【このミステリがすごい!大賞】歴代受賞作品一覧

このミステリがすごい大賞歴代受賞作一覧

【このミステリがすごい!大賞】の歴代の大賞受賞作品をまとめています。

過去、20年間の歴代受賞作品を一覧で掲載しています。

スリラー、ハードボイルドなど、様々なジャンルのミステリ小説が選出されています。

このミステリがすごい 歴代【大賞】受賞作

2024年(第22回)大賞 受賞作

注目! 「ファラオの密室」 白川 尚史(著)

紀元前1300年代前半、古代エジプト

神官・セティは、死んでミイラにされたが、心臓が欠けているため、冥界の審判を受けることが出来ない。期限は3日、心臓を取り戻すため、地上に舞い戻る。やがて、棺に収められた先王のミイラが、密室状態のピラミッドから消失し、大神殿で発見されたという、もう一つの謎に直面し!?ーー

 

2023年(第21回)大賞 受賞作

「名探偵のままでいて」 小西 マサテル(著)

不可能犯罪に挑む老人の名推理

71歳の祖父は小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。しかし、小学校教師の孫娘・楓の身の周りで起きた謎を聞くと生き生きとしてくる。そんな折、楓の人生に関わる重大な事件が!?・・

 

2022年(第20回)大賞 受賞作

「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」 南原 詠(著)

現役の弁護士による企業ミステリ小説

敏腕の女性弁護士・大鳳未来は、特許法律事務所を立ち上げる。クライアントは、人気VTuberの天ノ川トリィ。映像技術の特許権侵害を警告されて、活動休止を迫られるている。やがて、様々な企業の思惑が絡んでいることがわかり!?・・

 

2021年(第19回)大賞 受賞作

「元彼の遺言状」 新川 帆立 (著)

凄腕、女性弁護士が活躍する遺産相続ミステリー

大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなる。遺言状には「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」とあった。。かつて彼と交際していた弁護士の剣持麗子は奔走するが、栄治の顧問弁護士、町弁が何者かに殺害されてしまい!?ーー ドラマ化済み作品。



2020年(第18回)大賞 受賞作

「紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人」 歌田 年(著)

紙鑑定士の事件簿

紙鑑定事務所を営む渡部は、どんな紙でも見分けられる男。ある日、彼氏の浮気調査をしてほしいという女性が訪れる。。プラモデルの写真1枚を手がかりに、渡部は伝説のプラモデル造形家・土生井(はぶい)と出会い、意外な真相に辿り着くが!?・・

 

2019年(第17回)大賞 受賞作

「怪物の木こり」 倉井 眉介(著)

サイコ・スリラー

サイコパス弁護士 vs 脳を盗む「脳泥棒」

15人以上もの被害者を出した児童連続誘拐殺人事件。26年前の事件が端を発している。自分は怪物なのか!?ーー 善悪が揺らぎ・・

 

2018年(第16回)大賞 受賞作

「オーパーツ 死を招く至宝」 蒼井 碧(著)

貧乏学生と変人鑑定士の分身コンビが活躍

貧乏学生・鳳水月の前に現れた、同級生の古城深夜。OOPARTS(オーパーツ)ー古代の工芸品(技術や知識では制作不能な筈の)鑑定士だと自称する彼は、鳳と分身かのように瓜二つだった。

 

2017年(第15回)大賞 受賞作

「がん消滅の罠 完全寛解の謎」 岩木 一麻 (著)

がん治療の世界で何が起きているのか!?ーー

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目。彼から、余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、生前給付金3,000万円を受け取った後も生存しているという。似たような保険支払いが立て続けに4例起きていて、不審に感じた夏目は、調査を始めるが!?・・

 

2016年(第14回)大賞 受賞作

「神の値段」 一色 さゆり(著)

