【江戸川乱歩賞】歴代受賞作品の一覧

江戸川乱歩賞

江戸川乱歩賞の歴代の受賞作品を掲載しています。

1954年、日本推理作家協会(旧:日本探偵作家クラブ)により、探偵小説を奨励するために創設されました。

作家、江戸川乱歩の寄付を基金とした文学賞です。

2024年(第70回)受賞作

「遊廓島心中譚(ゆうかくじましんじゅうがたり)」 霜月流(著)

書籍化は、まだされていません。

「フェイク・マッスル」 日野 瑛太郎(著)

書籍化は、まだされていません。

 

2023年(第69回)受賞作

「名探偵コナン」「特命係長 只野仁」などの脚本を手がける作家の受賞。

「蒼天の鳥」 三上 幸四郎(著)

蒼天の鳥
第69回江戸川乱歩賞受賞作。 『名探偵コナン』『電脳コイル』...

大正時代を描いた歴史活劇ミステリ

大正13年、鳥取県鳥取市。女流作家、田中古代子は、内縁の夫・涌島義博と娘・千鳥と共に、東京への引っ越し予定を立てていた。その直前に、活動写真「兇賊ジゴマ」を観るため、劇場「鳥取座」に向かう。しかし、場内が火事になり、古代子と千鳥は、煙に包まれる「本物」の「兇賊ジゴマ」を見る。。ジゴマはひとりの男を刺殺し、逃亡するが!?・・

実在の作家・田中古代子さんをモデルに、関東大震災など大正期を描く。

 

【歴代受賞作品】一覧

2022年(第68回)受賞作品

「此の世の果ての殺人」 荒木 あかね(著)

此の世の果ての殺人
2022年ミステリランキング席巻中 「王様のブランチ」「ひる...

超新生の本格ミステリ

史上最年少での受賞とのことです。

日本に小惑星「テロス」が衝突すると発表され、世界は大混乱に陥る。

一方、主人公の小春は自動車の教習を受け続けるが、教習車のトランクから女性の死体が見つかる。。元刑事で教官のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始めるが!?・・

 

2021年(第67回)受賞作品

2作品の受賞は、第57回(2011年)以来、10年ぶりとなりました。

「老虎残夢」 桃ノ雑派(著)

老虎残夢 (講談社文庫 も 59-1)
「館」×「孤島」×「特殊設定」×「百合」! 孤絶した楼閣=密...

2021年9月16日に発売されました。

湖上の楼閣を舞台にした孤島ミステリ。南宋時代の武侠。中国ミステリであり、密室ミステリ。

本格推理小説の趣向のある1冊です。

 

「北緯43度のコールドケース」 伏尾 美紀(著)

北緯43度のコールドケース (講談社文庫 ふ 93-1)
第67回江戸川乱歩賞受賞作 待望の文庫化! 異色の女性エリー...

2021年10月6日に発売されています。

38歳女性警察官の葛藤。北海道を舞台に未解決事件などの再捜査を始めるが!?・・

 

2020年(第66回)受賞作品

「わたしが消える」 佐野 広実 (著)

わたしが消える (講談社文庫)
第66回江戸川乱歩賞受賞作! 綾辻行人氏(選考委員)、推薦。...

松本清張賞受賞作家の社会派ミステリー

387編の中から最終候補作4編が絞られ、受賞作が決定しました。

 

2019年(第65回)受賞作品

「ノワールをまとう女」 神護 かずみ (著)

ノワールをまとう女 (講談社文庫 し 118-1)
企業の炎上鎮火を請け負う裏仕事人の西澤奈美は、筋力トレーニン...

 

2018年(第64回)受賞作品

「到達不能極」 斉藤 詠一 (著)

到達不能極
2018年、遊覧中のチャーター機が突如システムダウンを起こし...

 

2017年(第63回)受賞作品

受賞作なし

 

2016年(第62回)受賞作品

「QJKJQ」 佐藤 究 (著)

QJKJQ
市野亜李亜(いちのありあ)は十七歳の女子高生。猟奇殺人鬼の一...

クライムノベル「テスカトリポカ」直木賞を受賞した作家の作品です。

その後も、「爆発物処理班の遭遇したスピン」などで高評価を受けています。

 

2015年(第61回)受賞作品

「道徳の時間」 呉 勝浩 (著)

道徳の時間 (講談社文庫 こ 90-1)
連続イタズラ事件が起きている、ビデオジャーナリストの伏見が住...

2020年の日本推理作家協会賞を「スワン」で受賞した作家の作品です。

「爆弾」は、【2023年版】このミステリがすごい!【国内篇】第1位となりました。

 

2014年(第60回)受賞作品

「闇に香る嘘」 下村敦史 (著)

闇に香る嘘
村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果適さないこ...

「サハラの薔薇」や新作「ガウディの遺言」など、スペイン方面の作品を精力的に発表している下村敦史さんの受賞作です。

 

2013年(第59回)受賞作品

「襲名犯」 竹吉優輔 (著)

襲名犯 (講談社文庫 た 126-1)
関東の地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。ルイス・キャロルの詩...

 

2012年(第58回)受賞作品

「カラマーゾフの妹」 高野 史緒 (著)

カラマーゾフの妹 (講談社文庫 た 123-2)
カラマーゾフ事件から十三年後。モスクワで内務省未解決事件課の...

カラマーゾフ家をめぐるメタフィクション

世界文学の金字塔「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー(著)には、書かれていない第二部がある!?・・

 

2011年(第57回)受賞作品

「よろずのことに気をつけよ」 川瀬七緒 (著)

よろずのことに気をつけよ (講談社文庫 か 132-1)
第57回江戸川乱歩賞受賞作。呪いで人が殺せるか。変死体のそば...

 

「完盗オンサイト」 玖村 まゆみ (著)

完盗オンサイト (講談社文庫 く 69-1)
皇居へ侵入し、徳川家光が愛でたという名盆栽を盗み出せ。前代未...

 

2010年(第56回)受賞作品

「再会」 横関 大 (著)

再会 (講談社文庫 よ 38-1)
幼なじみの四人が埋めた拳銃が時を経て再び現れた。全てはタイム...