2025年、国内作家の注目の新刊をまとめています。
発売月ごとにのミステリー新刊小説から、注目作品を掲載しています。
2025年の新刊が気になる方に参考にして頂けたらと思います。
1月の新刊ミステリ
「謎の香りはパン屋から」 土屋うさぎ(著)
第23回(2024年)このミステリーがすごい!大賞 受賞作
連作ミステリの短編集
パン屋での日常の謎を解く「美味しい」ミステリ
「焦げたクロワッサン」「夢見るフランスパン」「恋するシナモンロール」「さよならチョココロネ」「思い出のカレーパン」など、5つの謎はクロワッサンのように重なり、カレーパンのように刺激的!
「秘仏の扉」 永井 紗耶子(著)
「木挽町のあだ討ち」で直木賞を受賞した作家の歴史群像劇
200年の間、固く閉ざされていた扉が開く!?ーー
法隆寺夢殿・救世観音像。飛鳥時代に、聖徳太子の姿を模して造られたと言われる。鎌倉時代以降、扉は固く閉ざされ、開けば、仏罰が下ると言われていた。明治時代。近代化と伝統の狭間で揺れ、秘仏開帳に関わった者たち、それぞれの思いとは!?・・
「ロスト・スピーシーズ」 下村 敦史(著)
「闇に香る嘘」で、2014年、江戸川乱歩賞を受賞した著者のサバイバル冒険ミステリ
大手製薬会社のクリフォードは、がんの特効薬になる幻の植物「奇跡の百合」を見つけるため、南米アマゾン奥地への探索チームを結成する。植物研究者の三浦は、ボディガート、植物ハンター、環境問題に取り組む大学生と共に、アマゾンに分け入ってゆくが!?・・ 緑の地獄ともいえる過酷な自然と対峙し!?・・
「偽医者がいる村」 藤ノ木 優(著)
現役医師による医療ドラマ
阿比留一馬は、大学病院での医療事故に関わり、裁判係争中だった。裁判係争中のため、医療行為を避けていたが、偶然遭遇した産気づいた妊婦に同行し、小さな産院に行く。村唯一の分娩施設・竹下診療所で働くことになる一馬だが、そこで、限外集落最後の産院の実情などを目の当たりにし!?・・
「乙霧村の七人」 伊岡 瞬(著)
戦慄のホラー・サスペンス
戸川稔という男により、かつて乙霧村で、一家五人惨殺事件が引き起こされた。22年後、その事件をテーマにノンフィクションを書いた泉蓮が顧問を務める、大学の文学サークルのメンバー6人が乙霧村を訪ねる。そこで、斧を持った大男に襲われるが、閉ざされた集落で何が起きているのか!?・・
2月の新刊ミステリ
「一次元の挿し木」 松下龍之介(著)
第23回(2025年)このミステリがすごい!【文庫グランプリ大賞】受賞作
200年前の人骨が、ヒマラヤ山中で発掘された。遺伝学を大学院で学ぶ悠(はるか)が、DNA鑑定にかけると、4年前に失踪した妹のDNAと一致する。担当教授の石見崎に相談するが、その教授が殺害されてしまう。 研究室からは古人骨が盗まれて!?・・