【2023年注目新刊】海外おすすめ小説-ミステリなど

海外ミステリ新刊2023

2023年に発売される注目の海外翻訳ミステリ小説の新刊をまとめています。

人気の面白いミステリや2023年話題の海外ミステリです。

北欧ミステリや英国推理作家協会賞(CWA)ヒストリカル・ダガー受賞作など、話題の新作が発売されています。

12月発売の新刊

「もしも誰かを殺すのなら」 パトリック・レイン(著)

閉鎖空間(クローズド・サークル)の本格ミステリ

無実を叫ぶ新聞記者に死刑判決が下される。。その後、彼を裁いた陪審員が山荘で次々と死を遂げ!?・・ 連続殺人事件の犯人はいったい!?ーー

 

「魔の聖堂」 ピーター・アクロイド(著)

都市迷宮小説の傑作

時間、空間、現在と過去が交錯するミステリ

現代のロンドン。ホークスムア警視正は、連続する少年殺人事件の謎を追う。次第に暗い影が見えてきて!?・・18世紀、ロンドン大火後の都市計画。異端の聖堂建築家ダイアーが、建設中の7つの教会に仕掛けたたくらみとは!?ーー

 

「暗闇のサラ」 カリン・スローター(著)

暗闇のサラ
HarperCollins
発売日:2023/12/15

〈ウィル・トレント〉シリーズ最新刊

ERの当直医・サラは、亡くなった19歳の医学生から、「あいつを止めて」と最期の言葉を託される。起訴された男子学生の母親は、サラが研修医時代だった時の同僚だった。そして、今回の事件は15年前のサラの事件につながっているらしく!?・・

新・ミステリの女王と言われる著者の最新作

 

「ハリケーンの季節」 フェルナンダ・メルチョール(著)

スペイン語圏の新星による傑作長篇

暴力と貧困がはびこる現代メキシコの田舎の村。そこで、「魔女」の死体が見つかる。。村の女達に薬草を処方し、堕胎も行っていた彼女。そんな彼女を殺したのは一体誰か!?ー

名だたる文学賞の候補になった1冊。

 

「最後のモナ・リザ」 ジョナサン・サントロファー(著)

最後のモナ・リザ
アストラハウス
発売日:2023/12/23

美術(アート)ミステリの傑作

1911年、「モナ・リザ」は、ルーブル美術館から盗まれ、2年間行方不明だったー

ニューヨークの画家・美術史家のルークの曾祖父は、100年以上前にルーヴル美術館から「モナ・リザ」を盗んだ窃盗犯。その曾祖父の日記に関わった人達が次々と死んでいく。。ルークは「曽祖父の真実」を探るが!?・・

画家兼美術史家の主人公、美術品贋作者、億万長者のコレクターなど様々な人と過去と現在が交錯し!?ーー

 

「ナッシング・マン」 キャサリン・R・ハワード(著)

「56日間」で、コロナ渦のアイルランドでのサスペンスを描いた作家の最新作

1冊の本が犯罪者を炙り出す!?ーー

連続殺人犯(ナッシング・マン)に家族を惨殺された12歳のイヴ。やがて聖人した彼女は、殺人鬼の正体を突き止めるため、「ナッシング・マン」というノンフィクション小説を出版する。犯人解明の執念で綴られた本が、犯人を追い詰める報復サスペンス。



11月発売の新刊

注目!「死刑執行のノート」 ダーニャ・クカフカ(著)

[2023年] エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞 受賞作

衝撃のサスペンス

アンセル・パッカーの死刑執行まで12時間。殺人事件により、運命が大きく変わった女性達とその視点から見る連続殺人犯の生涯とは!?ーー

 

「黒い錠剤 スウェーデン国家警察ファイル」 パスカル・エングマン(著)

