【飛行機(旅客機)小説15選】航空ミステリなど一覧

航空小説

飛行機ミステリや航空冒険小説など、航空小説をまとめています。

飛行機事故がきっかけになっている物語や戦闘機乗りの物語なども。

古典から近年の小説まで掲載しています。

航空(旅客機)ミステリ小説

「フォーリング ―墜落―」 T・J・ニューマン(著)

高度3万フィートの攻防を描いた航空冒険小説

LA(ロサンゼルス)発ニューヨーク行416便。

機長の元に謎の男からメールが送られる。「飛行機を墜落させろ。さもなくばあんたの家族を殺す」と。。指示に従わなければ、彼の仲間が行なうというが!?機内には裏切り者が!?・・

ヴァージン・アメリカとアラスカ航空で客室乗務員として勤務した作家によるミステリアスでサスペンスフルな、いっき読みも可能なタイプの小説。

 

「座席ナンバー7Aの恐怖」 セバスチャン・フィツェック(著)

閉鎖空間サスペンス

「乗客ナンバー23の消失」でデビューしたドイツ人作家セバスチャン・フィツェックの最新作

精神科医クリューガーは、出産を控えた娘に会うため飛行機に乗り込む。その折、携帯電話に娘を誘拐したという犯人から電話がかかる。「娘の命が惜しければ、乗っている飛行機を落とせ」と・・

事件解決のリミットは、ブエノスアイレス発の飛行機がベルリンに着陸する瞬間!?

 

「プエルトリコ行き477便」 ジュリー・クラーク(著)

[2022年] 翻訳ミステリ読者賞 第5位

展開の巧みさが秀逸な飛行機関連ミステリ

名家に嫁いだクレアはDV夫から逃れるため失踪計画を練り、夫の代わりにプエルトリコに行くことになる。

空港で見知らぬ女性に話かけられたクレアは、見知らぬ女性と身分を交換するが……

 

「シャドー81」 ルシアン・ネイハム(著)

航空冒険名作

ロサンゼルス~ハワイに向かうジャンボ旅客機。無線で旅客機が乗っ取られらと連絡が入る。。犯人は戦闘爆撃機のパイロットというが、旅客機の死角に入らず姿を見せない・・

200余名の人名と引き換えに巨額の金塊を要求する犯人だが!?・・

 

「ホステージ 人質」 クレア・マッキントッシュ(著)

英国サスペンスの女王による航空パニックスリラー

長時間飛行の環境破壊への抗議デモで、物々しい雰囲気の中、ロンドン発シドニー便は、353人の乗客を乗せ離陸する。。飛行中、CAのミナに「従わなければ、娘は死ぬ」という手紙が届く。一方、ロンドンの自宅では、夫のアダムと5歳の娘ソフィアに魔の手が迫り!?・・

 

「ユナイテッド93 テロリストと闘った乗客たちの記録」 ジェレ・ロングマン(著)

テロリストと闘ったユナイテッド航空93便乗客たちの真実の記録

2001年9月11日、高度35,000フィートでハイジャックされたユナイテッド航空93便の離陸から墜落までの機内の様子や管制塔とのやりとり。

アメリカ同時多発テロでハイジャックされた4機のうち、唯一目標に達しなかったユナイテッド航空93便。

絶叫と悲鳴の極限状態から永遠の沈黙まで。。

 

「ジェリーフィッシュは凍らない」 市川 憂人(著)

第26回 鮎川哲也賞 受賞作

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。発明者のファイファー教授と技術開発メンバー6人は、長距離航行性能の最終確認試験を行なっていた。しかし、試験中にメンバーの1人が死体となって発見される。。その後、自動航行システムが暴走し、試験機ごと雪山に閉じ込められ!?・・



飛行機(旅客機)関連の小説

「異常【アノマリー】」 エルヴェ ル・テリエ(著)

[2020年] ゴンクール賞(フランス最高の文学賞)受賞作

[2023年] みんなのつぶやき文学賞【海外編】第1位

純文学的要素もあるSF小説

ニューヨーク行きのエールフランス006便。アメリカ東海岸近辺で異常な乱気流に巻き込まれる-- その結果起こった事態とは!?・・

ニューヨーク、パリ、ナイジェリア、インドなどの場所、殺し屋、作家、弁護士、など、職業もバラバラなそれぞれの人生がある乗客達。

そこに乗り合わせたのは偶然か!?・・

 

「クライマーズ・ハイ」 横山 秀夫(著)

日本ミステリ界の巨匠による旅客機時代小説

1985年、御巣鷹山に墜落したJAL(日本航空)123便。未曾有の大惨事を巡る新聞記者の奮闘。

新聞記者だった著者の実体験を元に執筆された名作。

 

「彼女のいない飛行機」 ミシェル・ビュッシ(著)

飛行機事故で唯一生き残った少女は誰の子か!?

「黒い睡蓮」で知られるフランスミステリ界の新鋭作家によるフレンチミステリ

現在と過去を行き来し話しが進むが!?・・

 

「エドワードへの手紙」 アン・ナポリターノ(著)

12歳の少年エドワードは、旅客機墜落事故の唯一の生存者。

事故直前の機内の状況と共に、その後の彼の成長の日々が綴られる・・

 

航空小説の古典!

「クロイドン発12時30分」 F・W・クロフツ(著)

倒叙ミステリの名作

名作「樽」で知られるクロフツの航空ミステリ

12時30分ロンドン南郊のクロイドン発フランス行き。

その機内で、富裕層の男が死亡する・・ 他殺が判明し、犯人が早い段階で判明するが犯行の手口や動機は!?・・

 

「大空の死」 アガサ・クリスティ(著)

アガサ・クリスチィの初期長編小説

フランス発ロンドン行きの旅客機。機内での死亡事件をきっかけにポアロの謎解きが始まる!?・・

多くの容疑者とトリックの謎。。

 

「翼を愛した男たち」 フレデリック・フォーサイス(著)

軍事ミステリの巨匠、フレデリック・フォーサイスの航空冒険短編集

冒険もの、ファンタジー、戦争と戦闘機乗り達の物語など。

空軍のパイロット経験など、航空事情にも詳しいフォーサイスの航空機にまつわる作品群。

「紅の豚」のネタ元とも言われている1冊です。