【2023年最新】国内小説の新刊|ミステリなど本好きが厳選

国内ミステリ2023

《2023年版 国内作家の新刊情報》

2023年の国内ミステリを中心に、新刊の人気作品を掲載しています。

このミステリがすごい!大賞の大賞受賞作など、話題のミステリが発売。

12月発売の小説

「名探偵じゃなくても」 小西 マサテル(著)

「名探偵のままでいて」(2023年「このミステリがすごい!大賞」受賞)続編

ラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」「南原清隆(ウッチャンナンチャン)のつれづれ発表会」などの番組を手掛ける放送作家のミステリ小説

学校の七不思議、密室状態からの消失。謎を解くのは、認知症を患う老人!?ー

 

「人間標本」 湊 かなえ(著)

湊 かなえ 最新作

蝶のことだけを考えて生きていたい。蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日、天啓を受ける。5体目の標本が完成し、達成感を得たが、再び、飢餓感が膨れ上がる。。今こそ、最高傑作を完成させるべきだ。果たして、誰の標本なのか!?--

 

「変な家2 〜11の間取り図〜」 雨穴(著)

【YouTubeで1000万回以上再生】された不動産ミステリ「変な家」の第2弾

「11の間取り」の謎!?ーー

フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビは、不可解な間取りの謎に挑む。

すべての謎が1つになった時、戦慄が!?・・

 

「時の睡蓮を摘みに」 葉山 博子(著)

2023年(第13回)アガサ・クリスティ賞 受賞作

1936年、仏領インドシナで地理学を学ぶ滝口鞠は、外務書記生の植田、商社マンの紺野、憲兵の前島達と関わり、植民地の非常な現実に触れていく。世界大戦の時代に生きる日本人女性の運命!?ーー



11月発売の小説

注目! 「Q」 呉 勝浩(著)

Q
小学館
発売日:2023/11/8

「爆弾」で、[2023年]このミステリがすごい!【国内編】第1位

「スワン」で、[2020年]日本推理作家協会賞を受賞した作家の最新作

千葉県富津市の清掃会社に勤める町谷亜八(ハチ)。過去の傷害事件で執行猶予中だが、今はまっとうな暮らしをしている。ある日、ダンスの才能のある弟・キュウを脅す人物が現れたと連絡が入る。過去の事件からキュウのスキャンダルを避けるため、ハチは平穏な日々から一歩踏み出すが!?・・

書店員にも話題の2023年、最大の注目作。

 

 「invert 城塚翡翠倒叙集」 相沢 沙呼(著)

2020年版このミステリーがすごい!【国内編】第1位など、ミステリランキング5冠となった「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の続編

倒叙ミステリ中編集

全てを見通す翡翠の目。すべてが反転する探偵の推理。ITエンジニア、小学校教師、犯罪界のナポレオン、犯人達の前に「城塚翡翠」が現れる。

 

「星を編む」 凪良 ゆう(著)

2023年「汝、星のごとく」で、本屋大賞を受賞した作家の最新作

「汝、星のごとく」のスピンオフストーリー集

凪良ゆうさんは、2020年にも本屋大賞を受賞していて、2度の本屋大賞受賞作家です。

後日談など、その後を描く愛の物語。

 

「黒い絵」 原田 マハ(著)

「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」など美術ミステリ作家初のノワール小説集

全6作品を収録。

「深海魚」ー クラスメイトからいじめられ、友達も彼氏もいない高校生の真央。そんな真央が安息を得られるのは、真っ暗で「海の底」のような押し入れの中だけだった。。

 

「台北アセット」 今野 敏(著)

公安外事 VS 台湾警察のシリーズ第7弾

警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から講師をつとめるよう要請され、台北に向かう。そこで、サイバー攻撃を受けた現地法人の要請で捜査を開始するが、システム担当者が殺害されてしまう。。サイバー攻撃と殺人事件は連動しているとにらんだ倉島は、正式に捜査に乗り出すが!?・・

 

「きこえる」 道尾 秀介(著)

謎解き新体験型エンターテイメント小説

物語×音声。生活に欠かせない「音」。その「音」が導く真相とは!?ーー

突然死んでしまったシンガーソングライターの「デモテープ」、少女の家の「生活音」、2人の男の「秘密の会話」etc..



