自然描写豊かな山岳小説のおすすめタイトルをまとめています。
美しい山麗を舞台に、過酷な登山家などの文学小説。
アルプス山脈、エヴェレスト、パタゴニアなどが舞台のネイチャーライティング
山岳小説・登山家文学
「バリ山行」 松永K三蔵(著)
【2024年上半期】芥川賞 受賞作
山と人生が重なる純文学山岳小説
建外装修繕を専門とする新田テック建装に勤める波多。同僚に誘われ、六甲山登山に参加する。やがて、社内登山グループは正式な登山部となる。そんな折、ベテラン社員妻鹿があえて登山路を外れる登山「バリ山行」をしていることを知り!?・・
「いきている山」 ナン・シェパード(著)
山岳文学で、ネイチャーライティングの名作
スコットランド北東部に広がるケアンゴーム山塊。
ほどよく近いアバディーンで生まれたナンは、生涯、山に通い続ける。氷と水の力で削られてできた約4000フィート(1219m)の山々、泉が湧く池や湖。風、土、草花、鳥、虫、雪などの自然の中で山を感じる。。
詩性あふれる文章で自然との交感を語る書。
「帰れない山」 パオロ・コニェッティ(著)
ストレーガ賞(イタリア文学の最高峰)受賞
国際的ベストセラー。山など自然の描写が美しい小説。
北イタリア、モンテ・ローザ山麓を舞台に、居場所を求めてさまよう2人の男の友情と葛藤。街の少年と山の少年。ふたりの人生が山で交錯する。
「山のバルナボ」 ディーノ・ブッツァーティ(著)
美しい自然を舞台にしたイタリアの人気作家のデビュー作
森林警備隊員のバルナボは、山岳地帯にある火薬庫が盗賊に襲われた際に、怖気づき、岩場に隠れてしまう。そんなバルナボは、山を離れた後も恥の意識に囚われるが!?・・
「遙かなる未踏峰」 ジェフリー・アーチャー(著)
ストーリーテラーの巨匠、ジェフリー・アーチャーの最新作
伝説の登山家・マロリーを描いた山岳小説
エヴェレスト初登頂を目指し、消息を絶った登山家の100年前の死の謎に迫る!ーー
「狼の幸せ」 パオロ・コニェッティ(著)
ストレーガ賞受賞作家の山岳小説
40歳のファウストは、人生に疲れていた。。長年暮らしたミラノを離れ、イタリアン・アルプス近くのレストランで働き始める。山に囲まれ、徐々に人間らしさを取り戻していくが!?--
「パタゴニア」 ブルース・チャトウィン(著)
リテラリ・トラベラー(文学的旅行者) 紀行文と文学の融合
南米大陸最南端、アルゼンチンとチリにまたがるパタゴニア
山脈と土地、民族など自然はもちろん、旅に出たくなる1冊
「ある一生」 ローベルト・ゼーターラー(著)
現代オーストリア文学の名手によるアルプスを舞台にした小説
アルプスの山と共に生きた男の生涯。吹雪の白い静寂、雪山を舞台にしたベストセラー
日本翻訳大賞の最終選考まで残りました。
「魔の山」 トーマス・マン(著)
ノーベル文学賞受賞作家の教養小説
スイス高原ダヴォスのサナトリウムで療養生活を送る青年ハンス・カストルプ。民主主義者セテムブリーニ、虚無主義者ナフタ等と交流しながら、人間として成長していくー
山岳ミステリ・サスペンス
「サナトリウム」 サラ・ピアース(著)
アルプスの山岳リゾートが舞台の吹雪密封ミステリ
豪華ホテル〈ル・ソメ〉。サナトリウムを改装して建てられたが、不穏な出来事が。。弟の結婚パーティーのため、恋人とホテルを訪れたエリンは、休職中の警官。しかし、雪の降りしきる中、弟の婚約者が失踪し!?・・
スイス版横溝正史とも言われる1冊。
「疾風ロンド」 東野 圭吾(著)
東野圭吾のスキーリゾートミステリ
研究所から生物兵器「K-55」が盗まれる。犯人は、「隠し場所を教える代わりに3億円支払え」と脅迫してきた。しかし、交渉する前に事故死してしまう。。スキー場らしき場所で撮影されたテディベアの画像が手がかりだが!?・・
「白銀ジャック」「雪煙チェイス」などもあります。