[2023年] ペトローナ賞 受賞作

スウェーデン発の警察小説

ストックホルムで女性の刺殺体が発見される。服役中の交際相手が、事件当夜は仮釈放されていた。。男が犯人と思われる中、ヴァネッサ警部のもとに「彼は殺していない」と言う女性が現れ!?・・

 

注目! 「呪いを解く者」 フランシス・ハーディング(著)

呪いを解く者
東京創元社
発売日:2023/11/30

傑作ファンタジー小説

「嘘の木」でコスタ賞、「カッコーの歌」「影を呑んだ少女」で英国幻想文学大賞を受賞しているファンタジー(幻想小説)界の巨匠の最新作

「原野」と呼ばれる湿地を抱える国ラディス。〈小さな仲間〉という生き物の呪いが大きな影響を与えていた。。16歳の少年ケレンは、相棒のネトルと呪いに侵された町を救うため旅をするが!?・・

 

「シェフ」 ゴーティエ・バティステッラ(著)

シェフ
東京創元社
発売日:2023/11/30

元ミシュラン調査員が描く料理ミステリの傑作

世界最優秀シェフに選出された三ツ星シェフ、ポール・ルノワールが、猟銃自殺をする。。料理人達の苦悩、嫉妬、野心などが入り乱れ!?ーー フランス料理界の裏面やガイドブックの星の重圧などを含みつつ。

 

「解剖学者と殺人鬼」 アレイナ・アーカート(著)

解剖学者と殺人鬼の頭脳対決

解剖学者レンは、犯人からの挑戦状として、殺人鬼ジェレミーが死体に残した次の殺人のヒントを分析するが!?ーー

 

「ゴスペルシンガー」 ハリー・クルーズ(著)

南部犯罪小説の伝説的傑作

ディープ・サウスの暴力とグロテスク

行き止まりの町のジョージア州エニグマ。囚われている黒人の大男ウィラリー。葬儀屋には、彼が惨殺したメリーベルの遺体が安置されている。町の誰もが。町出身の成功者ゴスペルシンガーの帰還を待ち望んでいた。その彼が黒いキャデラックで町に帰ってくるが!?・・

アメリカ南部を舞台に世界の混沌と人の愚かさを描く1冊。

 

「シャーロック・ホームズとサセックスの海魔」 ジェイムズ・ラヴグローヴ(著)

シャーロック・ホームズパスティーシュ作品の最新作

サセックスで引退生活をおくるホームズ。しかし、海辺の街の女性失踪事件を調べることになり!?ーー

 

「生贄の門」 マネル・ロウレイロ(著)

スパニッシュ・ホラーのベストセラー小説

ケルト伝説に彩られたスペイン、ガリシア地方が舞台のサスペンス・ホラー

ガリシア地方の小村。若い娘の死体が発見される。。捜査官のラケルは、病気の息子を助けたいため、地元のヒーラーを頼り、この村を訪ねたばかりだった。この奇妙な村でラケルは捜査をするが「異界からの何者かが訪れる門」と恐ろしい儀式に行きつき!?・・

 

「クリスマスカードに悪意を添えて:シェフ探偵パールの事件簿」 ジュリー・ワスマー(著)

シェフ兼探偵が活躍するシリーズ 第2弾

英国の港町が舞台。シェフ兼探偵のパールは、クリスマスを前にやることが山積み。。しかし、友人のネイサンに、中傷メッセージ入りのクリスマスカードを受け取ったと相談を受ける。そんな折、教会のイベントで殺人が起き!?・・



10月発売の翻訳ミステリ

「地獄が口を開けている」 ガード・スヴェン(著)

「最後の巡礼者」2014年ガラスの鍵賞を受賞し、リヴァートン賞、マウリッツ・ハンセン新人賞などを受賞した作家の最新作

北欧警察小説翻訳シリーズ第2弾。

 

「運命の時計が回るとき ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班」 ジェフリー・アーチャー(著)

巨匠、ジェフリー・アーチャーの英国警察小説シリーズ最新作

ロンドン警視庁のウィリアム・ウォーウィックは、スコットランドヤード警視総監への道を突き進。そんな彼が休暇で乗った豪華客船で、老大富豪が死体で見つかる。ウィリアムは、真相究明に乗り出す。一方、留守をする同僚達は、5件の未解決事件の再捜査を始め!?・・

 

「サインはヒバリ パリの少年探偵団」 ピエール・ヴェリー(著)

[第1回] 冒険小説大賞受賞作家のジュブナイル・ミステリ

少年探偵団が、消えた仲間を探すため、パリの街をかけまわる!