10月発売の小説

「歌われなかった海賊へ」 逢坂 冬馬(著)

「同志少女よ、敵を撃て」で、[2022年]本屋大賞、高校生直木賞、[2021年]アガサ・クリスティ賞など、多くの賞を受賞した作家の最新作

1944年、ナチス体制下のドイツ。少年ヴェルナーは、反戦活動をするエーデルヴァイス海賊団に出会う。線路の敷かれた先に、強制収容所を見た彼らのとった行動は!?ーー

 

「幽玄F」 佐藤 究(著)

幽玄F
河出書房新社
発売日:2023/10/25

「テスカトリポカ」で直木賞を受賞したクライムノヴェル作家の最新作

自衛隊の戦闘機パイロットになった男の人生を描く傑作

日本・タイ・バングラデシュが舞台。少年は、幼少期から空に魅せられ、天才戦闘機乗りになるーー

 

「半暮刻」 月村 了衛(著)

半暮刻
双葉社
発売日:2023/10/18

日本SF大賞、ミステリが読みたい!2018年版【国内編】第1位など、評価が高く、大人気シリーズとなった「機龍警察」著者の最新作

「本当の悪」を描く社会派小説

児童養護施設で育った元不良の翔太。先輩の誘いで、会員制バーの従業員になる。しかし、そこは、客を陥れる半グレが経営する店だった・・

 

「君が手にするはずだった黄金について」 小川 哲(著)

2022年「地図と拳」で、直木賞を受賞した作家の最新作

2023年「君のクイズ」で、日本推理作家協会賞を受賞

承認欲求のなれの果てとは!?ーー

成功と承認を求める人々を描く物語。

 

9月発売の小説

注目! 「あなたが誰かを殺した」 東野 圭吾(著)

<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【国内篇】第5位

東野圭吾作品の最新作

加賀恭一郎シリーズ最新刊

別荘地で連続殺人が起きる。。真相を知るため、残された人々は「検証会」に集う。そこに、刑事・加賀恭一郎が現れ!?・・

 

「でぃすぺる」 今村 昌弘(著)

「屍人荘の殺人」で、本格ミステリ大賞【小説部門】を受賞し、「このミステリーがすごい!2018年版」「週刊文春ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」で第1位を獲得し、史上初の3冠となった著者の最新作

ジュブナイル×オカルト×本格ミステリの傑作推理小説

小学6年生、ユースケは、小学校最後の生活で壁新聞作りをするため「掲示係」に立候補する。そこに優等生のサツキも立候補する。サツキは、1年前に亡くなった従姉のマリ姉を殺した犯人を追い、マリ姉の遺品、パソコンに「奥郷町の七不思議」のファイルを見つけるが!?・・

 

「777 トリプルセブン」 伊坂 幸太郎(著)

伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ最新作

「マリアビートル」では新幹線から降りられなかったが、今度は、東京の超高級ホテルから出られない!?・・

世界で一番不運な殺し屋が、再び騒動に巻き込まれる!?ーー

 

「向日葵色のフリーウェイ」 赤川 次郎(著)

赤川次郎のシリーズ最新作

「爽香」シリーズ 第36弾

50歳の杉原爽香。恩師の河村布子から殺人事件についての相談を受ける。古い知人の小川久子の娘が服役中だが、冤罪ではないかと言う。爽香は、冤罪事件の真相と真犯人の調査に乗り出すが!?・・

 

鵼(ぬえ)の碑(いしぶみ)」 京極 夏彦(著)

