翻訳ミステリ大賞【歴代受賞作品】一覧

翻訳ミステリー大賞

翻訳ミステリー大賞の歴代受賞作品を掲載しています。

2024年の第15回目をもって賞の終了が発表されています。

2010年の第1回受賞作からの歴代受賞作品をまとめています。

【大賞】歴代受賞作品

第15回(2024年)大賞

「破果」 ク・ビョンモ(著)

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第十五回(2024年)翻訳ミステリー大賞 受賞作

このミステリがすごい!2024年版【海外篇】第11位

韓国・ハードボイルド小説

かつて名を馳せた女殺し屋・爪角(チョガク)。稼業ひとすじ45年で、老いにより、致命的なミスを犯してしまう。「守るべきものはつくらない」が信条だが、人生最後の死闘が始まり!?ーー

 

第14回(2023年)大賞

  • 「彼女は水曜日に死んだ」
彼女は水曜日に死んだ
第14回翻訳ミステリ大賞受賞 あなたは正しく生まれたのに、歪...

CWA賞最優秀短編賞受賞作を含む10編からなる短編集

ギャングの少年の殺人を目撃した女性が通報するか苦悩する「ベイビー・キラー」、1988年フランスで8人の子供を殺した囚人と看守の交流を描く「ボルドーの狼」、メキシコから密入国する親戚を救うため国境地帯に踏み入る少年と父を描く「灰になるまで」など。

犯罪に関わってしまった人々の苦悩や孤独を描く物語群。

 

第13回(2022年)大賞

  • 「台北プライベートアイ」
台北プライベートアイ (文春文庫 キ 19-1)
劇作家で大学教授でもある呉誠(ウ―チェン)は若い頃からパニッ...

台北国際ブックフェア大賞受賞

このミステリーがすごい!2022年版【海外編】第5位

台北の臥龍街を舞台にしたハードボイルド私立探偵小説。台湾の描写や主人公のキャラクターなど、事件以外にも楽しめるミステリ。

映画化も決定していて、台湾では続編も発売されているそうです。



第12回(2021年)大賞

  • 「指差す標識の事例」
指差す標識の事例 上 (創元推理文庫)
指差す標識の事例 上 (創元推理文庫)

ミステリが読みたい!2021年版【海外編】第2位

このミステリがすごい!2021年版【海外編】第3位

17世紀イングランドが舞台の歴史ミステリー

発売までに22年の歳月をかけ、4人の翻訳者による小説。

ピューリタン革命時、王党派の拠点となっいたオックスフォードを舞台に、4人の語り手による手記調のミステリー小説です。

第11回(2020年)大賞

  • 「11月に去りし者」
11月に去りし者 (ハーパーBOOKS)
『このミステリーがすごい! 2020年版』(宝島社)【海外編...

バリー賞、ハメット賞受賞作

1963年、ニューオリンズからラスベガスやロサンゼルスなどの西を目指すロードノベル犯罪小説です。

主人公は、ギャングのボスから逃れるため西へ向かうが・・・

 

第10回(2019年)大賞

  • 「カササギ殺人事件」
カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)
カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)

2019年、各種ミステリランキングの1位を独占した英国推理小説です。

このミステリーがすごい!2019年版」や「ハヤカワミステリランキング」など。

上巻と下巻で時代が違い、入れ子構造になっている斬新な小説のスタイルをとっています。

 

第9回(2018年)大賞

  • 「フロスト始末」
フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)
あのフロスト警部が、デントン署を去るときが来た? 自らのヘマ...

人気シリーズの最新作です。「このミステリーがすごい!2018年版」海外編で第1位となっています。

「クリスマスのフロスト」は「このミステリーがすごい!1994年版」で第1位となっています。

「フロスト日和」は「このミステリーがすごい!1997年版」で第1位。

「冬のフロスト」もランキング上位とシリーズを通して評判の高い探偵小説です。

 

第8回(2017年)大賞

  • 「その雪と血を」
その雪と血を (ハヤカワ・ミステリ文庫)
その雪と血を (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ノルウェー作家のミステリー小説です。

近年、人気になっている北欧ミステリーとして注目されている1冊です。

「ザ・バット 神話の殺人」で、北欧ミステリー最高峰のガラスの鍵賞を受賞しています。

 

第7回(2016年)大賞

  • 「声」
声 (創元推理文庫)
クリスマスシーズンで賑わうホテルの地下で、一人の男が殺された...

北欧ミステリーとして注目の新鋭、アイスランド作家のアーナルデュル・インドリダソンの著作です。

マルティン・ベック賞受賞

また、スウェーデンやフランスの推理小説賞も受賞しています。

アーナルデュル・インドリダソンは、ガラスの鍵賞を2002年に「湿地」と2003年に「緑衣の女」で2年連続受賞している作家です。



第6回(2015年)大賞

  • 「秘密」
秘密〈上〉 (創元推理文庫)
秘密〈上〉 (創元推理文庫)

「このミステリーがすごい!2015年版」海外編で第2位

「湖畔荘」などでもミステリランキング上位の常連となった新鋭ケイト・モートンのミステリー小説です。

 

第5回(2014年)大賞

  • 「11/22/63」
11/22/63 上 (文春文庫 キ 2-49)
1963年11月22日――11/22/63。 ケネディ暗殺を...

「このミステリーがすごい!2014年版」海外編で第1位

スティーブン・キングのノスタルジックな小説です。

過去に戻り、ケネディ暗殺の歴史を塗り替えようとするというストーリーです。ダラスの街の描写が秀逸です。

 

第4回(2013年)大賞

  • 「無罪」 INNOCENT
無罪 INNOCENT 上 (文春文庫 ト 1-13)
翻訳ミステリー大賞受賞の傑作! 妻を殺した容疑で判事サビッチ...

法廷ミステリー、リーガルサスペンス。

歴史的名作である「推定無罪」の続編です。重厚な小説です。

 

第3回(2012年)大賞

  • 「忘れられた花園」
忘れられた花園〈上〉 (創元推理文庫)
第3回翻訳ミステリー大賞受賞作 1913年オーストラリアの港...

「秘密」「湖畔荘」の著者ケイト・モートンの傑作ミステリーです。

「ミステリが読みたい!2012年版」海外編第7位。

オーストラリアABIA年間最優秀小説賞受賞

第2回(2011年)大賞

  • 「古書の来歴」
古書の来歴 (創元推理文庫)
【第2回翻訳ミステリー大賞受賞作】 数世紀を遡る謎解きの鍵は...

歴史ミステリーの傑作

歴史好き、考古学好きにおすすめの一冊です。

リアリティのあるストーリー展開とスケールの大きさ。

時代と場所を超えて物語が展開します。

 

第1回(2010年)大賞

  • 「犬の力」
犬の力 上 (角川文庫 ウ 16-4)
血みどろの麻薬戦争に巻き込まれた、DEAのエージェント、ドラ...

「このミステリがすごい!2009年版」海外編で第1位

メキシコ麻薬戦争3部作の第1弾です。

クライムノベルの巨匠ドン・ウィンズロウの著作です。

30年に渡るメキシコ麻薬戦争に題材を当て、ベストセラー小説となりました。