童謡「やさしいヒバリ」の先に待ちうける真実とは!?ーー

 

「ケンブリッジ大学の途切れた原稿の謎」 ジル・ペイトン・ウォルシュ(著)

「ウィンダム図書館の奇妙な事件」に続くシリーズ 第2弾

ケンブリッジ大学の貧乏学寮、セント・アガサ・カレッジ。そこに下宿する学生が故人の数学者の伝記を執筆することになる。しかし、彼女が最初の執筆者でないことがわかる。。前任者達の執筆中止の理由は、数学者の空白の期間に要因がありそうで!?・・

 

「野外上映会の殺人:マーダー・ミステリ・ブッククラブ」 C・A・ラーマー(著)

〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉シリーズ 第3弾

〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉のメンバーは、アガサ・クリスティ「白昼の悪魔」を映画化した「地中海殺人事件」の野外上演会に参加する。上映後、ブッククラブの隣の女性が絞殺死体で発見される。。ブッククラブの面々は、調査を開始するが!?・・

 

「この密やかな森の奥で」 キミ・カニンガム・グラント(著)

アパラチア山脈の自然描写など。

人里離れた山奥で暮らしているクーパー。娘と一緒に8年間、過去の罪から逃げるように暮らしてきたが、町に降りなくてはいけなくなり!?ーー

2021年本屋大賞など話題になった「ザリガニの鳴くところ」のような雰囲気もあると噂の1冊。

 

「ガラム・マサラ!」 ラーフル・ライナ(著)

今、熱い!インドミステリの傑作

僕らは、極限の格差社会を生き抜けられるのか!?ーー

デリーの不正入試コンサルが巻き込まれた誘拐事件。。

 

「サスペンス作家が殺人を邪魔するには」 エル・コシマノ(著)

巻きこまれ型ジェットコースター・サスペンス 第2弾

作家でシングルマザーのフィンレイ。原稿の執筆と子育ての両立に奮闘している。しかし、オンライン掲示板に元夫の殺害依頼が投稿されているのを発見してしまう。。フィンレイは、殺害を阻止しようと奔走するが!?

 

9月発売の翻訳ミステリ

「ナイフをひねれば」 アンソニー・ホロヴィッツ(著)

<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【海外篇】第2位

英国ミステリの巨匠、アンソニー・ホロヴィッツの最新作

「殺しへのライン」で、2023年版このミステリがすごい!【海外編】第2位、「メインテーマは殺人」「その裁きは死」で、このミステリがすごい!2020&2021【海外編】第1位の作家

〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズの新たな傑作翻訳小説

探偵ホーソーンが主人公のミステリを書くのに耐えかね、作家のわたし、ホロヴィッツは「われわれの契約は、これで終わりだ」と告げる。ロンドンで脚本を手掛けた戯曲の公演が始まるが、劇作家が殺害されてしまう。。凶器はわたしの短剣・・ 自分を救えるのは、あの男だけだが!?・・

 

「グレイラットの殺人」 M・W・クレイヴン(著)

[2022年] 英国推理作家協会賞(CWA)イアン・フレミング・スチール・ダガー賞 受賞作

「ストーンサークルの殺人」「ブラックサマーの殺人」「キュレーターの殺人」に続く翻訳、第4作目。

サミット関係者の男が売春宿で殺される。。テロを警戒する政府は、ポーに捜査を命じる・・ ポーは、3年前の強盗殺人との関連を疑うが!?-

 