<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【国内篇】第3位

ホラー系小説の巨匠・京極夏彦の最新作

百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作

古文書の鑑定に駆り出された古書肆。「化け物の幽霊」を祓えるか!?ー

作家、刑事、学僧、探偵、そして公安の影・・

 

「エレファントヘッド」 白井 智之(著)

[2023年]本格ミステリ大賞受賞、[2023年]このミステリがすごい!【国内編】第2位「名探偵のいけにえ」の著者の最新作

鬼才による推理迷宮

家族を愛する精神科医の象山。謎の薬を手に入れたことで、殺人事件に巻き込まれていくが!?・・

 

「古本屋探偵登場:古本屋探偵の事件簿」 紀田 順一郎(著)

本に関わる物語3編を収録 / 古本屋探偵の事件簿』分冊版

古書店店主・須藤康平は、神保町の一角で「本の探偵」の看板を掲げる。刊行後、半世紀に渡り、誰も目にしたことがない稀覯本「ワットオの薄暮」を巡り、神保町の猛者達が策略を練る!? ー 表題作

他、古書街を舞台にした「書鬼」、古書業界間の駆け引きを活写する「無用の人」など。

 

「夜の蔵書家:古本屋探偵の事件簿」 紀田 順一郎(著)

「古本屋探偵の事件簿」分冊版

本の街・神保町で古本屋を営む須藤。蔵書家から30年近く前に失踪した、ある人物を探してほしいと依頼される。その森田一郎という人物は、左翼劇団の俳優や中国のスパイだったという噂のある謎の男。須藤は、古書を糸口に探索に乗り出すが!?ーー

 

「説教男と不倫女と今日、旦那を殺すことにした女」 レインボージャンボたかお(著)

Amazon.co.jp限定

チャンネル登録者90万人超え。コント職人・レインボージャンボ

吉本の芸人による感覚小説。コントを展開している動画が人気☆

 

8月発売の小説

 「蒼天の鳥」 三上 幸四郎(著)

第69回(2023年)江戸川乱歩賞 受賞作

大正時代を描いた歴史活劇ミステリ

大正13年、鳥取県鳥取市。女流作家、田中古代子は、内縁の夫・涌島義博と娘・千鳥と共に、東京への引っ越し予定を立てていた。その直前に、活動写真「兇賊ジゴマ」を観るため、劇場「鳥取座」に向かう。しかし、場内が火事になり、古代子と千鳥は、煙に包まれる「本物」の「兇賊ジゴマ」を見る。。ジゴマはひとりの男を刺殺し、逃亡するが!?・・

実在の作家・田中古代子さんをモデルに、関東大震災など大正期を描く。

 

7月発売の小説

「オムニバス」 誉田 哲也(著)

人気警察小説シリーズ

姫川玲子シリーズ最新刊、短編集

「それが嫌なら無人島」ー 葛飾区青戸の女子大生殺害事件。既に別件で留置されていた被疑者が浮上する。姫川玲子は、本件に携わるなと言われ!?・・ 「六法全書」ー 自殺した男の家床から女性の腐乱死体が発見される。。2人の関係は!?・・

 

「首イラズ」 岡田秀文(著)

大正時代ミステリの傑作

内務省に新設された華族捜査局の警部補・来見甲子郎。九鬼梨伯爵家で起きた陰惨な毒殺事件の捜査を行なうことになる。伯爵家一族の確執が見え隠れする中、事件は首切り連続殺人に発展し!?・・

素人の侯爵捜査官が、連続殺人の謎を解く!?--

 

注目!「可燃物」 米澤 穂信(著)

可燃物
文藝春秋
発売日:2023/7/25

このミステリがすごい!2024年版【国内編】第1位

<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【国内篇】第1位

直木賞受賞作家、米澤穂信の初の警察ミステリ

2021年下半期「黒牢城」で、直木賞を受賞「王とサーカス」で、このミステリがすごい!【国内編】第1位となった作家の最新作。

葛警部の推理が光る5編からなる作品群。

群馬県警を舞台にした新たなミステリシリーズ。

 

