2021年エドガー(アメリカ探偵作家クラブ)賞の受賞作!?歴代の受賞作も

エドガー賞2021

2021年のエドガー(アメリカ探偵作家クラブ)賞が発表されました。

優れたミステリー小説に与えられる歴史のある文学賞です。

そんな、エドガー賞の2021年の受賞作と歴代の受賞作をまとめました。

エドガー(MWA)賞とは!?

エドガー(MWA)賞は、アメリカの文学賞で、優れたミステリー小説に与えられる賞です。

前年にアメリカで発表されたミステリーが対象となっています。

エドガー賞の名前の由来は、推理小説の始祖でもある文豪エドガー・アラン・ポーにちなんでいます。

アメリカ(米国)の推理作家の団体であるアメリカ探偵作家クラブによって発表されます。

別名:「アメリカ探偵作家クラブ賞」とも言われます。

古くは、レイモンド・チャンドラーの「The Long Goodbye(長いお別れ)」やジョン・ル・カレの「寒い国から帰ってきたスパイ」などの受賞作があります。

どんな部門がある!?

  • 長編部門
  • 処女長編部門
  • 短編部門
  • オリジナルペーパーバック部門
  • ヤングアダルト部門 etc..

【最優秀長編部門】が、一般的に馴染みがあるかもしれません。



エドガー賞2021が決定!受賞作は!?

2021年4月29日に、エドガー賞が発表されました。

翻訳されているのは、最優秀長編賞のみとなります。

最優秀長編賞

「ブート・バザールの少年探偵」 ディーパ・アーナパーラ(著)

インド社会の闇を描いた傑作

スラム居住区(バスティ)に住む少年から見るインドの現実。

インドのスラムに住む9歳の少年。ある日、クラスメートが行方不明になり、探偵団を結成し捜索するが!?・・
バザールや地下鉄を捜索するうち、想像を遙かに超える現実が・・

 

2020年の受賞作!?

2020年受賞作の日本語訳が2021年7月21日に発売されます。

最優秀長編賞

「見知らぬ人」 エリー・グリフィス (著)

見知らぬ人
東京創元社
発売日:2021/7/21

東京創元社から刊行です。原題は「The Stranger Diaries」でした。

著者は、英国推理作家協会(CWA)賞の受賞作家でもあり、2021年注目の1冊になるのではないかと思われます。

 

新人賞

「ミラクル・クリーク」 アンジー・キム(著)

エドガー賞最優秀新人賞&国際スリラー作家協会最優秀新人賞二冠

ミラクル・クリークの治療施設で火災が発生し、2名が命を落とす。1年後に始まる裁判で、施設の経営者一家や関係者などの秘密が明らかになっていく・・

 

新人賞ノミネート作品

「刑事失格」 ジョン・マクマホン(著)

2021年1月7日発売となっています。

殺害された黒人少年と人種差別主義者。2つの事件を捜査するが!?・・

 

オリジナルペーパーバック部門

「ホテル・ネヴァーシンク」 アダム・オファロン・プライス(著)

ニューヨーク州の山地にあるホテル・ネヴァーシンク。大統領も宿泊に来る人気ホテルだが、子どもが行方不明になる事件がたびたび発生していた。洋館ホテルを舞台に展開するミステリと家族の年代記



過去のエドガー賞受賞作!?

歴代のエドガー賞の受賞作(10年分)を掲載します。

2019年受賞作

「流れは、いつか海へと」 ウォルター・モズリイ(著)

アメリカの暗部を含んだ探偵小説。

↓ ページ下部に簡単なレビューを書いています。

 

2018年受賞作

「ブルーバード・ブルーバード」 アッティカ・ロック(著)

英国推理作家協会スティール・ダガー賞 受賞

【このミステリがすごい!2020年版】海外編 第5位

 

2017年受賞作

「晩夏の墜落」 ノア・ホーリー(著)

 

2016年受賞作

「地中の記憶」 ローリー・ロイ(著)

 

2015年受賞作

「ミスター・メルセデス」 スティーヴン・キング(著)

スティーヴンキングの初のミステリー小説とも言える作品です。

【このミステリがすごい!2017年版】海外編 第3位

 

2014年受賞作

「ありふれた祈り」 ウィリアム・K・クルーガー(著)

 

2013年受賞作

「夜に生きる」 デニス・ルヘイン(著)

 

2012年受賞作

「喪失」 モー・ヘイダー(著)

喪失
早川書房
発売日:2012/12/7

 

2011年受賞作

「解錠師」 スティーヴ・ハミルトン(著)

解錠師
早川書房
発売日:2012/12/9

【このミステリがすごい!2013年版】海外編 第1位

 

2019年エドガー賞受賞作 【あらすじ&レビュー】

「流れはいつか海へと」 ウォルター・モズリィ(著)

流れはいつか海へと3.0

探偵小説 2019年エドガー賞の最優秀長篇賞 

刑事時代に何者かにはめられ辞職した元ニューヨーク市警の主人公は現在、私立探偵。黒人ジャーナリストの事件を調べて欲しいとの依頼を受ける。黒人ジャーナリストは警官2名を撃ち殺した罪で死刑を宣告されているが、無実を証明して欲しいとのこと。自分をはめた犯人と黒人ジャーナリストの冤罪の2つの事件を同時進行で調べ始めるが… 2つの事件に共通点はあるのか..

 

レビュー

ミステリーというよりは、探偵小説という感じです。

ヘロイン流通や売春、悪徳警官、人種差別など、巨大都市ニューヨークの片隅で起こっている街の暗部が見えてくる感じが悪くはなかったです。

比較的薄い冊子で、気軽にいっき読みのできる1冊でした。

 

おわりに

2020年のエドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)の受賞作と歴代の受賞作をまとめました。

エドガー賞の名前の由来は、ミステリ小説の巨匠「エドガー・アラン・ポー」からきていると言われています。

1990年~2007年までの最優秀短編賞の受賞作を収録

 

2020年の長編部門の最終候補作「Good Girl, Bad Girl」は、英国推理作家協会(CWA)賞受賞作で、エドガー賞最終候補の常連作家マイケル・ロボサムの作品です。

「生か、死か」マイケル・ロボサム(著)の読了レビューも書いています。

 

「全米図書賞」の2020年受賞作についてもまとめています。

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