、ムッソリーニにより、イタリア語を強制される。母語を愛するトリーナは、地下で子供達にドイツ語を教え生きていくが!?・・
「テラ・アルタの憎悪」 ハビエル・セルカス(著)
カタルーニャ州郊外の町テラ・アルタ。
獄中でユゴーの「レ・ミゼラブル」と出会ったことで、犯罪をやめ、警察官になったメルチョール。拷問の末に、惨殺された富豪夫妻殺人事件の捜査に当たる。そのうち、夫妻の事業に裏があることに気づき!?・・
「レッド・アロー」 ウィリアム・ブルワー(著)
デビュー作で反響を呼んだ作家。しかし、次作の原稿が1文字も進まない。。 前金は旅行に消えてしまう・・ ゴーストライターの仕事が決まるも、回想録を書く筈の物理学者は失踪してしまう。 窮地に立たされた作家は!?ーー