「あらしの白ばと」 西條 八十(著) 芦辺 拓(編集)

あらしの白ばと
河出書房新社
発売日:2023/7/26

少女小説の傑作の復刊

詩人として知られる西條八十が遺した冒険活劇。

「女学生の友」に連載された「あらしの白ばと」の第一部

 

「不器用で」 ニシダ(著)

お笑い芸人、ラランド・ニシダの初小説

年間100冊の本を読む、読書好きとして知られるラランドのニシダ。

鬱屈した日常を送る人達に響く初小説を執筆。

繊細な観察眼と表現力の5篇。

 

6月発売の小説

「ハンチバック」 市川 沙央(著)

第69回(2023年)芥川賞 受賞作

[第128回] 文學界新人賞 受賞作

患先天性ミオパチーによる症候性側弯症の自身をモデルにした作品

井沢釈華の背骨は、右肺を押し潰す形で、湾曲している。。
両親が遺したグループホームの自室から、釈華はあらゆる言葉を送り出す!・・ 迫力とユーモアの1冊。

 

「ヒポクラテスの悔恨」 中山七里(著)

法医学ミステリー第4弾

「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の最新作

浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授に、ネットの脅迫文が書き込まれる。。「自然死にしか見えない形で人を殺す」と・・ 日本の解剖率の低さを訴える犯人に、光崎はいつもの冷静さで解剖をするが!?ーー

 

「夜果つるところ」 恩田 陸(著)

本屋大賞受賞作家による幻想譚

ミステリ・ロマン大作「鈍色幻視行」の核となる小説

遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、産みの母・和江、育ての母・莢子、名義上の母・文子という3人の母がいる。ある日、「私」は館に出入りする男達の宴会に迷い込むが、血の流れる惨劇の始まりで!?・・

 

「フォトミステリー ―PHOTO・MYSTERY―」 道尾 秀介(著)

2011年に「月と蟹」で直木賞を受賞した作家の最新作

写真と連動する新感覚ミステリ

世の中に既に存在する写真に文章を加えることで生まれた物語。道尾秀介初のショートショート集。

 

「古事記転生」 サム(アライコウヨウ)(著)

古事記転生
サンマーク出版
発売日:2023/6/29

チャンネル登録者45万人超のYouTuber(ユーチューバー)による「シン訳古事記」

仕事も人間関係もうまくいかないバーテンダーのサム。ある日、トラブルに巻き込まれ、命を落とす。。目覚めた先は「古事記」の世界で、神様として転生していた!? ミッションは「古事記」の世界で「日本建国」を成し遂げることだが!?--

 

「白い兎が逃げる」 有栖川 有栖(著)

[第26回] 日本ミステリー大賞受賞作家の新装版

臨床犯罪学者「火村英生」シリーズ。本格ミステリ4編収録の傑作作品集。

 

5月発売の小説

「渦の中へ おいち不思議がたり」 あさの あつこ(著)

青春「時代」ミステリー 第6弾

「おいち不思議がたり」シリーズ

おいちの祝言の日。浦之屋で食あたり事件が起きる。。毒を盛った犯人が知人の巳助と知ったおいちは!?・・

 

「白鶴亮翅」 多和田 葉子(著)

直木賞作家で、全米図書賞「翻訳部門」やドイツのクライスト賞などを受賞し、国際的にも活躍する著者の最新作

朝日新聞連載小説の書籍化

ベルリンでひとり暮らしをする美砂。東プロイセンで生まれ、終戦前にドイツに引き上げてきた隣人Mさんに誘われ、太極拳学校に行く。鶴が羽を広げるように右腕を力強く上げる太極拳の技「白鶴亮翅」を習う。そして、日独の戦争の歴史に迷い込んでいくが!?・・

 

注目!「鈍色幻視行」 恩田 陸(著)

