2023年(第69回)【江戸川乱歩賞】の受賞作品と歴代の一覧

江戸川乱歩賞

2023年(第69回)の江戸川乱歩賞の受賞作を掲載しています。

歴代の受賞作も掲載しています。

推理・探偵小説のおすすめが多いので、参考にして頂けたらと思います。

2023年(第69回)受賞作

「名探偵コナン」「特命係長 只野仁」などの脚本を手がける作家の受賞。

「蒼天の鳥」 三上 幸四郎(著)

大正時代を描いた歴史活劇ミステリ

大正13年、鳥取県鳥取市。女流作家、田中古代子は、内縁の夫・涌島義博と娘・千鳥と共に、東京への引っ越し予定を立てていた。その直前に、活動写真「兇賊ジゴマ」を観るため、劇場「鳥取座」に向かう。しかし、場内が火事になり、古代子と千鳥は、煙に包まれる「本物」の「兇賊ジゴマ」を見る。。ジゴマはひとりの男を刺殺し、逃亡するが!?・・

実在の作家・田中古代子さんをモデルに、関東大震災など大正期を描く。

 

2022年(第68回)受賞作

「此の世の果ての殺人」 荒木 あかね(著)

超新生の本格ミステリ

史上最年少での受賞とのことです。

日本に小惑星「テロス」が衝突すると発表され、世界は大混乱に陥る。

一方、主人公の小春は自動車の教習を受け続けるが、教習車のトランクから女性の死体が見つかる。。元刑事で教官のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始めるが!?・・



歴代受賞作 一覧

2021年(第67回)受賞作品

2作品の受賞は、第57回(2011年)以来、10年ぶりとなりました。

「老虎残夢」 桃ノ雑派(著)

2021年9月16日に発売されました。

湖上の楼閣を舞台にした孤島ミステリ。南宋時代の武侠。中国ミステリであり、密室ミステリ。

本格推理小説の趣向のある1冊です。

 

「北緯43度のコールドケース」 伏尾 美紀(著)

2021年10月6日に発売されています。

38歳女性警察官の葛藤。北海道を舞台に未解決事件などの再捜査を始めるが!?・・

 

2020年(第66回)受賞作品

「わたしが消える」 佐野 広実 (著)

松本清張賞受賞作家の社会派ミステリー

387編の中から最終候補作4編が絞られ、受賞作が決定しました。

 

2019年(第65回)受賞作品

「ノワールをまとう女」 神護 かずみ (著)

 

2018年(第64回)受賞作品

「到達不能極」 斉藤 詠一 (著)

 

2017年(第63回)受賞作品

受賞作なし

 

2016年(第62回)受賞作品

「QJKJQ」 佐藤 究 (著)

QJKJQ
講談社
発売日:2018/9/14

クライムノベル「テスカトリポカ」直木賞を受賞した作家の作品です。

その後も、「爆発物処理班の遭遇したスピン」などで高評価を受けています。

 

2015年(第61回)受賞作品

「道徳の時間」 呉 勝浩 (著)

2020年の日本推理作家協会賞を「スワン」で受賞した作家の作品です。

「爆弾」は、【2023年版】このミステリがすごい!【国内篇】第1位となりました。

 

2014年(第60回)受賞作品

「闇に香る嘘」 下村敦史 (著)

「サハラの薔薇」や新作「ガウディの遺言」など、スペイン方面の作品を精力的に発表している下村敦史さんの受賞作です。

 

2013年(第59回)受賞作品

「襲名犯」 竹吉優輔 (著)

 

2012年(第58回)受賞作品

「カラマーゾフの妹」 高野 史緒 (著)

カラマーゾフ家をめぐるメタフィクション

世界文学の金字塔「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー(著)には、書かれていない第二部がある!?・・

 

2011年(第57回)受賞作品

「よろずのことに気をつけよ」 川瀬七緒 (著)

 

「完盗オンサイト」 玖村 まゆみ (著)

 

2010年(第56回)受賞作品

「再会」 横関 大 (著)

再会
講談社
発売日:2012/8/10

 



江戸川乱歩賞とは!?

1954年、日本推理作家協会(旧:日本探偵作家クラブ)によって、探偵小説を奨励するために創設されました。

作家、江戸川乱歩の寄付を基金とした文学賞です。