現役学芸員による美術ミステリー

現代美術家の川田無名は、メディアはもちろん、関係者にも一切、姿を見せない。唯一、繋がりがあるギャラリー経営者・永井唯子を経由して作品を発表している。ある日、唯子は、無名が1959年に描いたという幻の作品を出してくる。しかし、唯子は突然、殺されてしまい!?・・

 

「ブラック・ヴィーナス 投資の女神」 城山 真一(著)

株取引の天才の経済サスペンス

メガバンクに就職したが、3年で退職してしまった百瀬良太。ひょんなことから、「黒女神」二礼茜と知り合う。茜は、株取引のエキスパートで大金をもたらすことから、良太は茜の助手を務めることになる。様々な人物が茜を訪ねてくるが、彼女は、何故、このような活動をしているのか!?ーー

 

2015年(第13回)大賞 受賞作

「女王はかえらない」 降田 天(著)

学園ミステリー

片田舎の小学校。東京から美しい転校生・エリカがやってくる。それまで、クラスの女王として君臨していたマキとエリカは、激しい権力闘争を引き起こす。。そして、物語はまさかの展開に!?・・ 伏線、張り巡らされた2度読み必至の物語。

 

2014年(第12回)大賞 受賞作

「警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官」 梶永 正史(著)

警視庁の「電卓女」vs 奇想天外な犯人集団

32歳、独身、彼氏なしの郷間彩香は、警視庁捜査二課主任代理。捜査二課で、贈収賄、詐欺、横領などの数字に手がかりを求め、電卓ばかり使用していて「電卓女」と呼ばれている。。そんな彩香に、渋谷の銀行立てこもり事件の特命が下り!?--

 

「一千兆円の身代金」 八木 圭一(著)

国、政府、マスコミを巻き込んだ誘拐劇

日本の政治への不満などをブログで訴える平岡ナオト。保育士や大学生らが彼のもとに集まり、計画がスタートする。小学生(元首相の孫)が誘拐される事件が起き、犯人の要求は、財政赤字の見直し、1兆円の身代金だが!?・・



2013年(第11回)大賞 受賞作

「生存者ゼロ」 安生 正(著)

壮大なスケールのパニック・スリラー

北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地。職員全員が死体で発見される。救助に向かった陸上自衛官三等陸佐の廻田と感染症学者の富樫博士達は、政府から、被害拡大を阻止するよう命じられる。しかし、北海道本島でも同じような事件が起こり!?・・

 

2012年(第10回)大賞 受賞作

「弁護士探偵物語 天使の分け前」 法坂 一広(著)

現役弁護士による法曹ミステリー

舞台は福岡。弁護士の「私」は、母子殺害事件の被告人の無罪主張をするが、裁判所は聞かず、1年間、業務停止の処分を受ける。。その後、別居中の夫に生活費を請求したいという美女の依頼を受けるが、殺人事件に巻き込まれ!?・・

司法、検察、弁護士など、様々な法関係の描写。

 

2011年(第9回)大賞 受賞作

「完全なる首長竜の日」 乾 緑郎(著)

現実と虚構の入り混じる、意識と死の物語

植物状態の人間と対話できる「SCインターフェース」。漫画家の和淳美は、意識不明の弟と対話を続ける。ある日、謎の女性が弟に接触し、現実が歪み始め!?ーー



2010年(第8回)大賞 受賞作

「さよならドビュッシー」 中山 七里 (著)

音楽ミステリー

ピアニストになることを夢みる遥。火事にあい、全身大やけどの怪我を負いながらもコンクール優勝を目指し、猛レッスンに励む。しかし、不吉な出来事と共に、殺人事件まで起こり!?・・ どんでん返しも。

ドビュッシーの調べも美しいクラシックを聴きたくなる1冊。

 

「トギオ」 太朗想史郎(著)

21世紀不良少年の異世界SF 

架空の都市。村八分に遭い、いじめを受ける主人公。捨て子の「白」を拾ったことで、大きく人生が動く。主人公は、村を出て港町に流れ、大都会・東暁(とうぎょう)を目指すことになるが、村に置いてきた白のことが気にかかり!?ーー