「蜜蜂と遠雷」で本屋大賞を受賞した作家の最新作

船上ビブリオ航海ミステリ

謎と秘密を乗せて、長い航海が始まるーー

小説家の蕗谷梢は、夫の雅春と共にクルーズ旅行に参加する。そこには、呪われた小説と言われる「夜果つるところ」の関係者が一堂に会している。船上では、漫画家ユニット、映画プロデューサーなどが、取材に応える。そして新事実や新解釈が出てくるが!?・・

 

4月発売の小説

「レモンと殺人鬼」 くわがき あゆ(著)

2023年(第21回)【このミステリーがすごい!】大賞・文庫グランプリ受賞作

2転、3転のどんでん返しミステリ

10年前に父親を殺され、母親も失踪してから親戚に引き取られた小林姉妹。しかし、妹の妃奈が遺体で発見され、姉の美桜は保険金殺人の疑いをかけられるが!?・・

 

「街とその不確かな壁」 村上 春樹(著)

村上春樹、6年ぶりの新作

その街に行かなくてはならない--。。奥まった書庫で〈古い夢〉が紐解かれー 封印された物語が静かに動き出す・・

 

「時計泥棒と悪人たち」 夕木 春央(著)

「方舟」で、【週刊文春ミステリーベスト10】第1位など、各種ランキングで上位になった著者の最新作

泥棒達が大正時代を大暴れする連作短編集

実業家の加右衛門氏に贋物の置時計を売ってしまった井口。その置時計は加右衛門氏が所有する美術館にあると知り、泥棒に転職した蓮野と共に盗むことを計画するが!?・・

 

「香港警察東京分室」 月村 了衛(著)

「機龍警察」で知られる著者、月村了衛の最新作

アクションあり、頭脳戦ありの国際警察小説。

警視庁に設立された「特殊共助係」。インターポールの仲介で、国際犯罪に対応すべく、日本と中国の警察が協力する。メンバーは、日本側の水越真希枝警視ら5名、香港側のグレアム・ウォン警司ら5名。香港でデモを扇動した人物を逮捕するため、アジトに潜入するが!?・・

 

「ぼんぼん彩句」 宮部 みゆき(著)

ミステリ界の巨匠・宮部みゆきの最新作

俳句と小説の新しい出会い。彩り豊かな12の物語。社会派、ホラー、SFなど様々なジャンルを描いてきた宮部みゆきの新たな挑戦ーー

 

「魔女の原罪」 五十嵐 律人(著)

映画化もされ、各種ミステリランキングでも上位になった「法廷遊戯」の著者の最新作

現役弁護士作家の特殊設定リーガルミステリー

生命を維持するため、週3回人工透析治療を受けなければならない僕(宏哉)と杏梨。学校の噂話をして時間を潰す。ある変死事件をきっかけに、2人が通う鏡沢高校、住む街の秘密が暴かれていく!?--

 

3月発売の小説

「水車小屋のネネ」 津村 記久子(著)

第4回(2024年)みんなのつぶやき文学賞【海外篇】第1位

「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト 第1位

「キノベス!2024」第3位

助け合い、支え合う人々の40年を描いた大河小説

しゃべる鳥(ネネ)。18歳と8歳の姉妹が辿り着いた町で出会ったネネに見守られ、変転する様々な人生ーー

 

「成瀬は天下を取りにいく」 宮島 未奈(著)

読書メーター OF THE YEAR 2023-2024 第1位

話題沸騰の青春小説

2020年、中2の夏休み。幼馴染の成瀬あかりが、変なことを言い出した。「わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。西武大津店に毎日通い、中継に映るという!?・・ 全力で我が道を突き進む成瀬から目が離せない!?ーー

 

「魔女と過ごした七日間」 東野 圭吾(著)

東野圭吾作品 最新作

「ラプラスの魔女」シリーズ新刊

AIによる監視システムが強化された日本。指名手配犯捜しの元刑事が殺される・・ 父を亡くした少年は不思議な女性に導かれ推理するが!?・・

 

