山田風太郎賞の歴代受賞作品をまとめています。
角川文化振興財団により選ばれる、娯楽小説に与えられる文学賞です。
ミステリ、時代小説、SFなど、ノンジャンルの大衆文学の作品が対象となっています。
第15回(2024年)受賞作
「万両役者の扇」 蝉谷 めぐ実(著)
歌舞伎役者・今村扇五郎を中心にした6篇の連作短編集
役者に魅せられた者達の時代ミステリ
江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎の女房の座を狙い、近づくお春。ある日、若手役者の他殺体があがり!?・・ 扇五郎に魅せられた面々の人生の歯車は狂っていき!?・・
【歴代受賞作品】一覧
第14回(2023年)受賞作
「藍色時刻の君たちは」 前川 ほまれ(著)
読書メーター読みたい本ランキング 第1位にもなった傑作長編。
青春と成長を通し、人間の救済と再生を描く物語
宮城県の港町に暮らす高校2年生の小羽は、母の介護で、家事や看病に忙殺されていた。町に引っ越ししてきた青葉という女性との交流で、孤独を和らげ前向きな生活ができるようになってくるが、2011年の震災で全てが一変してしまう。2022年、看護師になった小羽は、過去と向き合うことになるが!?・・
第13回(2022年)受賞作
「地図と拳」 小川 哲(著)
【2022年下半期】直木賞 受賞作
歴史×空想の超大作
満州の架空の都市を舞台に、くり広げられる戦いと人々の群像劇。
満州に乗り込んだ日本人、ロシアの鉄道網拡大のために来たロシア人神父、抵抗する中国人。日中露の様々な思惑が交錯する物語。
日露戦争前夜~第2次大戦に満州の都市で繰り広げられる知略と殺戮ーー
第12回(2021年)受賞作
「黒牢城」 米澤 穂信(著)
[2021年下半期] 直木賞 受賞作
「王とサーカス」などの作品で知られる著者の歴史ミステリ
天正6年冬、本能寺の変の4年前。織田信長に反旗を翻して有岡城に立てこもった荒木村重。城内で起きる難事件に翻弄されるが!?・・ 謎解き推理小説としても人気。
第11回(2020年)受賞作
「じんかん」 今村 翔吾(著)
Apple Booksが選ぶ10年間のベスト【歴史フィクション部門】
戦国武将・松永久秀が挑んだ壮大な夢とは!?ーー
悪名高き武将・松永久秀は、織田信長に2度目の謀叛を起こしていた。将軍を暗殺し、東大寺大仏殿を焼き払う・・そんな久秀の壮絶な半生を、信長は語り始める..
第10回(2019年)受賞作
「欺す衆生」 月村 了衛(著)
豊田商事事件をモデルにした犯罪小説の大作
戦後最大の詐欺といわれた豊田商事事件。現代の詐欺のルーツとされる。その目撃者であり、営業マンであった 隠岐は、「ビジネス」を再興する。ついに、「国家」を欺く事業へ発展していくが!?・・
第9回(2018年)受賞作
「宝島」 真藤 順丈(著)
第160回(2018年下半期) 直木賞受賞作
沖縄の戦後1952年から1972年の本土返還まで20年の物語
戦後間もない沖縄の状況が感じられる冒険、青春小説。米軍基地に忍び込み、略奪した物品を住民に分け与える「戦果アギャー」3人の若者が激動の時代で熱く行動する姿が生き生きと描かれる。
第8回(2017年)受賞作
「ヒストリア」 池上 永一(著)
20年の構想を経た著者の最高傑作!
知花煉は、第2次世界大戦の米軍の沖縄上陸作戦で家族を失う。米軍のおたずね者となり、ボリビアへと逃亡する。しかし、伝染病で息絶える者がいるなど、そこは楽園ではなかった。。煉は、自分を取り戻そうとするが!?・・
第7回(2016年)受賞作
「罪の声」 塩田 武士(著)
「週刊文春」ミステリーベスト10 2016年【国内部門】第1位
第14回(2017年)本屋大賞 第3位
昭和最大の未解決事件の真相とは!?ーー
京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅にあったカセットテープを再生すると、幼き自分の声が。。一方、大日新聞の記者・阿久津英士は、この未解決事件を追い求め!?・・
1984年、社会を震撼させた「グリコ・森永事件」をモデルにしたフィクション。
日本アカデミー賞12冠となった映画の原作
第6回(2015年)受賞作
「鳩の撃退法」 佐藤 正午(著)
直木賞受賞作家による名作
地方都市で送迎ドライバーをして生計を立てる津田伸一。彼は、かつて直木賞も受賞した作家だった。親しくしていた古書店の老人の訃報が届き、形見のカバンから本と3千枚を超える1万円札が見つかる。しかし、使用しようとしたところ、偽札であることが判明し!?・・
第5回(2014年)受賞作
「二千七百の夏と冬」 荻原 浩(著)
時代を超えた悠久の愛の物語
ダム建設工事の作業中に、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見される。2体は、手を重ね、顔を向け合った姿であった。新聞記者の佐藤香椰は、この謎にのめり込んでいく。3000年近く前、この男女にどんなドラマがあったのか!?ーー
第4回(2013年)受賞作
「巨鯨の海」 伊東 潤(著)
第1回(2014年)高校生直木賞 受賞作
この時代小説がすごい!2014年版【文庫書下ろし】第1位
江戸末期から明治時代、紀伊半島の鯨漁をテーマにした6篇の連作短編集。
世界でも稀な漁法「組織捕鯨」を確立した漁村の人々。繁栄を極めた集団で鯨に立ち向かう「鯨組」。 命を削る戦いを躍動感ある筆致で描く。
第3回(2012年)受賞作
「光圀伝」 冲方 丁(著)
孤高の虎・水戸光圀の生き様を描く時代小説
生涯を賭した「大日本史」の編纂という大事業。大切な者の命を奪ってまでも突き進む・・ なぜ、この世に歴史が必要なのか!?ーー
第2回(2011年)受賞作
「ジェノサイド」 高野 和明(著)
いっき読み必至のエンタテインメント小説
アメリカの情報機関が察知した人類滅亡の危機とは!?ーー
父親の意志を継ぎ、薬学を専攻する大学院生の研人、アメリカ人傭兵のイエーガー。アメリカ、日本、アフリカを舞台にした壮大なスケールの小説。人類絶滅の脅威とは!?
第1回(2010年)受賞作
「悪の教典」 貴志 祐介(著)
このミステリがすごい!2011年版【国内篇】第1位
ピカレスクロマンの輝き秘めた傑作サイコホラー
晨光(しんこう)学院町田高校の英語教師、蓮実聖司は、爽やかさとルックスの良さで、生徒だけでなく、同僚、PTAをも虜にしていた。しかし、彼は、邪魔者を躊躇なく排除する殺人鬼だった。。有能な教師が、実はサイコパスだったとしたら!?ーー