「薬屋の秘密」 サラ・ペナー(著)

全米100万部突破の英国翻訳ミステリ

18世紀、ロンドン。路地裏にひっそりたたずむ薬屋があった。男に苦しめられた女性が、「毒」を求めてやってくる。。現在、大学で歴史学を学んだキャロラインは、謎の薬屋がおかした連続殺人を調べることになるが!?ー

 

「渇きの地」 クリス・ハマー(著)

渇きの地
早川書房
発売日:2023/9/19

オーストラリアが舞台の翻訳ミステリ

オーストラリアの田舎町。銃乱射により、牧師が5人を殺して射殺される。記者のマーティンは、取材をするが、牧師をかばう住民が多いことに気づく・・ しかし、1人の老人が「住民を信じるな」と言い!?ーー

 

「厳冬之棺」 孫沁文(著)

厳冬之棺
早川書房
発売日:2023/9/20

上海が舞台の華文翻訳ミステリ

天才漫画家探偵・安縝(あんしん)が活躍。

上海郊外の湖畔。陸家の館で殺人事件が起きる。事件現場は、大雨で水没した地下室のため、密室だったが!?・・

 

「書架の探偵、貸出中」 ジーン・ウルフ(著)

巨匠の未完の遺作

E・A・スミスは、推理作家の生前の記憶を持つ「複生体」。図書館に収蔵され、書架に住む。母親と暮らす少女に貸し出された彼は、失踪した彼女の父親探しを頼まれる。そんな折、彼は、自身の古い〈版〉の死体を発見し!?・・

 

「ハンティング・タイム」 ジェフリー・ディーヴァー(著)

ジェフリー・ディーヴァーの最新作

どんでん返しの連続からの大逆転劇

エンジニアのアリソンが娘と共に姿を消す・・ 元夫のジョンは、DVで投獄されていたが、出所する。ジョンと繋がりのある犯罪組織の殺し屋もからんできて!?ーー

 

「リンカーン・ハイウェイ」 エイモア・トールズ(著)

少年4人の旅と成長を描くロードノベル

刑務所から出た18歳のエメット。母が暮らしているサンフランシスコに弟と向かうが、車を悪友2人に奪われてしまう・・ 車をとり戻すため、エメットは弟と共にニューヨークに向かうが!?ーー

 

8月発売の翻訳ミステリ

「8つの完璧な殺人」 ピーター・スワンソン(著)

「そしてミランダを殺す」「だからダスティンは死んだ」などで知られる作家の最新作

ミステリ専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。かつてマルコムが店のブログリストに記載した「完璧な殺人」が登場する8作に似た殺人事件が起きているという・・ リストは「赤い館の秘密」「ABC殺人事件」「見知らぬ乗客」など。。 犯人は彼のリストを模倣しているのか!?

 

「処刑台広場の女」 マーティン・エドワーズ(著)

<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【海外篇】第6位

英国ミステリ界の内側に切り込み、英国探偵小説黄金時代を扱った書籍「探偵小説の黄金時代」で、MWA賞(研究・評伝部門)を受賞した著者の謎解きミステリ

1930年、ロンドン。突き止めた殺人者を死に追いやるとの黒い噂がある名探偵レイチェル・サヴァナク。新聞記者のジェイコブは、レイチェルの秘密を暴こうとするが、不可解な事件に巻き込まれ!?・・ 真実は「処刑台広場」に!?ーー

 

「蘭亭序之謎」 唐隠(著)

史実と虚構の入り混じる華文サスペンス

唐の憲宗の時代。皇帝の重臣・裴度の姪の裴玄静は、7歳で殺人事件を解決して以降、「女名探偵」として知られていた。しかし、父の死後、故郷を追われ、玄静は、叔父を頼り長安へ向かう。そこで叔父の親友・武元衡の暗殺事件に遭遇し!?・・ 武大臣は、暗号の形で「王羲之の『蘭亭序』に隠された秘密を解き明かし、黒幕の正体を暴いてくれと託しているが!?・・