「スキマワラシ」 恩田 陸(著)

直木賞・本屋大賞作家の新作

ひと夏の冒険を描くファンタジックミステリ

古道具店を営む兄弟の太郎と散多。物に触れると記憶が見えるという能力のある散多は、古いタイルから幼い頃に亡くした両親の姿を見る。。両親にまつわる謎と廃ビルで目撃された少女の都市伝説が交差し!?・・

 

「紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪」 歌田 年(著)

2020年(第18回)「このミステリーがすごい!大賞」受賞作の「紙鑑定士の事件ファイル・模型の家の殺人」の続編

紙鑑定士・渡部が様々な事件に挑む全3作からなる連作短編。

 

「飛鳥クリニックは今日も雨」 Z李(著)

【Amazon.co.jp 限定】歌舞伎町が舞台のノワール小説

フォロワー数75万人のインフルエンサーによる週刊SPA!連載の書籍化。

眠らない街、新宿・歌舞伎町。不夜城と呼ばれる歓楽街の片隅で、なんでも屋を営むリー。彼のもとには、闇金業者、詐欺師達とそれを配下におさめる暴力団、未成年売春シンジゲートなどから、厄介なトラブルが昼夜問わず舞い込むが!?--

 

「化石少女と七つの冒険」 麻耶雄嵩(著)

化石少女シリーズ第2弾

恋愛ありの青春・学園ミステリ

化石オタクの神舞まりあは、部員わずか1人という古生物部を率いていた。そこに何故か加入してきた1年生。まりあは、彼をワトソン役に女子高生探偵として、学園の相次ぐ怪事件に挑むが!?・・

 

「三河雑兵心得【十一】-百人組頭仁義」 井原 忠政(著)

【この時代小説がすごい!】第1位

戦国足軽出世物語、第11弾

茂兵衛は、家康の馬廻から百人組頭として戦場に復帰する。しかし、家康の命である「真田との和解を天下に示す策を述べよ」との答えに、本多平八郎の娘・於稲と、真田源三郎の婚姻を提案してしまう。。そのことで、平八郎の説得を命じられてしまうが!?・・

 

「キン肉マン 四次元殺法殺人事件」 ゆでたまご(著) おぎぬまX(著)

大人気マンガ「キン肉マン」がミステリ小説になった!

キン肉マンが失踪!?・・ ミート君はキン骨マンを相棒に捜索へ乗り出すが!?・・ 様々なマイナー超人が登場!

キン肉マンファンはもちろん、ミステリファンにもおすすめの1冊。

 

「上海灯蛾」 上田 早夕里(著)

2023年(第12回) 日本歴史時代作家協会賞 受賞作

夜に生きる男達を描いた上海ピカレスク

1934年上海。「魔都」と呼ばれる地に、成功を夢見て来た日本人青年の吾郷次郎。彼のもとに、謎めいた日本人女性が訪ねてくる。その女性が持ち込んだのは、極上の阿片と芥子の種。。次郎は、阿片の売買を通じて上海の裏社会へ深く踏み入っていくが!?・・

 

「合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明」 柚月 裕子(著)

「孤狼の血」日本推理作家協会賞を受賞した作家の最新作

「合理的にあり得ない」シリーズの第2弾。あの美人探偵・上水流涼子が帰ってきた。美貌と知略を武器に、難事件を解決する!?--

 

「キツネ狩り」 寺嶌 曜(著)

第9回 新潮ミステリー大賞 受賞作

新鋭による警察小説

バイク事故により右目を失明した警察官の尾崎冴子。冴子の右目は、3年前の光景を映すようになった。。そんな冴子は、信頼する弓削警部補と一家4人殺害事件の未解決事件に乗り出すが!?・・

 

「月と散文」 又吉 直樹(著)

芥川賞作家、又吉直樹の新作エッセイ集

16万部超のベストセラーとなった「東京百景」から10年、最新作。

いろんなものが失くなってしまった日常だが、窓の外には月が出ていて・・

 