 

2009年(第7回)大賞 受賞作

「臨床真理」 柚月 裕子(著)

ハードボイルド作家のデビュー作ミステリ

臨床心理士の佐久間美帆は、特殊能力を持った青年・藤木司を担当することになる。司は、同じ福祉施設で暮らした少女の自殺を受け入れられずにいた。美帆は、警察官の友人と共に、少女の死の真相に迫るが!?・・

 

2008年(第6回)大賞 受賞作

「禁断のパンダ」 拓未 司(著)

フランス料理店に従事した元フレンチシェフのグルメ・ミステリー

新進気鋭の料理人と伝説の料理評論家が見た美食界の闇!?ーー

神戸でフレンチスタイルのビストロを営む柴山幸太。友人の結婚式で、「パリの三ツ星レストランを凌ぐほどの味」と称賛されるレストランに出向く。そこで、伝説の料理評論家・中島に出会い、幸太のビストロ訪問を約束する。その頃、神戸ポートタワーで男性の刺殺体が見つかり!?・・

 

2007年(第5回)大賞 受賞作

「ブレイクスルー・トライアル」 伊園 旬(著)

突破するのは、どのチームなのか!?ーー

懸賞金1億円のイベント「ブレイクスルー・トライアル」。門脇と丹羽は、このイベントで優勝し、人生を変えようとしていた。制限時間24時間以内に、難攻不落の研究所から所定のものを持ち帰るというものだった。強盗グループ、私立探偵、スパイチームなど、様々な人物が参加し、侵入者を阻む数々の仕掛けを突破できるのか!?・・

 

2006年(第4回)大賞 受賞作

「チーム・バチスタの栄光」 海堂 尊(著)

現役医師による医療現場のリアリティ小説

東城大学医学部付属病院。バチスタ手術(心臓移植の代替手術)の専門チーム「チーム・バチスタ」は、次々と成功をおさめていた。しかし、3例続けて術中死が発生する。。マスコミの注目を集め、不定愁訴外来責任者・田口と厚生労働省の役人・白鳥は、内部調査を始めるが!?・・

 

2005年(第3回)大賞 受賞作

「サウスポー・キラー」 水原 秀策(著)

正統派ハードボイルド小説

人気球団オリオールズの投手・沢村。ある日、自宅謹慎処分となる。「暴力団との癒着」や「八百長試合」の告発文書が球団とマスコミに送りつけられたという。。身の潔白を証明するため、調査を始めるが、やがて陰謀に巻き込まれていることに気づき!?・・

 

「果てしなき渇き」 深町 秋生 (著)

グロテスクなハードボイルド小説

部屋に麻薬を残し失踪した加奈子。その行方を追う元刑事の父親。少しずつ浮かびあがる加奈子の輪郭。3年前にいじめにあっていた尚人は、加奈子に恋をしていたが・・ 過去と現在の物語が交錯し!?ーー

 

2004年(第2回)大賞 受賞作

「パーフェクト・プラン」 柳原 慧(著)

ノンストップ・誘拐ミステリー

「身代金ゼロ、せしめる金は5億円」という前代未聞の誘拐劇を企てる良江。かつて、出産した息子を助けるためだった・・ 幼児虐待、美容整形、オンライントレードなど、現代社会の危うさを含みつつ、予想を裏切る展開に!?ーー

 

2003年(第1回)大賞 受賞作

「四日間の奇蹟」 浅倉 卓弥(著)

再生ファンタジーのベストセラー

脳に障害を負った少女、ピアニストの道を閉ざされた青年。2人は、山奥の診療所で遭遇するが!?ーー 張りまぐらされた伏線がラストへとつながるーー

 

「逃亡作法 – TURD ON THE RUN」 東山 彰良(著)

新感覚犯罪小説

刑務所に収監された犯罪者達の脱獄劇。死刑がなくなった近未来とは!?ーー

バイオレンスとハードな状況での疾走感。