玄宗と楊貴妃以後の唐の時代ーー

 

 「人生は小説」 ギヨーム・ミュッソ(著)

「ブルックリンの少女」「パリのアパルトマン」などで知られるフレンチ・ミステリの巨匠の最新作

ニューヨークの自宅から消えた女性作家の幼い娘。事件のカギを握るのは、パリに住むベストセラー作家の男。その真相とは!?ーー

 

「狙撃手ミラの告白」 ケイト・クイン(著)

「戦場のアリス」「亡国のハントレス」などで知られる著者の最新作

「亡国のハントレス」は、2022年翻訳ミステリ大賞の最終候補作にもなりました。

 

「デンマークに死す」 アムリヤ・マラディ(著)

北欧ノワール

コペンハーゲンの私立探偵が活躍するデンマーク作家の新星

移民の政治家殺しの冤罪疑惑を調べ始めるが!?ーー

 

「ブラッド・クルーズ」 マッツ・ストランベリ(著)

北欧のバルト海での船上ミステリ

北欧のバルト海を往復するフェリー。大勢の客を乗せ運航しているが、船上で惨劇が起こる!?・・ 外界から孤立した船上で起こるミステリ。

 

7月発売の翻訳ミステリ

注目!「卒業生には向かない真実」 ホリー・ジャクソン(著)

<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【海外篇】第4位

ホリー・ジャクソンの最新作

「自由研究には向かない殺人」3部作の完結編

年末各種ミステリランキングで1位や2位を独占し、話題のシリーズ。

大学入学直前のピップに、無言電話、匿名のメール、敷地内で首を切られた鳩など、不審な出来事が幾つも起きていた。。調べにより、6年前の連続殺人事件との類似点を見つけるが!?・・

 

「超新星紀元」 劉 慈欣(著)

大ヒットSF「三体」の著者、劉慈欣の長篇デビュー作

1999年末、超新星爆発により発生した放射線バーストが地球に降り注ぐ。。1年後に13歳以上の大人全てが死ぬことが判明し、「超新星紀元」の地球は子供達に託され!?--

 

「木曜殺人クラブ 逸れた銃弾」 リチャード・オスマン(著)

人気謎解きミステリ「木曜殺人クラブ」シリーズ第3弾の最新作

詐欺事件を調査していたキャスターが、不可解な事故で死ぬ。捜査を始めた「木曜殺人クラブ」だが、メンバーのひとりが「友人を殺されたくなければ元KGB大佐を殺せ」と脅迫され!?・・

 

「ウェッジフィールド館の殺人」 エリカ・ルース・ノイバウアー(著)

アガサ賞デビュー長編賞受賞シリーズ第2弾

デビュー作で、エジプトのホテルを舞台にしたミステリ「メナハウス・ホテルの殺人」に続くシリーズ第2作目。

英国の領主屋敷に滞在していたジェーン。一緒に旅行中の叔母が館の主の男爵とかつて恋仲で、ふたりの間に生まれた娘は男爵の養女になっていた。館の使用人が車の事故で死亡するが、不審な点が多く、ジェーンは事件を調べ始めるが!?・・

 

「記憶書店 殺人者を待つ空間」 チョン・ミョンソプ(著)

ビブリオ系 韓国ミステリ

犯人は、この4人の中にいる!?--

残忍な男により妻と娘の命を奪われたユ・ミョンウ。未解決のまま15年が経過する。。そんな犯人が古書に異常な執着を持っていることがわかり、ユ・ミョンウは、犯人をおびき出すため、古書だけを扱う「記憶書店」を開店するが!?・・ そこに現れた4人の怪しい客ーー

 

「野獣の血」 キム・オンス(著)