2月発売の小説

「モダンタイムス」 伊坂 幸太郎(著)

3ヶ月連続刊行の伊坂幸太郎作品 最新作

「魔王」から50年後の世界。恐妻家のシステムエンジニア渡辺拓海は、ある出会い系サイトの仕様変更を請け負う。しかし、プログラムには不明な点が多く、前任者は失踪中。。関係者の上司や後輩を次々と不幸が襲う!?-

 

「星くずの殺人」 桃野 雑派(著)

江戸川乱歩賞受賞作家の最新作

宇宙空間での謎解きミステリ。2021年「老虎残夢」で江戸川乱歩賞を受賞した著者の作品。

完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、宇宙ホテル「星くず」についた途端、見つかる死体。。添乗員の土師(はせ)穂稀(ほまれ)は、ツアーの続行を決めるが!?--

 

「探偵は田園をゆく」 深町 秋生(著)

「ヘルドックス」3部作の著者による正統派探偵ミステリ

元警官の椎名留美は、山形市で探偵を営みながら娘と2人暮らし。ある日、風俗の送迎ドライバーの仕事で知り合った女から、息子の捜索を依頼される。留美は、地域の慈善活動で知名度をあげた女に辿り着くが!?・・

シングルマザー探偵の奮闘。

 

「逆転のバラッド」 宇佐美 まこと(著)

一発逆転のリベンジゲーム

地方の町での悪事に立ち上がる人生の折り返し点を過ぎた男達の奮闘。

港町にある銭湯。昭和世代の憩いの場として、新聞記者の弘之、銭湯主人の邦明、釜焚き係の吾郎は交流を深めていた。彼らの前に、不審死したみなと湯の銀行融資担当の丸岡の元婚約者が現れ!?--

中年の再生物語であり、クライム(犯罪)ノヴェル

 

「罪深き海辺」 大沢 在昌(著)

ハードボイルド小説「新宿鮫」で知られる著者の最新作

傑作サスペンス

大地主の寄付金でうるおう海辺の街に、遺産相続人が突如現れる。。暴力団の抗争や企業の陰謀がうずまく中、真の悪は!?・・

 

1月発売の小説

「名探偵のままでいて」 小西 マサテル(著)

第21回(2023年)「このミステリーがすごい!大賞」大賞 受賞作

不可能犯罪に挑む老人の名推理

71歳の祖父は小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。しかし、小学校教師の孫娘・楓の身の周りで起きた謎を聞くと生き生きとしてくる。そんな折、楓の人生に関わる重大な事件が!?・・

 

「大江戸奇巌城」 芦辺 拓(著)

2022年「大鞠家殺人事件」日本推理作家協会賞や本格ミステリ大賞を受賞した著者の最新作

時代劇小説

徳川12代将軍・家慶の治世。江戸情緒、バトル、追跡、少女達の深い友情、謎解きありのてんこ盛りで、注目の新刊です。

 

「濱地健三郎の幽たる事件簿」 有栖川 有栖(著)

2022年「捜査線上の夕映え」このミス【国内編】第3位の巨匠の新刊

7篇を収録したシリーズ第2弾。

年齢不詳の探偵・濱地健三郎。幽霊を視る能力も持ち合わせる彼は、様々な事件を推理していくーー

 

「令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法」 新川 帆立(著)

「元彼の遺言状」(2021年このミステリがすごい!大賞)著者の新刊

リーガルSF短篇集

令和反逆六法と言われる6つの架空法律で、現行法に対するアンチテーゼ。

「動物虐待の防止等に関する法律」「酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達(通称:どぶろく通達)」「南極条約の取扱いに関する議定書(通称:南極議定書)」「労働者保護法」「通貨の単位及び電子決済等に関する法律(通称:電子通貨法)」「健全な麻雀賭博に関する法律(通称:健雀法)」の6つの物語。