韓国初登場1位を記録した映画の原作小説

韓国ノワール

1993年、釜山の港町クアム。やくざ稼業に生きてきた万里荘ホテルの支配人ヒス。港町クアムは、海を挟んだ影島の組織と共存共栄を保ってきたが、ある日、組の所有する工場が襲撃される。影島の組織を疑うヒスは、抗争に巻き込まれていき!?--

 

「未来散歩練習」 パク・ソルメ(著)

韓国作家による実在した事件を絡めた小説

光州事件、釜山アメリカ文化文化院放火事件を当時の子供の目から描く。今を生きる、未来を思うことを描く長編力作。

 

6月発売の翻訳ミステリ

注目!「特捜部Q カールの罪状」 ユッシ・エーズラ・オールスン(著)

北欧ミステリの人気ミステリ第9弾

デンマーク発の人気警察小説シリーズの最新作

22年前から2年ごとに起こる事件の現場には、必ず塩が残されていることに特捜部Qは気づく。。一方、カールは、過去の事件の重要参考人になっていることがわかり!?・・

シリーズ完結目前、特捜部Qが連続殺人事件の謎に挑む!--

 

「二度死んだ女」 レイフ・GW・ペーション(著)

北欧ミステリの重鎮の最新作

刑事ベックストレーム・シリーズ第4弾。

刑事ベック巣トレームと同じアパートに住む少年が、サマーキャンプで人間の骨を見つける。死後2週間ほど経過したアジア系の女性のものだった。しかし、警察の調査で、女性は12年前にタイで死亡していたことがわかる。果たして人は、2度死ぬことができるのだろうか!?・・

 

「陽炎の市」 ドン・ウィンズロウ(著)

陽炎の市
HarperCollins
発売日:2023/6/15

クライムノヴェルの帝王、ドン・ウィンズロウの最新作

2022年に発売された「業火の市(まち)」の続篇です。

アイリッシュマフィアとイタリアンマフィアの抗争を描く新ゴッドファーザーとも言われる作品の3部作第2弾。

 

5月発売の翻訳ミステリ

「闇の牢獄」 ダヴィド・ラーゲルクランツ(著)

「ドラゴンタトゥーの女」などミレニアムシリーズの後半をスティーグ・ラーソンから受け継ぎ、「ミレニアム4~6」を執筆した作家の翻訳ミステリ

北欧ミステリの新境地

ストックホルムで起きた、サッカー審判員撲殺事件。捜査に参加した地域警官のミカエラは、心理学者のレッケと出会う。上流階級のレッケと移民のミカエラは事件の真実に迫るが!?・・

 

「三年間の陥穽」 アンデシュ・ルースルンド(著)

スウェーデン作家による北欧翻訳ミステリ

英国推理作家協会賞受賞作の「三秒間の死角」に始まる《グレーンス警部シリーズ》最新作

3年前、2人の少女が同じ日に失踪した。。児童買春の証拠を手に、グレーンス警部は相棒のホフマンと共に、最も危険な潜入捜査を行なうが!?・・

 

「チョプラ警部の思いがけない相続」 ヴァシーム・カーン(著)

CWAヒストリカル・ダガー賞受賞作家の最新作

インド、ムンバイを舞台にした翻訳ミステリシリーズ第1作。

警官人生が終わる退職日、チョプラ警部は、伯父から「子象」を相続する。署で待っていたのは少年の水死体。チョプラは独自に調査を始めるが、インド裏社会を巻き込む事件に発展し!?・・

 

 「恐るべき太陽」 ミシェル・ビュッシ(著)

<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【海外篇】第5位

フレンチミステリの人気作家の最新作

「黒い睡蓮」で人気を博したミステリ界の新星の新作翻訳小説。

マルケサス諸島のヒバ・オア島に集まった人気作家と作家志望の女性達が次々と死体で発見され!?・・

 

「アオサギの娘」 ヴァージニア・ハートマン(著)

沼地と家族の絆を描く傑作翻訳ミステリ

故郷のフロリダに帰ってきていたスミソニアン博物館勤務の鳥類画家、ロニ。母の荷物を片づけている最中に謎めいたメモを見つける。「ボイドの死についてあなたに話しておかなくてはいけないことがあります」とあるが、父ボイドは、25年前に沼で不審な溺死を遂げているが!?・・

2021年、各種ミステリランキングで話題になった「ザリガニの鳴くところ」の雰囲気も含みつつ。

 

4月発売の翻訳ミステリ

「スウェーディッシュ・ブーツ」  ヘニング・マンケル(著)

CWA(英国推理作家協会)インターナショナルダガー賞 受賞作

CWAゴールド・ダガー賞やガラスの鍵賞(北欧ミステリ最高の賞)など、数々の賞を受賞し、2015年に逝去の北欧ミステリの帝王最後の翻訳作品。

第1回ガラスの鍵賞や15作まで続いた刑事ヴァランダー・シリーズなど、多くの作品を残してきたヘニング・マンケルの最新作となります。

 

「円周率の日に先生は死んだ」 ヘザー・ヤング(著)

[2021年] アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)ノミネート

アメリカ、ネヴァダ州の田舎町。3月14日、円周率の日に焼死体として発見された数学教師のアダム。彼の同僚の女性教師ノラと教え子の少年サルは、アダムの人生の実態に迫っていくが!?・・

 

3月発売の翻訳ミステリ

「知能犯の時空トリック」 紫 金陳(著)

「悪童たち」で話題になった中華ミステリの新星の最新作

新感覚の倒叙ミステリー

県検察院のトップが、計画停電の夜に殺された。唯一の目撃証言からの容疑者は、ベテラン警官・葉援朝だった。。葉への内偵が進められる中、新たな死者が出る。。葉援朝の背後には、彼を伯父と慕う物理教師の影があるが!?・・

 

2月発売の翻訳ミステリ

「帝国の亡霊、そして殺人」ヴァシーム・カーン(著)

[2021年] 英国推理作家協会賞(CWA)ヒストリカル・ダガー受賞作

インドのムンバイが舞台の歴史ミステリ

1949年、インドが共和国になる以前。外交官のジェームズ卿が殺された。。インド初の女性警部ペルシス・ワディアが捜査に乗り出すが、インドの共和国化へ向け独立運動の動きが高まり・・

 

注目! 「頬に哀しみを刻め」 S・A・コスビー(著)

アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞 受賞作

このミステリがすごい!2024年版【海外編】第1位

<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【海外篇】第3位

殺人罪で服役した黒人のアイクは、出所後、庭師として働いていたが、ある日、息子が殺害されたと警察から知らされる。。アイクは犯人探しに乗り出すが!?・・

2022年クライムノベルで話題を呼んだ「黒き荒野の果て」著者の最新作

「黒き荒野の果て」は、このミステリがすごい!2023年版【海外編】でも第6位。

 

1月発売の翻訳ミステリ

「忘れられた少女」 カリン・スローター(著)

新ミステリの女王と言われるカリン・スローターの最新作

新米連邦保安官補のアンドレア・オリヴァーの最初の事件は、40年前の迷宮入りした事件だった。判事の18歳の娘エミリーは、38年前にゴミ置き場で全裸で見つかったが!?--

アトランタ(アメリカ中南部)出身の女性作家による翻訳ミステリ。

 

「だからダスティンは死んだ」 ピーター・スワンソン(著)

「そしてミランダを殺す」「アリスが語らないことは」著者の最新作

「そしてミランダを殺す」は、2018年末、各種ミステリランキングの2位を独占して話題になりました。

ボストン郊外に引っ越してきた版画家のヘンと夫のロイド。隣家の夫婦マシューとマイラの家に招待され、書斎で見てはいけない物を目にする・・マシューを殺人犯だと確信したヘンは、彼について調べ始めるが!?・・